荒川弘のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ連載が始まってから楽しみにしていた本作。
面白かった。
強国、パルス。
気が優しい、ちょっと頼りない王子、アルスラーン。
民からもそういった声がささやかれるくらい。
お父さんが威厳を顔に張り付けたような人なので、真逆な感じ。
それでも、剣の練習をし、いつの日かの戦に備える。
そして、迎える初陣の時。
いつものようにパルス優勢であるだろうと思われたその戦が不穏な幕を開ける…。
最初こそ和やかな場面もあるものの、奴隷についての描写、捕虜に対する仕打ち…戦の世のそういった面も描かれる。
“戦記”だもんね…血なまぐさいお話になるよね…。
1巻の間に形勢が一気に変わるので、夢中になって読んだ。
ア -
Posted by ブクログ
笑いました。
が、笑いごとではない話が多かったりするかもしんない。
豪快というか大らかというか。
もちろん、あえてそういうポーズとってるってこともあるんでしょうけど。
おしごとで十勝毎日新聞読む機会があるんですけど、一面コラム「編集余録」を歌人の時田則雄さんが書かれる回が好きです。
時田則雄さんも「百姓」を自称しておられます。
ちょっとその文章を彷彿とさせます。
それから、十勝毎日新聞や日本農業新聞にも農機具による事故の話はでてきますが、「一瞬で下半身マッパ」どころでないことも多いようです。笑い話で終わればいいんですけどねえ・・・。注意してくださいね。 -
Posted by ブクログ
国内のルシタニアもなんとかしなければいけないけど、隣国シンドゥラが小うるさいのでなんとかしましょう。「オー、アナタトモダチ、アエテウレシイ」を地で行くラジェンドラの登場です。どこの値切り商人だよ(アッサラームだよ)。
道中のナルサスの「とある王様偉人伝」の批判が手厳しい。美談という皮に包まれたナルシズムと切って捨てる彼は、やっぱり宮廷画家でなく宰相が向いているはずです。ジャスワントもそう思うはず。
バフマン死亡フラグ。死を覚悟している老将軍。彼自身の苦悩が、アルスラーンへ自身の存在理由を突きつけます。
ダリューンの言葉は、王太子としてのアルスラーンを救うには足りないけど、個人としてはこれ以 -
Posted by ブクログ
原作は読んだ事がない。しかしコミック読むだけでも、決して原作によりかかってはいない、内容を十二分に咀嚼し、「荒川弘版アルスラーン戦記」になっている事は百目瞭然(隅からすみまで見て、すべてがその事を示しているという意味の私の造語、笑)である。
名前からして舞台の材料はペルシャからとっている。しかし、どうやら歴史としては描かずファンタジー歴史小説として描いているので、どうなるのか読者は判断つかない。
戦争と平和、奴隷と自由、王統と異端、様々な「世界の矛盾」を漫画らしく、眼前に展開し、きちんと文字としての台詞で、問題提起も怠らない。新たな「歴史」が我々の目の前に広がる。
どうやらものすごくゆっ