伊藤真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
法制実務の場で、いつも問題になることなのだが、ある理念や指針が「自明の理」である場合に、「わかりきっているから、あえて条文化する必要はない」という立場と、「念のため条文化しておいても問題はない」という主張が対立して、決め手を欠いたまま議論が堂々巡りを繰り返すことがある。うん、よくある。
本書にも、このような議論が何度も出てくるわけだが、そういった場合の解決策のヒントとなりそうなことが、本書の冒頭に説かれている。
つまり、「この法律(ここでは憲法)は何のために作られるのか、この法律の本質は何か」という議論に立ち返って、これをメルクマールとして規定の必要性を判断すべきということだ。
実務の現場では、とかく細かい論点の整理に追われがちであるが、「木を見て森を見ず」の状態となってはいないか。自らへの戒めとしたい。 -
Posted by ブクログ
東京大学法学部卒業後に司法試験に合格し、
伊藤塾の塾長として司法試験や公務員試験などの受験指導を行っている伊藤さんが、
「司法試験の成否を分けるのは"頭の良さ"ではなく"続ける力"だ」ということを書かれた一冊です。
“すべての成功は「続ける力」から生まれる。そして「続ける力」はだれもが持っている。あなたがこれまで飽きっぽく、思うように成果を上げられなかったのは、その力を引き出す方法を知らなかっただけなのだ。著者は長年にわたる受験指導の経験から、最難関といわれる司法試験であっても、成否を分けるのは「頭のよさ」ではなく「続ける力」だと確信する。本書では、よい習慣のつくり方、やる気の維持法など、豊富な経験から培われた「続ける力」を発揮するコツを伝授。”(「BOOK」データベースより)
この本では「"続ける"ことはなぜ難しいのか」ということから始まって、
「"やる気"を続ける技術」や「勉強・仕事をやりとげる計画術」、
「とっておきの記憶術」などが系統立てて書かれています。
誰しも「続けることは大切なんだ」ということが分かっていながら、
どうしても続けることが出来ないことを克服するための内容が書かれています。
この本の中では続けるための心構えや記憶のメカニズムが分かりやすく書かれているほか、
時間の有効的な使い方や計画の仕方なども分かりやすく書かれていました。
“「睡眠時間を削らなければ、新しいことをする時間が捻出出来ない」と思っている人には、起きてから寝るまでの自分の一日を、十五分単位で見直してみることをお勧めします」(本文P118)”
記憶術や計画術などのノウハウが書かれている本ではなく、
毎日の生活の中で何かを続けていくためにはどんなことが必要なのかが書かれていて、
読んでいてなるほどそうだなと思えることがたくさん詰まっていました。
また、後半は事業を成功させるためにどのようなことが必要なのかということを、
ご自身の経験を交えて心の持ち方や自分なりの価値観の持ち方などが書かれていて、
単なるノウハウ本ではないんだなということに気づかせてくれました。
司法試験という最難関の試験に挑戦して17年かかって合格した主婦の話や、
50才を過ぎてからコツコツと勉強を続けることで合格した会社員の話など、
自分でも頑張れば何かを成し遂げることが出来るんだということも教えてくれる一冊でした。
こういう本は子どもたちにも読ませたいですし、
毎日の仕事に追われながらも一生懸命頑張っている大人にも読んで欲しいですよね。 -
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深く伝えるとは、データや情報をうまく伝えると言う意味ではなく、知恵や考え方など、人間の「本質」部分を伝えた事が、相手のエネルギーの源泉となり、相手に火をつける引き金となり相手の行動が変化する事と定義している。
普段色々な場面で話をしている時はわかっているような感じなるがその人に話そうと思った時、どういえばいいかが分からなかったり、話しても、「それで?」的な気まずい雰囲気になってしまう事があるが、そういう時は自分は、深く理解していないので、相手に深く伝えるどころか上手く伝える事も出来ていないのだと、読んでいて自己反省した。
本書では、伝えるテクニック的な事も書かれているが、それ以上に自分の人柄や雰囲気、情熱が重要であり、論理はその次だと説いている。
具体的にはP63で、人を説得するには「エトス(人徳、人柄や雰囲気)」「パトス(情熱、感情)」「ロゴス(知性、論理性)」の順番で、その人の「全人格」をかけて行う。説いている。
なるほどと思った点
「もっと聞きたい」と思われる3か条
・テーマに関して流れをつけて、全体に一貫性があるイメージを持たせる。
・「具体的」にはなす
・「対になる言葉」をキーワードとして使う。
何を伝えたいかによって、伝え方を変える
・「事実」を伝える時は「正確さ」が重要。
・「自分の意見」を言うときは「論理性」に気をつけて論理に矛盾が無いか、独りよがりになっていないかを気を付ける。
・「気持ち」を伝える場合「素直」につたえる。
気に入った言葉
・自分の思いを人に伝えるのに、正しいとか間違っているとか、恥ずかしいと言う事はない。
・ちょっと意識を変えるだけで伝える勇気は生まれる。
・ゆっくり、急げ
・全ては小さな一歩から始まる。「自分一人がやっても何も変わらない」と思って誰もやらなければ、本当に何も変わらない。 -
Posted by ブクログ
今年度に入り、資格の勉強を始めようと思い、改めて勉強法に関する本を読んでみた。
この本の著者は、司法試験のための「伊藤塾」の塾長。
司法試験という難関試験を教えている塾長ということで、どのような勉強法があるのかと興味を持った。
実際には、かなりハードな内容もあり、すべてを実践することは難しいが、勉強に対する姿勢や進め方は実践してみたいものがあった。
まず、全体像を把握するために目次をコピーすること。
これは他の本でもいわれていたが、目次をすべて確認してどのような内容が書かれていて、どのような構成になっているかを確認することが大切だということである。
本を購入するときに内容は確認するが、改めて学習の進め方を確認する意味でも、進めている最中に自分が今、どの部分を学習しているのかを確認できる。
つづいて具体例をメモすること。
これは自分も同様なことを実践しているが、抽象的な内容だけでは理解度が浅く、応用がきかない。
具体的な例を理解することが大切である。
そしてセルフレクチャー。
これも過去に読んだ本でも書いてあったが、自分自身に講義をする。
これは、内容をしっかり理解していないと出来ないことである。
実際やってみると、自分がどこを理解できていないかがわかり、学習にかなり有効であった。
このほかにも参考になることはあるが、実践できるのはこのくらいであろう。
勉強法は最終的には自分で自分にあったものを手に入れるべきであるが、こういった本からいろいろな人のやり方を参考にするのは大切である。
有効に活用していきたいと思う。 -
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和田秀樹
・入試は対策がはっきり示されていて、きちんとこなす努力がものをいう。
・知識、推論、メタ認知
・人に説明して理解度アップ
・シミュレーション、別分野への応用、多面的な見方
・メタ認知トレーニング
・隙間時間を無駄にしない
・家族を犠牲にしない。一緒に勉強。
竹中平蔵
・簿記3級
・定点観測、外の風に当たる重要性
藤原和博
・正解主義から修正主義、納得解
・目指すは二流の1番
・1万時間で自分の可能性を広げる
・100を目指せ
・名刺に頼らない自己紹介
・プレゼンは聞き取りに力を入れる
池谷裕二
・翌日、1週間後、その2週間後、その1ヶ月後の復習
・興味でシータ波、復習効果大
・空腹、歩行、気温が記憶のキーワード
・新しい事は少しずつステップアップ
・まずは全容を大まかに把握
・逃げ道を知っているだけでストレス減
・アセチルコリンを抑制しない風邪薬を
・朝は思考系、夜は記憶系の勉強
伊藤真
・目標は満点ではなく、合格ライン
・過去問は最高の問題集
・計画の可視化
・曖昧な100の知識より10の正確な知識
・基礎を固め、優先項目を押さえる
・間違えた問題はノートに書き出す
・スランプは努力の証。原因を書き出す
・10倍の時間をかけて準備 -
Posted by ブクログ
「試験」を受ける機会が増えてきたので、ちょこちょことこういう勉強法本を読んでます。
「頭の良さ」より「続ける力」という帯のコピーに惹かれました。勉強していると、落ち込むことは多々あります。「なんて私は頭が悪いのか」「なんで覚えられないのか」→「もうあきらめようかな…」。そういう私にはぴったりの本でした。
「続ける」ための「コツ」として「習慣化」「反復」「計画」といった基本的なことも分かりやすく解説されていますし、とりわけ私に新鮮だったのは「スランプになるのはがんばっている証拠なので、スランプの自分にごほうびを」「必死に考えて下した決断は正しい」という部分。
とても励まされました。
「ダメだな」と思った時にこそ、また読み返したい本。 -
Posted by ブクログ
「人生とは選択の連続であり、過去の選択の結果が今の自分である。従って現状は自分の責任である。」
この部分に関しては、全く異論はなく、その通りであると思います。
著者は、東大卒で司法試験に合格し弁護士になるも、弁護士の資格を捨て、司法試験の教育者となり、最終的には自分で受験指導をしていく塾を開設したカリスマ塾長です。
著者は、自分の人生を振り返りつつ、人生の岐路でどのような決断をしてきのかを解説しています。
・小さい選択を積み重ねる=勉強である
・ワクワクする方を選択せよ
などといったアドバイスも書かれています。
著者にとっては、良き選択だったことに疑う余地はありません。
ただ、これは誰にも当てはまる普遍的なものではないと思います。
さて、これを読んでどのような選択をするか・・・
ですね。(笑)