早川いくをのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。「ワトソンと鮫」、赤ずきんちゃんの寓話の教訓、不屈の人のメーリアンのエピソードなどは別の中野先生の著書で読んだことがあったけれど、それでも絵画を通して、その絵画に描かれた生き物と通して語られると、また別の側面から見ることが出来て面白い。しかも生き物の本を書く人の疑問とあって、目の付け所が違うなあ、と思う。
中野先生のエイに対するトラウマの話、面白かった(申し訳ありません)。早川先生の掛け合い込みで面白いのだと思うが、恐怖というものに客観性がなくなるのは「怖い」というキーワードで何度も本を書く人でも同じなのだと思った。
ミツバチで人類は滅ぶのか「ヴィーナスとクピド」クラナッハ と ハ -
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Posted by ブクログ
『へんないきもの』の著者、早川いくをさんが、ひたすらキャラの立ったほとけ達を絶賛する、、、だけではないエンタメ仏教本。
時代を越え、場所を広げ、他と融合・分離し、意味を変えてメタモルフォーゼしていくほとけ達各々の物語。
いくをさんのユーモアセンス溢れる達者な文章と寺西晃さんの迫力ある絵でそのケレン味あるかっこよさに痺れる。
でも人間の都合で悪者になったりヒーローになったり、、、ほとけ達も大変だなあ。
残念なのはイラストがモノクロなものが多いこと。
元はカラーだったろうに、、、もったいない。
あと、不動明王のイラストがラグビー日本代表‘笑わない男’こと稲垣選手にちょっと似ているのが可笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
『ワトソンと鮫』自分のことを全裸で描かせる市長『魚に説教する聖アントニウス』魚がへんな顔過ぎる『赤ずきんちゃん』そういう意味だったのか…『ロムルスとレムス』日比谷に銅像『死の力』正しい解釈が知りたい『ペルセウスとアンドロメダ』『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』『カニに指を挟まれる少年』中指を噛まれる理由『ヴィーナスとクピド』おかーさんに説教されてたのね…『聖母子』『恋に落ちたライオン』『コショウソウとピパ』『水』『美術鑑定家としての猿たち』『大海蛇の巣穴』リアルすぎ!『人間の堕落』
おわりに中野京子さんから、どうしてこの本ができあがったのかのいきさつ -
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