あらすじ
2022年、文章生成AI「ChatGPT」や画像生成AI「Stable Diffusion」など、一般ユーザーも気軽に使える生成AIサービスが次々と現れて世界に衝撃を与えた。すでに「一億総AI活用時代」が到来した様相だ。「人間の仕事が奪われる」などとメディアは煽るが、その特性を正しく知って使えば、生活やビジネスの効率が大幅に上がるのは確実である。本書は最新のAI研究からその歴史、仕事への活かし方、AI時代に人間が鍛えるべき能力まで、人工知能研究の第一人者が解説。「AIを使う人間」と「AIに使われる人間」の分かれ目がここにある!
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AIの歴史、仕組み、社会への影響を分かりやすく解説した本。技術者が一般向けに書いているのでバランスが良い。最後の章の未来への提示も示唆に富むものだった。
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これから必要な力はクリエイティビティとホスピタリティ
これら持ってAIを活用する。AIと共存することも今のこどもは育つ必要がありそう。
AIをうまく活用してすることがその人によって幸せになる。
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結論としては 思いやりがある まごころということが人間のなすべきことだ
本を書いている GPT 4 全部の作業を AI だけではできないと 私は思う そのように書いてある
しかし 本の言いたいこと 論旨 10 ページ分くらいであるという まさにそう思う
AI だけで大部分はかけてしまう その技術が データがある
何を書きたいかという方向性 結論は 人間が考えなければならない部分であろう
GPT に プロンプトを 指定すれば何でも 生成できてしまう 文章も 今では画像もできるようだ
GPT は トランスフォーム 文章のつなぎ方を変えるのである 長文も可能
近い将来にネットの情報の大部分は AI が作ったものになるだろう そう 予測されている
著作権の問題は曖昧だ 今後 増える 歴史として語られたものは 必要であったか
上手な利用方法は理解していないとできない
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『教養としての生成AI』
【こんな人におすすめ】
・「生成AI」。そもそも何なのか?を知りたい方。
・「生成AI」。何ができるのか?を知りたい方。
・「生成AI」。現在の仕事とどのように関連づけるのか?を知りたい方。
・「生成AI」。現在までの沿革・歴史を知りたい方。
【著者】
著者清水亮氏は、6歳からプログラミングを学び、アメリカ/マイクロソフトで上級エンジニアとして活躍後、ドワンゴに参画しています。2004年に情報処理機構より「天才プログラマー/スーパークリエイター」に認定されています。
【本書の醍醐味】
著者は多くの執筆をしています。1冊の執筆最高速度は24時間だそうです。しかし、この著書「教養としての生成AI」は10時間で執筆を完了していると記述しています。理由は、生成AIを活用しての執筆だからです。プログラマーであり、かつ生成AIを熟知した著者が書きおろした一冊、専門家には消化不良もあるかもしれません。しかし、基本的な内容を知るには十分な内容といえるのでは?と考えます。
【生成AIって何?】
生成AIとは、大規模言語モデルです。もう少し具体的に説明をすると言葉を学習したAIです。AIを構成する要素は大きく3つあります。それが、ハードウェア、ソフトウェアそしてデータセットです。生成AIは、この3つめのデータセットにきわめて大きな特徴を有しています。それは、データを重みづけする「パラメータ」数を膨大に設定、処理できることです。
【生成AIって何ができる?】
ChatGPTが誕生してから生成AIをニュースで触れる、また生成AI自体を利用する人も増えているのではないでしょうか?
生成AIでは、文章の要約、企画・アイデア出し、小説・物語の創作、画像・映像の制作、翻訳など多くの分野での情報処理が可能です。
【生成AIと人間。どのように関わっていくのか?】
著者は、アイデア出し、質問出しでの利用シーンも紹介しています。「思考の連鎖」と表現し、人間側が生成AIに与える指示内容を連続させ、内容を変化させることで、生成AIからのアウトプットが質的に向上していくことです。具体的な事例をあげて説明しているため、読者側も理解しやすいです。
生成AIを利活用することで、私たちには時間が生まれます。その時間を何に目的にどのように配分していくのか?は私たちひとりひとりに選択がゆだねられています。
AIがやり、人間に残された範囲が何なのか?著者は「お金にならない能力」、具体的には真心、思いやりでは・・・と想いを述べています。
それは、公私ともに、相手が必ず存在する現実社会において、何をどのようにアウトプットして伝えていくのか?理解してもらうのか?は生成AIでは不得手な領域だからです。生成AIには感情がありません。一方でわたしたち人間には、状況を認識し、解釈し、感じ取る能力があります。
Posted by ブクログ
プログラミングの勉強が必要というのが刺さった。考えてみるとAIにプログラムしてもらうプロンプトも組まれてからのコードも知識が疎ければ十全に活かせない。エラーコードの解析も具体的に説明して修正までやってくれるASIができれば話は別だが…。
本書でもAIの書いた文章があったが、コレもその内違和感なくなると思うと先は楽しみ。
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意思を持っているように見えても、それは錯覚に過ぎない。
AIの進歩が急速に進む中、それをどう理解し、どう使うのか。これからの世界に必要なのは間違いない。というより、必要に迫られるだろう。
人工知能かなり奥が深い、1900年代中頃くらいから研究が積み重ねられてきたのも知らなかった。仕組みの話はさらっと読んだだけでは理解が難しい。AIのリスクに関しても、興味深いものがある。生成系AIのバイアス問題(社会の鏡)やフェイク、著作権など、今後も様々な問題が出てくると思うが、未然に予測できるのだろうか。
これから先必要になる価値は「思いやり」や「クリエイティブ」なのかもしれない。AIとともにこの先の未来を歩んでいくことは明白である。その中で、どう行動するかは自分次第だ。
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生成AIの発展と人類社会への影響を概観した上で、その変化に適応し、AIに使われるのではなく使う人間になるにはどうしたらよいかが書かれている。
この本もAIと著者の共著とのことだが、これから先、AI作成のものと人間が作成したものの違いが益々わからなくなるだろう。悪意あるAI生成の情報を見抜けない人が多くなると社会はどうなっていくのか、怖い気がする。
AIによって人間の知性が無価値化されていく社会で、人間ならではのよさ、強みを磨いていかなければ。
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私自身が情報系の人間ということもあり、AIに関する学習よりも、著者が今後の社会をどう思っているか気になり読んだ。
最後で結局、真心と思いやりが必要になってくるということが書いてあり笑った。でも割とこれは確信を突いていると思っており、もはや知性ではAIに敵わないので、人柄の良い人が今後重宝されていくんだろうなと私も考えている。
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大規模言語モデルを使いこなすために一番重要なことは、決して相手を知性のある存在だと考えないことである。鏡は、映るものは全く現実そっくりに見え、鏡の中に別の世界があるかのような錯覚をしてしまうが、ただ入ってきた光を跳ね返しているだけで、現実世界について何一つ理解はしていない。大規模言語モデルもこれと同じである。
チャットGPTをどう扱うかは大学でも議論されているが、AIを一度も使わずに卒業した学生よりも、4年間フルで活用してきた人材が有用と見なされるだろう。
AIが人間の思考に与える影響として懸念されるのは、人間の脳の一部の機能が退化するリスクがあること。
不正確な表現が含まれた情報を学習してるAIはどんどんばかになっていくリスクもある。
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ChatGPTとは何か。Generative pre-trained transformerとは何を行なっているのかということを平易な文章で説明しており専門知識がなくてもわかりやすい。また実用的にAIをどう使うかという事や何が出来ないかという事を具体的なプロンプトを交えて説明していて、ChatGPTに関する理解が本書を通じてより深まった。
画像系などの生成AIやチャットボットの歴史などの解説も興味深く読めた。
著者の主張で印象的だったのは、人間はインターフェースに対して錯覚を起こす習性があるのでAIを「知性のある存在」だと考えてはいけないという点。筆者の言葉では(ディープラーニングによる)AIとは「機械化された直感力」であると考えている。
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生成AIの発展は、技術の進歩と社会の進化に大きな影響を与えることが予想されます。そのため、倫理的な観点や法律的な規制を考慮しながら、生成AIの研究と開発を進める必要があると感じました。
総合的に言えば、生成AIは非常に魅力的であり、革新的な技術ですが、その使用には慎重さと責任が求められると感じました。将来の発展に期待と同時に、適切な管理と規制が必要であると考えます。
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こちらの回答はスマホアプリ"GPChat"で作成されました。
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何かと話題の生成AIについて、その歴史から仕組み、今後の展望まで分かりやすく描かれています
この書籍自体がGPT-4との「共著」であるというのがまず面白い
AIとは、「思想を映す鏡」というフレーズと、松尾さん夫妻のエピソードが特に印象に残ってます
加速度的に成長を続けるこのジャンルからはまだまだ目が離せなさそうです
Posted by ブクログ
これからの子供にとって必要な教育はクリエイティビティーとホスピタリティー、創造性と真心と優しさ、このにてんをどう学ぶかである。良いのは最低限のプログラミング技術である。英語はAIに任せれば良い。人間として求められる価値が変わる。例えば田舎では走る力が衰える。車が走ることであるくことの価値が下がるのである。大事な事はあるものに対して作り替えるようなクリエイティビティー。
簡単に創造性と言えるが自分の頭で考えることだ
自分の頭で考えたことでら楽しく豊かになると言うことを意識し続けることだね。それが1番大切なことだ。英語も必要ねーよ。それよりもAI動かせるように訓練したほうがいい。
人がやらないことをやる
人の心を思いやる
クリエイティビティー
ホスピタリティー
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人工知能とはなにか?今話題のchatGPT4.0を使って著者が本著を書き上げたことも興味深かった。
前半の人工知能の歴史は既知であったため、教科書のような内容であまりおもしろくなかったが、広範の著者のAIの使い方や特に本著をどのように書き上げたのかの話は面白かった。
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AIと言うワードに触れない日は無いと言っていいほど日常的なものになりつつある。
一方でどのような仕組みなのか、自分はほとんど理解していない。ディープラーニングってどうやってるのか。
本書を読むとその歴史と現在地、大まかなロジックとフレームが分かってきた。詳細は難しくて読み飛ばしたが。
飛躍的に発展したきっかけがプレステを発端としたゲーム機のGPUとの事でセレンディピティだったように思える。
益々先鋭化されるであろうAIビジネスとそれを支える半導体。
何がリアルでどれがフェイクなのか境目が分からなくなる。
AIとの共存で我々に求められるものがクリエィティビィとホスピタリティとなれば、やはり人間臭くあれとのことなのかな。
コンピュータを通じて我々は錯覚を見ているとの表現が印象的だった。
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生成AIの概観にキャッチアップするため読みました。この本自体がChatGPTと共著と謳っています。企画を大量に出す、翻訳、ストーリーなど、量を出すタスクに向いていることがわかりました。その上で意思決定し責任を取るのは人間の役割でおると思いました。また、GANやBARTといった自然言語処理のワード、強化学習の恩恵であることなど、知らない分野における技術も簡潔に理解できました。実際に使ってアウトプットを出すことをやってみようとおもいました。
Posted by ブクログ
生成AI関連の書籍として、数冊目に読む本では無かった気がする。1冊目としてはインパクトあって良いと思う。生成AIの使い方に関して自分にとっては真新しい情報は無かったが、使い手によっては驚異的なパフォーマンス向上につながるんだなということが分かった。著者がChatGPT使って24時間とか十数時間で1冊書き上げるのやばい。。真心と思いやり…確かにそうかも。
Posted by ブクログ
先制 AI を理解したいという時に入門として使える本。
生成AIは何か?何ができるのか?また生成 AI について、他の人と議論をする時に理解しておきたい内容である。
Posted by ブクログ
清水亮さんによる生成AI入門。ほぼ同時期に出版されたものより生成AIの仕組みに若干踏み込んでいる。構成としては歴史を振り返ったあとは、chatgptの使い方を実例とともにみせているという感じ。文章を書くことにフォーカスしている。
あとがきで著者が述べているように、言いたいことの骨子だけだと10ページぐらいにしかならないものもchatgptとの対話で色々と膨らませて行くうちに200ページぐらいになる。そんな使い方として生成AIは便利だということだ。
chatgptと対話して質問に答えて行くうちに文章の精度を高めていくことになるので、それなりに人間にとってもしんどいといえばしんどい。