竹田恒泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本史を『国史』と言わないのはおかしいと著者は指摘していますが、確かにそうですね。一体誰目線だ!って思いましたし、指摘されるまで気付きませんでしたね。
記紀(古事記と日本書紀)を一つの宗教ととらえれば、日本史を『国史』と呼ばないのは、ちょっと納得します。特定の宗教を教えるのは公正な観点から見れば非難されても仕方ないでしょうが……それにしても日本の成り立ちを記紀に求め、それを教えていかなければならないとする著者の主張も理解できます。
日本の歴史のすごさをアピールしまくった本ですが、なるほどすごい。世界最大にして最古の古墳があったり、世界最長の歴史をもっていたり、武力に頼らずに領土を拡大したり、 -
Posted by ブクログ
「あなたは日本が好きですか?」。この問いに対して「はい、好きです。」と答えられる日本人が近年少しづつ増えてきた現状を挙げ、「好きと言えるようになった原因は何か」「何故日本人は自国を好きと言えなかったのか」などの疑問を、戦後日本から昨今の日本を取り巻く社会情勢・国際情勢をもとに丁寧に掘り下げていく。
日本を騒がす領土問題、政権交代、憲法9条の改正・・・この1冊にはニュースを彩る旬な話題が満載です。そのあらゆる背景に、戦後のGHQによる教育改革が影響していた・・・?!戦後から現代までの日本と諸外国との関係が分かりやすく順序立てられ、大変勉強になりました。
”昭和天皇とマッカーサー元帥の間にあっ -
Posted by ブクログ
日本では、日本の建国の歴史について学ばない。それゆえ、世界最古の王朝である日本について誇りを持っている人はほとんどいない。
筆者はその広く語られざる日本の建国の歴史を、「日本書紀」と「古事記」を中心にして、その信頼性を確認しながら日本の建国から中国からの独立までを論じる。
国際化の時代と呼ばれる現代において、自国のことを誇りに思うどころか十分に語れない自分のことを恥ずかしく思っていましたが、日本の建国の歴史については、これで少しは誇りを持つことができそうです。
欧米の文化を吸収しようとするあまり、自国の文化は程度の低いものだと認識してしまっていた明治時代などでは、日本の文化に目を向ける人