川上徹也のレビュー一覧
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江戸時代で商業的に成功した人の行動を、マーケティング視点から現在でも通用する事例を紹介している。
いわゆる藩主と呼ばれる人も2名(富山藩前田氏、富山の置き薬、佐賀藩鍋島氏)紹介されている。
鍋島氏は司馬遼太郎の短編小説で書かれていた内容と同じ箇所もあり、おぉ同じだと思いつつ読んだ。
マーケティングなどと行ってありがたがっているが、実際は顧客のニーズを見極めてそれに会う制度を作れば成功に近づくと言う事がよく分かった。
そしてここでしょう解されている人は学術的な視点ではなく、商売の中で、現在のマーケティングでも通用する手法を採用するという事は、やはり大天才だと言うことだと言うことなんだろう -
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今の時代に一番必要だと思っている〝重要なあるモノ〟――物語――について。
モノ消費に関しては、ネットショッピングの普及で実店舗の存在価値が失われた事は言わずもがな。
著者は“ストーリーブランディング”という言葉を提言する。
「何かの体験をする=コト消費」ではない。
体験型コト消費を狙っても、なかなかうまくいかない。単発消費に留まってしまうため。
大切なのは「コト」と「モノ」を結ぶこと。
そしてお客さんと深い関係をむすんでいく(リピーターか?)「物語(ストーリー)」が必要と説く。
それを「モノガタリ消費」と呼称。
一種のブランディングか。
読んでいて、目に見えない体験だけでは人は金を落とさないものなのかも知れない、と思った。目に見える物への販促はやはり経済に直結している……
アニメの聖地巡礼が成り立つのは作品事態に完成度の高い世界観があるから成り立つことを指摘。それと比較して、土地を活性化しようとする自治体や団体が失敗する理由を「フィクション」としての完成度が低いためと指摘する。ゆるキャラとかも。
5段階の☆評価で失敗、成功の実例を挙げる。
店舗のコンセプトが合っているか、それが「モノ消費」に繋がっているかを著者が分析。
コト消費の歴史。「代官山 蔦屋書店」の成功、インバウンドの爆買いが落ち着く
7タイプの「コト消費」
①純体験型コト消費
②イベント型コト消費
③アトラクション施設型コト消費
④時間滞在型コト消費
⑤コミュニティ型コト消費
⑥ライフスタイル型コト消費
⑦買い物ワクワク型コト消費
小手先の手段ではない。
これも過去に取り沙汰された誤った「選択と集中」の見直しだろうか。
モノづくり専門だったメーカーが「それだけではダメだ!!」と危機感を覚え、切り開いた新境地。
「モノ」と「コト」を繋げる“仕組み”
それは時間をかけての説明だったり、教養の提供にも思える。
手書きのPOP、徹底したその土地らしさ(青森の津軽弁、地産のものを利用した空間)
本屋併設カフェの、本を連想させるネーミングの製品など、ファンが体験したら嬉しい仕掛けの事例などを紹介。
手前味噌ではなく、消費者を没入させるブランディング力の必要性を感じる。 -
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年末、宝塚の中山寺にお墓参りに行った帰りに、尼崎に住む息子の下宿に立ち寄った。大通りに面した駐車場に車をとめ、息子の下宿に向かう道すがら小さな本屋さんがある。その書店の店主、小林由美子さんのエピソードをまとめたものが本書だ。その小林書店の一面は本書がずらりと並んでいる。
ノンフィクションである由美子さんのエピソードの間に、フィクションである本の取次会社の新人社員の成長譚が差し挟まれる。ノンフィクションのエピソードは心打ち、痛快でもある。エピソードを引き出すノンフィクション部分も面白かった。
町の本屋さんが成り立っていた頃を知っている。本好きは、本屋さんで本を買わないといけないな。 -
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ただ売るだけでは売れない時代。
その商品の、制作サイドしか知らないストーリーを伝えたほうが、売れるという話。
確かに客がそのストーリーに感動したら商品が魅力的に映るだろうけど、逆にストーリーを発信していない良い商品もたくさんあるはず。ストーリーに騙されて高い商品を買わされるってのもなぁ、、、
☆物語を使う7大メリット
・興味を持ってもらえる
・感情移入してもらえる
・記憶に残る
・オンリーワンになれる
・失敗を語ることでより深い共感を得る
・イメージを共有できる
・口コミをしたくなる
☆デメリット
・理性に訴えた方が効果が高い場合もある
・物語は食わず嫌いされる可能性もある。
・肝心の商品の品質が良くなかったり、物語が嘘の場合致命的なマイナスとなる。