清水亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私が知る中で(この本の筆者は)一番プライドが高い人だなと思いました。
「プライドが高い」とは過去の栄光に引きずられて他人の意見を謙虚に聞くことができないという意味ではなく、「誇り」を持って生きてきたプログラミングバカだなあと。←ほめています
164ページに玲子さんという女性が出てくるのですが『なれる!SE』のカモメさんを思い出しました。もう少し玲子さんの話を書いてほしかったです。
214ページのパラダイムシフト(常識の塗り替え)の加速化の話も、その通りで我々はいい時代(面白い時代)に生まれたよなーと思いました。
223ページの「どんな場合も、ピンチの時はまず教育に金を投じるべきである」は -
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Posted by ブクログ
ネタバレ意思を持っているように見えても、それは錯覚に過ぎない。
AIの進歩が急速に進む中、それをどう理解し、どう使うのか。これからの世界に必要なのは間違いない。というより、必要に迫られるだろう。
人工知能かなり奥が深い、1900年代中頃くらいから研究が積み重ねられてきたのも知らなかった。仕組みの話はさらっと読んだだけでは理解が難しい。AIのリスクに関しても、興味深いものがある。生成系AIのバイアス問題(社会の鏡)やフェイク、著作権など、今後も様々な問題が出てくると思うが、未然に予測できるのだろうか。
これから先必要になる価値は「思いやり」や「クリエイティブ」なのかもしれない。AIとともにこの先の未来を -
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Posted by ブクログ
大規模言語モデルを使いこなすために一番重要なことは、決して相手を知性のある存在だと考えないことである。鏡は、映るものは全く現実そっくりに見え、鏡の中に別の世界があるかのような錯覚をしてしまうが、ただ入ってきた光を跳ね返しているだけで、現実世界について何一つ理解はしていない。大規模言語モデルもこれと同じである。
チャットGPTをどう扱うかは大学でも議論されているが、AIを一度も使わずに卒業した学生よりも、4年間フルで活用してきた人材が有用と見なされるだろう。
AIが人間の思考に与える影響として懸念されるのは、人間の脳の一部の機能が退化するリスクがあること。
不正確な表現が含まれた情報を学習してる -
Posted by ブクログ
ネタバレChatGPTとは何か。Generative pre-trained transformerとは何を行なっているのかということを平易な文章で説明しており専門知識がなくてもわかりやすい。また実用的にAIをどう使うかという事や何が出来ないかという事を具体的なプロンプトを交えて説明していて、ChatGPTに関する理解が本書を通じてより深まった。
画像系などの生成AIやチャットボットの歴史などの解説も興味深く読めた。
著者の主張で印象的だったのは、人間はインターフェースに対して錯覚を起こす習性があるのでAIを「知性のある存在」だと考えてはいけないという点。筆者の言葉では(ディープラーニングによる)A -
Posted by ブクログ
生成AIの発展は、技術の進歩と社会の進化に大きな影響を与えることが予想されます。そのため、倫理的な観点や法律的な規制を考慮しながら、生成AIの研究と開発を進める必要があると感じました。
総合的に言えば、生成AIは非常に魅力的であり、革新的な技術ですが、その使用には慎重さと責任が求められると感じました。将来の発展に期待と同時に、適切な管理と規制が必要であると考えます。
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こちらの回答はスマホアプリ"GPChat"で作成されました。
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何かと話題の生成AIについて、その歴史から仕組み、今後の展望まで分かりやすく描かれています
この書籍自体がGP -
Posted by ブクログ
これからの子供にとって必要な教育はクリエイティビティーとホスピタリティー、創造性と真心と優しさ、このにてんをどう学ぶかである。良いのは最低限のプログラミング技術である。英語はAIに任せれば良い。人間として求められる価値が変わる。例えば田舎では走る力が衰える。車が走ることであるくことの価値が下がるのである。大事な事はあるものに対して作り替えるようなクリエイティビティー。
簡単に創造性と言えるが自分の頭で考えることだ
自分の頭で考えたことでら楽しく豊かになると言うことを意識し続けることだね。それが1番大切なことだ。英語も必要ねーよ。それよりもAI動かせるように訓練したほうがいい。
人がやらない -
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Posted by ブクログ
元ドワンゴの清水亮さんによる生成AIの解説本。幻冬舎新書から同種の本を出したばかりのところで内容に違いはなさそうな気がする。
インターネットの誕生から生成AIまでの歴史が振り返られた後、生成AIで何ができるのかが語られ、実際のプロンプトとその結果が紹介される。
本書の良さはその辺りよりも、清水さんが語る未来のAI像で、人間の生き様を残してくれる存在としてのAIのあたりだろう。ガンで死んだ奥さんの声をAIを使って復活させ、新曲を歌うAIアーティストの例など、もっと高度になれば最愛の人を完全に置き換えることができるかも知れないわけで、そんな世界は案外遠くないかも、と思わせる。
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