清水亮のレビュー一覧
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ネタバレプログラミングとは何か、かなりの数の具体例を挙げて教えてくれる本。
プログラミングとは、ある目的を達成するための手段のこと。実生活でいうと、身近な人達に楽しんでもらえるよう計画する結婚も、プログラムであるといえると記述されている。
子どもの将来を正しく導く教育もプログラミングであると述べられているが、この考えには何となく違和感というか不気味さを覚えた。子ども側から考えると、もちろん意思を持つことは許されるけれど、人生を勝手に決められているような感じがして少し怖い。
人類が能力をつけるために勉強する機会は無くなると著者は述べているが、私も同感である。誰でも何でもできる時代がやってくるのは怖 -
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原作者の清水亮さんが昔から結構好きなのですが、その最新著作がマンガで出ると知って、購入してみました。
日常の仕事をプログラミングの知識を持ってやると効率が上がるよ、という内容の本ですね。個人的に、プログラミングの知識は普通の人よりは持っていたため、内容についてはすんなり頭に入ってきました。というか、割と既知の内容が多かったという印象はありますね。
チェックデジットとか、昔、マシン語の入力を手でやっていたときにあったなぁ、と懐かしく思い出しました。ともあれ、まったくプログラムについて知識が無い人が読んだ方が良い本かな、とは思いました。
あと、ストーリーは結構面白いですし、ラストも意外な展開 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在日本で人工知能を産業界で大きく牽引している清水亮さんが(当時の)日本の人工知能開発の最先端を担う方々にインタビューをした「よくわかる人工知能」だ。これも2016年の出版なので、この本が出版された時点から色々と世の中は動いてしまっているのだが、依然として方向性について理解するにはとてもわかりやすいと思う。・・・というよりも、今となってはAIについての変化が早すぎるということを実感するための良書という位置付けとしてもよいかもしれない。
本書は基本的に「清水さんが話を聞く」というスタイルなので、本人がノッている場面とそうでない場面で、あからさまにテンションが違っているのが面白いところだ。言い換 -
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ネタバレ清水氏と8人の対談本。かなり豪華な内容。あと甘利教授が加われば凄かったのに。
ダグラス・アダムスの銀河ヒッチハイク・ガイドは読んどいたほうがいいらしい。6冊のシリーズ。
イエスセット、ローボールテクニックあたりは心理学の話。
ホルモン重要かもしれない。
コネクトームは脳だけにとどめていくのはもったいないというPEZYの社長は壮大だけど、ある程度は実現するんでしょう。AGI/ASIができるころは社会問題もそれらが解決するようになるんでしょうね。ドラえもんのアニマル惑星にならないといいけど。
事例的には老化は止められるかもしれない。若返りはまだ事例が観測されていない。ただし、老化が止めら -
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対談形式ってやっぱ読みやすいし特に先端の技術とかでまだ理論じゃなくって思いが重要みたいなところではすごく使い勝手のよい形式ですねえ。PEZY Computingの人とかすげえ。Rockだ。カーツワイルレベルやんないと仕方ないでしょうって!最初の松尾さんのところで、ああ、知性ってときに高次の次元があるってのがすごく重要で、人間の場合多分その認識レベルが目というデバイスに適したFWまでしかないのでそれより高次にはなかなか行きづらいということを感じました。それで、ディープラーニングというか機械学習全般で、この目というデバイスに付随するFWに頼っていた知性というものが、次元の制約を超えるってのがでかい
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Posted by ブクログ
日本の人工知能界の第一線で活躍する様々な企業のエンジニアや研究者そして大学の先生との対談を通して、今現在の人工知能の動きを紹介する好著です。
松尾豊先生とのディープラーニングを中心とした対談からディープラーニングを支えるGPUなどのハードウェア、そして最新の人工知能で可能なこと繋げて、汎用人工知能と受動意識説からシンギュラリティが巻き起こす未来まで大きく創造を広げての展開は圧巻です。
それぞれに凄い人ばかりの登場ですが、ペジーコンピューティング創業者の斎藤元章氏が頭二つほど抜けている感じ、やっていることも凄いけど、創造力が半端なく素晴らしい!