田坂広志のレビュー一覧
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田坂先生の本を最近、集中して読み始めた。なかなか深いことを言っていてためになる。最近の一番のお気に入りは、資本主義の未来について書かれた本かな。
田坂広志著「なぜ働くのか~生死を見据えた仕事の思想」PHP文庫(2007)
*仕事の思想を見につけるには3つの原点から見つめることが必要である。①「死生観」とは生死という深みにおいてみることです。②「世界観」とは世界という広さにおいてみることです。③「歴史観」とは歴史という流れにおいてみることです。
*人間誰しも、人生最後の場面に向かって歩んでいる。若き日に死生観と見につける。人は必ず死ぬとの覚悟を定め、いかに死ぬかを求め、思想を深めていく。
*恵 -
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田坂広志著「人間と組織を動かす力 企画力」PHP文庫(2009)
*企画書を書くときには、決して忘れてはならない。企画書においては企みを語れ。企みを、面白く、魅力的に語れ。その心得を決して忘れるな。企みとは、世の中をよりよきものに変えたいということである。
*「知行合一(ちこうごういつ)」の心得。つまり「企画力」と「実行力」をわけて語ろうとするな。
*「何を行うか」よりも「何故おこなうのか」を魅力的に語れ。
*①「企み」の背景にある『ビジョン』を語る。②「企み」を『目標』に翻訳する。③以降は「目標」を『戦略』へ、「戦略」を『戦術』へ
*読みやすい企画書は「自問自答」のスタイルである。
*顧客 -
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田坂広志著「使える弁証法」東洋経済新報社(2005)
*ヘーゲルの弁証法
①「螺旋的発展の法則」
→「未来進化」と「原点回帰」
→未来進化においては、「便利になった懐かしいものが復活してくる」と同時に「懐かしいものが残りつつ、便利になっていく」。例)書籍の進化:データと紙の共存と共生
→ダーウィンの進化論では、進化とはたんに「新しいもの」がきえ「古いもの」になるわけではない。つまり、魚類、両生類も共生し棲み分けている。つまりは生物種が多様化を遂げていく。
→(1)「螺旋的発展」において、何が復活しているかを読む(2)「合理化」と「効率化」の中で何が消えていったのかを見る(3)「その段階」でそ