川上徹也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
要は、「相手の心にささる話し方についてのコツをまとめたよ!」というわけだ。なので、ただ読んだだけでは、ただのハウツー本になってしまうので、考えながら読んだ。
考えたのは、
話すこと、もっといえばコミュニケーションって何か、ということ。
結論から言えば、それは「自分と相手との間に共感を作りだす」ことだと思う。
話し方について言えば、
具体例を混ぜながら話すのも、
相手に分かる言葉で話すのも、
相手に伝えようという思いで話すのも、
全ては自分の頭の中のイメージ、思い出について相手にも同じように感じてほしい、トレースしてほしいことの表れじゃないだろうかと。
聞き方について言えば、
相手の目や、仕草を見るのも、
相手が一番伝えたいことを引き出そうと質問することも、
全ては相手の頭の中のイメージを、相手が一番伝えたい形で取り入れようとしている証じゃないだろうかと。
こうして、いい話し方、いい聞き方ができるようになれば、共感は得られやすくなる。逆に言えば、共感しようという思いが、いい話し方、いい聞き方につながるのではないか。
コミュニケーション力って、共感する(させる)力、すなわちシェア力じゃなかろうか。 -
Posted by ブクログ
ビジョンって言われてもピンと来なかった人にお奨めしたい一冊。内容も優しくサラッと読めます。まとめると「ストーリーで感情移入させ共感してもらい、動いてもらう。」でしょうか?
★ポイント
▲会社を成長させたければ、経営者はストーリーを語れることが必須条件。
▲ストーリーには感情を動かす力がある。人はロジックでは動かない。感情で動く。
▲ああいう場面で◎◎してはいけない。ではなく、ああいう場面で◎◎してしまうと、◇◇は△△と思ってしまうのでは?それより、こうしてあげれば、◇◇もこう思って、次から▽▽するようになるんじゃないかな?と話そう。注意や説教の場面で。
▲文字を持たない民族はたくさんあるが、ストーリーを持たない民族はひとつもない。
▲ストーリーを作ることは、3人目のレンガ職人になること。
▲プロフィールに失敗は書けないが、ストーリーとなると失敗や挫折や欠点が多いほど、より多くの人に愛され共感してもらえる。
▲人間は、元々全く興味のない人や会社や商品であっても、そのバックグラウンドにあるストーリーを知ることで感情移入してしまう動物。その結果、ファンになったり応援しようという気になる。
▲ハリウッド映画の黄金率に含まれる3要素
①何かが欠落している主人公。
②主人公が何としてもやり遂げたい遠く険しい目標。
③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害。
▲得意先は基本的に、あなたの売ろうとしている商品やサービスに興味がない。また、あなたの会社やあなた自身にも興味がない。
▲営業ストーリーのポイント
①得意先(担当者個人もしくは会社)を主人公に。(プレゼンの場合は消費者等でもOK)
②徹底的なシミュレーション(セットプレーを用意しておく)
③シンプルに徹する(1分以内にまとめてみる。エレベータートーク。CMは15秒)
▲得意先に何が欠落しているかを見つける。(ベタ褒めで不満な点を引出すのも手)
▲交渉は、相手との対決ではない。(例:2分間の腕相撲)相手が乗ってこれるようなストーリーを。「長い目で見れば、仕入れ値を下げてくれればあなたも儲かる」
▲上司に相談するストーリーは完璧にせず、上司に参加してもらい、上司の意見を取り入れたストーリーを完成させる。
▲部下は、自分(部下自身)のストーリーを語ることで認められたと感じる。
▲ストーリーでブランディング(ミッションを明確化)しパーソナルフラッグをあげよう!(例:ビジネスをエンターテイメントに!) -
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演説下手の日本人に向けて書かれた、演説に必要なフレームワークを実例をもとに解説している本。
演説に必要な3つの要素
・何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
・主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標、ゴール
・乗り越えなければならない数多くの葛藤、障害、敵対するもの
人間の3つの普遍的欲求
・金銭欲
・自己保存(健康でいたい)欲
・プライド
3本の矢の法則
→3つの異なるストーリーを矛盾なく1本に合わせると共感を呼ぶというもの。
・志のストーリー
語り手が将来こういう風にしたいというビジョンや目標
・ブランド化のストーリー
他では代わりの聞かないその語り手ならではの差別化のポイント
・エピソードのストーリー
志を実現するために、その語り手が行動していたり考えたりしていることのぐらい的なエピソード
オバマ大統領の演説は、キング牧師と類似している。
リンカーン大統領を意識する
アメリカ建国の理念を確認する
アメリカの地名を具体的に列挙していく -
Posted by ブクログ
シナリオは、
状況設定
葛藤
解決
(シド・フィールド「シナリオ入門」)
誘因
期待
満足
(ニール・ヒックス「ハリウッド脚本術」)
魅力的な主人公を作るのは、主人公の行動
行動の積み重ねが主人公のキャラクターを形づくっていく
「憧れ」と「共感」が魅力的な主人公を作る
主人公のゴールを決める
内的な「欲求」と外的な「目的」
主人公はゴールがあるので、行動を起こして行く
障害を作る ex. 敵対する人間
葛藤
①内的葛藤
②人間間葛藤
③社会的葛藤 個人と集団・組織・社会との間におこる葛藤
④状況的葛藤 自分が置かれている状況との葛藤
ビジネスで使うストーリー3種
①志のストーリー 共感してもらえる理念やミッション
②ブランド化のストーリー 他との差別化ポイント
③エピソードのストーリー 日々のエピソード
良いビジョンとは
①情景が目に浮かぶ
②実現した時のメリットが感じられる
③ひと言で伝えることができる -
Posted by ブクログ
小泉元総理やオバマ大統領、キング牧師などの演説から、その演説がなぜ多くの人々を魅了したかを解説している本書。
演説についての解説もさることながら、実際に話された内容が豊富に収録されていて、それも楽しむことができます。
演説は、
①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
②主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール
③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの
がエッセンスとして入っていれば、それだけで多くの人を魅了することができるとのこと。
それは確かにそうなのかもしれないけど、引用された(海外の)演説は邦訳であるため、原語では韻を踏んでいたり、独特の雰囲気の言い回しを使っていたり、文化的に特徴ある言葉だったりすると、それは伝わってこないのだろうと思います。
そして、演説だけでなく、やはりその人のひととなりも十二分に必要とされてくるのでしょう。エッセンスだけ入っていればいいというものではないはず。
結局のところ、エッセンスがわかっても、名演説を行うというのは非常に難しいんだなぁと痛感してしまった感じでした。
ただ、なんだかんだいって田中角栄の演説が一番すごかったような気がします。
どうりで、地元でカリスマになるわけだ。
特別面白くもないですが、決して読んで損はない本です。 -
Posted by ブクログ
★読む目的 !
ストーリーを活用する!
★読書方法
並列読書
★メインブランチ
『はじめに』 『ストーリー』 『黄金律』 『おわりに』
★INPUT
・人は論理=ロジックやデータだけでは動かない。むしろ感情で動くことの方が多い。極端な例でいくと、ロジックやデータを集め、念入りに作り上げた企画書でも、上司の機嫌が悪いとボツになることもある。ストーリーには感情を動かす力がある。
・文字が発明されるはるか昔から、人類はストーリーを語り継いできた。祖先から伝わるストーリーを持たない民族はいない。我々の祖先は、ストーリーが人に何かを伝えるときに、一番優れた方法であることを知っていた。
・ストーリーを使うメリット:①興味が持てる(話を聞いてもらえる)②感情が動く③記憶に残る④差別化できる⑤失敗を語ることができる⑥感情移入ができる⑦ イメージを共有できる(ストーリーに参加したくなる)⑧人に伝えたくなる⑨ストーリーが独り歩きし伝説になる
・ストーリーの黄金律:①何かが欠落している。もしくは欠落させられた主人公(欠落した主人公が頑張るから、感情移入する)②主人公が何としてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール(立ち向かう主人公が魅力的に映る)③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの(葛藤や障害が多いほど、わくわくどきどきする)
・営業の場合、『得意先に何が欠落しているかを見つける』ことが、ストーリーづくりの最大のポイント。主人公は得意先(担当者個人もしくは会社)。お互い共通の目標を持つと、対立関係が仲間に変ることあり。
★ウガンダの感想
アメリカには『エレベータートーク』という言葉があるそうです。企業家が、投資家を待ち伏せし、同じエレベーターに乗り合わせたふりをします。そして、最上階の役員室のフロアにつくまでの数十秒間に、プレゼンをして投資を勝ち取る。という伝説があるそうです!さすが、『ストーリーテリング』『ナラティブメソッド』などの手法が発展してるアメリカ!一体どんな話をしたのか、聞いてみたいもんです!
★一言で言うなら
『人は感情で動く!』
★OUTPUT
・仕事にストーリーを取り入れる:他人と差別化を図るため、商品知識・開発秘話、メーカーの歴史などを調べる。商品にストーリーを加えることで、平凡だった商品を輝かせ魅力的にする。人は元々興味のあない人や会社や商品であっても、そのバックグランドにあるストーリーを知ることで、感情移入してしまう。
・教訓や道徳めいたことを伝えるときは、必ずストーリーを使う:たんに説教をすると、反発されるので、ストーリーを語ることで、相手の心に抵抗感なく入り込めるため。
・構成は『つかんで、揺らして、満足させる』:『つかみ』でおもしろそうだと思わす。『揺らす』でハラハラドキドキさせる(成功と挫折を繰り返させる)。そして『満足させる』でハッピーエンド。
・自ら上司に働きかける。上司をうまく動かせる人は出世も早く、いい仕事に就く可能性が高い。逆にどんなに能力が高くても、上司との関係が悪ければ、社内で成果を出すのは難しい。部下から働きかけていけば、よりよいコミュニケーションが取れる可能性は高まる。
・満足できない部分があるなら、ストーリーの主人公になる資格が十分にあり。遠く険しいゴールを設定し、一歩一歩踏み出す。障害や葛藤が大きいほど、人の心を動かせることを忘れず頑張る。 -
Posted by ブクログ
人はロジックやデータだけでは動かない。むしろ感情で動くことの方が多い
どんな人にも、商品にも会社にも、ストーリーになるべき材料は必ずある
人間にはストーリーをしっかり長期的に記憶に残すことができるという素晴らしい能力がある
聞く人の立場によって、多面的に解釈できるのもストーリーの優れた点
ストーリーは、差別化できる。 → オンリーワンになれる
ストーリーは、失敗を語ることができる → より深く共感する
ストーリーは、感情移入できる → 人・商品・企業のファンになる
人間は、元々全く興味のない人や会社の商品であっても、そのバックグラウンドにあるストーリーを知ることで感情移入してしまう動物。この結果、ファンになったり、応援しようという気になる
イメージを共有できる → 行動にかりたてられる
人に伝えたくなる → 口コミが広がる
伝説になる ex.ルイヴィトンのタイタニックのスーツケース、ディズニーランドで落としたケータイの話「ここは魔法の国ですから」
黄金律は、人類共通の感動のツボを押す
ハリウッド映画の黄金律
①何かが欠落している、もしくは欠落させられた主人公
②主人公が何としてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール
③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの
構成
TDL方式 つかむ、揺らす、満足させる
ソーシャルマーケティング ex. ヴォルヴィック 1 liter for 10 liter
①分かりやすいストーリーをつくるということ
②生活者がちゃんと主人公になれるということ
③主人公に「いいことをしたな」という満足感を味あわせてあげること
松下電器は、人を作っている会社 ← 松下電器は人材教育に力を入れています
営業ストーリーの描き方
①得意先を主人公に
②徹底的なシュミレーション
③シンプルに徹する
共通の目標を持つために大きな役割を果たすのがストーリー
プレゼンテーションで贈るべきはストーリー
聞き手(クライアント)自身をストーリーの主人公にする
問題を抱えている主人公が、遠く険しい目標・ゴールに向かって障害を乗り越えていく。プレゼンでは、そんなストーリーを軸に「自分たちの提案がいかに障害を乗り越えるのに役立つか」を示していくようにする。最終的には、主人公が目標・ゴールを達成して、こんなにも輝くことができたという未来のストーリーを示す
ストーリーで上司を動かす
相談するストーリーは完璧なシナリオにしない
ストーリーで部下を動かす
上司の役割は部下にストーリーを語らせること
ストーリーのある広報はメディアに取り上げられやすい
メディアはストーリー性のあるニュースを求めているから
それは、読者や視聴者がストーリーを求めているから
ストーリーで商品を輝かせる
まずは商品のことを徹底的に知る
ストーリーが発見できないときの10のヒント
①正直になる。誠実である
②オープンである ex.ガラス張りのデパ地下
③お客さんがストーリーに参加できる余地を残す ex.チキンラーメンのたまごポケット
④約束以上のことをする ex.オーダーされた以上のことをする自転車修理屋
⑤既存市場を敵に回す ex.孫正義の手法 yahoo! BB ソフトバンクmobile
⑥商品そのものを売らない ex.青山フラワーマーケット "Living with flowers everyday."
⑦精神的な満足を売る ex.アメックス「自由の女神修復プロジェクト」
⑧希少性を作る ex.ヤサカタクシー 千台の三つ葉のタクシーの中に4台だけ四葉のタクシー
⑨自分が欲しい商品を売る ex.スティーブジョブス
⑩ぶっちゃける ex.「どの商品も違いありません」とぶっちゃけることで逆に興味を持ってもらえる
ストーリーでパーソナルブランディングする
ストーリーブランディングは、自分自身の「ミッション」を見つけることから始まる
ミッションができたら、それをパーソナルフラッグに書いてみる
ストーリーは常に変わらなければいけない。あるストーリーが成功しても油断してはいけない。成功しているときこそ、変えるチャンス。
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Posted by ブクログ
何か物事を把握する上で、単純に理論や法則のようなものを並べ立てるより、物語仕立てにして考えたほうが分かりやすいでしょ?ってことだと思う。単純に言ってしまえば。
著者が本書の中で取り上げている"ストーリー"は必ず語りかける相手がいる。それは得意先であるかもしれないし、上司の場合もある。部下の場合ももちろんあれば消費者であるのかもしれない。単純に何かしらのプレゼンテーションの場合もあれば商品開発や事業計画の場合もあると思う。
これらがストーリーとして一貫していれば素直にそれを受け入れる下地が出来る場面もあると思う。これに関しては物事の計画を作るうえで"最終的にどうなりたいのか"という理想と、それに至るまでの道筋。つまりはストーリーを立てる必要を再認識した。
これは先日読んだEQ。つまり心に訴えかけるためにはどうすればよいか?ということに対する一つの解であるのかもしれない。もちろん本書でも述べられているとおりこの方式は万能ではない。ただ、"分かりやすい"ということは多くの人にとってはとても重要なことだと思う。
まずはストーリーを作るところから。