感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年11月03日
法学部でしたが当時は全然真面目に憲法の勉強をしていませんでした。
昨今の改憲騒動と、参院選を前にして伊藤さんの本なら、と思い手にしたのですが大変分かりやすく、読み応えがありました。
日本国憲法の存在意義、その価値、改憲するということが何を意味するのか、9条を変えると何が起こりうるのか。
そういった...続きを読むことが端的に、分かりやすく書かれています。
政治家の発言の漠然とした印象などだけで判断し、実際に憲法が変わったら一体何が起きるのかを深く考えていなかったことを、反省させてくれます。
当たり前のことなのに目の前の小さな問題に目を奪われて考えが及んでいない大事なこと。
理路整然と、過不足なく指摘されている一冊です。
多くの人に読んでもらいたいと感じました。
Posted by ブクログ 2012年02月02日
漠然と憲法を勉強し、憲法のもつ意義とは何かというのをあまりよく考えていなかった。あらためて、小学校か中学校で初めて憲法の前文を読んだときの感動がよみがえった。理想を追求しようと、少なからぬ日本人が崇高な気持ちになったはずなのだから、それをないがしろにしてはいけない、という決意が沸いてくる本。単なる司...続きを読む法試験予備校だと思っていたイトマコに通っていた人たちが、今更ながら羨ましくなった。感謝感謝。
Posted by ブクログ 2011年03月08日
日本国憲法はかくも美しい
多様性を受け入れる
個人の尊重
世界全体の平和の希求
他者を思いやる気持ち
…
自分が求めていたものはこんなにも近くにあった
本当に本当に美しい
世界中の人に知ってもらいたい
そう思えます
ぜひ読んでもらいたい!!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
いかに今の政治家たちがいかに低レベルな話しをしているかがわかり憤りを感じます。
政治家なんてしょうもないです。
日本の憲法のすばらしさがわかりました。
またいつか読もう。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
伊藤塾塾長の憲法に関する話
今年、憲法改正の国民投票法案が可決され、改憲の準備が着々と進んでいます。
伊藤氏は、憲法調査特別委員会の参考人として憲法改正についての話をされたそうですが、そこでの議員は50人中、半分しかおらず、しかも皆、途中で出たり入ったりをしていて愕然としたそうです。
こ...続きを読むの国は憲法を変えるというみはまだ未熟であると伊藤氏は感じた。
日本では確かに憲法を変える理由が古いだの、自衛隊の地位があいまいなどといった理由から改憲の流れができているが、憲法を変えた結果、どのようなことが起こるのかをよく考えていないように見える。
本書を読むと憲法を変えることの重さがよく分かる。
自民党の憲法草案は非常に問題があることが分かる。
自衛隊の任務についての扱いも国会の承認その他の統制に服する。とあるように国会の承認なしにも出動ができるなど危険な状態です。
憲法について、国民投票法の問題点、9条を改憲するか否か、日本が目指すべき平和主義などについて非常に明快に書かれています。
改憲賛成派の人もぜひ読んでみると言いです。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
司法試験対策では有名な伊藤真著者の本です。
伊藤塾メソッドのようにこの新書も非常に分かりやすく書かれています。
初心者でも内容を理解しながらじっくりと読めますし、専門的な知識を有する方でも
復習にあるいは内容の確認に使えると思います。
ただし、分かりやすさに特化したあまりに文章によっては内容がちょ...続きを読むっと飛躍していたり、誇張していたり、言い切っている箇所があるように思えます。
ですが、その点を差し引いても良本だと思います。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
前半は国民投票法の問題点と憲法の基本的な解説を、
後半は9条護憲派の著者が改憲派の様々な主張に反論を行っている。
同時に自身の立場への反論に対する再反論も述べており、主義主張が徹底していて分かりやすい。
安倍総理辞任で憲法改正論議はひと休みとなるだろうが、主権者としてこれくらいは知っておきたい...続きを読む。
Posted by ブクログ 2014年10月28日
伊藤塾の塾長として知られる著者が、日本国憲法に込められた立憲主義、民主主義、平和主義の意義を分かりやすく解説し、性急な憲法改正論に対する反論をおこなっています。
著者の主張は、集団的自衛権に関する法案を整備することによってではなく、東アジアにおける集団的安全保障の枠組みを構築するべきだというもので...続きを読む、そうすることで日本国憲法の平和主義の理想を現実に生かす道が開けると論じられています。
個人的には、本書の議論に全面的に賛成ではないのですが、実質的に集団的安全保障のような枠組みが形勢されるという可能性も視野に入れておくべきだと思います。とくに、今後アメリカと中国が経済的な結びつきをますます強めていき、むろんさまざまな葛藤は含まれるのでしょうが、中国が覇権主義的な態度を剥き出しにすることがなくなったとき、日本がどのような外交・安全保障政策を取ればよいのかということを考えておくべきでしょう。
Posted by ブクログ 2011年09月21日
僕が学生の頃は「司法試験の神様」。いつの間にか憲法学者になったんだ?
実に平易な語り口。考え方も自分と近しく安心する。
ただあまりにまっとうすぎて、刺激に乏しい。
Posted by ブクログ 2011年03月19日
憲法の考え方を手軽に知るという点では優れた内容だ。しかし、ついてたオビやタイトルから連想されたのは、上述した様な内容。だが、大部分は著者の憲法に対する思想である。私はこういった売り方は適切ではないと考える。ミスリードする売り方は謹んでもらいたい。
Posted by ブクログ 2014年10月26日
[ 内容 ]
国民投票法が成立し、今後、憲法改正論議が活発化することは間違いない。
世論調査では改憲容認派が過半数を超えると報道されているが、こと九条に限っていえば「今のままでいい」という人たちも多数存在している。
本書は、司法試験の受験指導で定評のあるカリスマ塾長である著者が、日本国憲法の特長や意...続きを読む義だけでなく、国民投票法、九条にまつわる議論についてわかりやすく解説。
立憲主義、民主主義、平和主義を愛する立場から、「今の憲法は捨てたものじゃない。
憲法の力を見直そう」と語りかける。
[ 目次 ]
はじめに(政治的なクーデターが起ころうとしている 議論することが民主主義の基本では? ほか)
第1章 このままで公正な国民投票ができるのか(改憲論議をする前に 護憲派ではなく立憲派として ほか)
第2章 美しい日本国憲法(憲法と法律は違う 憲法が守る、少数派の人権 ほか)
第3章 そんなに九条を変えたいですか?(九条改憲賛成派の論理について 日本国憲法がめざす平和主義)
おわりに(「改憲」ではなく「壊憲」 戦争に加担したくない ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]