早川いくをのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
超!面白い!!!
へんな生態の生き物を色々紹介している本。たぶん第二弾。
この本だったら100冊分でも読めると思う。
個人的に好きな動物はセアカサラマンダーというトカゲ。
両生類にしては珍しく一夫一婦制なのですが、他のメスと「浮気」したオスに、パートナーのメスは殴ったり噛んだりするらしい笑
いったいどうして、こんなに複雑で多様な進化をしたんだろう。
生物の創造には神の意思があると思った人々の気持ちも理解できます。
これが自然発生的に生まれてくるなんて、ほんとに信じがたい。
だいたいは不思議な生物の生態を紹介してるのですが、いきなり「イヌ」という項目も。でも確かに、これだけ品種を人間によ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんだか軽いものを読みたいと思って手にとった。
仏教といっても神々の種類は多いしインドから来ていたり中国から来ていたり奇々怪々だ。この本はイラストが多く作者の語り口は軽い。実に読みやすかった。
それでいてほとんどの仏神がインドや中国から来ていたことが如実にわかった。それでいて日本までに伝えられてくる間や融合させる文化性によって変化しているのがよくわかる。仏像からわかるように手が多かったり顔が多かったり。そういったエキゾチックな発想は日本にはないものから流れてきたからだろう。
邪神は優しい女神になるなんて突飛すぎる発想だ。だが神やそれに向けられる願いは千差万別。時には救済の訪れ、時には政敵を -
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Posted by ブクログ
へんないきものを著した早川いくをさんによる、続編です。
相変わらず、みんな強烈な生き物です。
最初のほうに「いきもの夫婦善哉」コーナーがあってセアカサラマンダーの夫婦の会話とか、またひでひ子(仮)小学校4年生に読ませるのはどうなのよと思ったけれど、先に見つけたのがひでひ子(仮)だから仕方ない。
個人的に好きな項目はフクラガエル。原産地アフリカと気候が全く異なる日本で、安易に飼えるはずもなく、最終的に裏庭に「ふくちゃんのおはか」と書かれたアイスの棒が……。何とも悲しい話である。いや、実話ではないが。よぴ蔵家で飼っていたハムスターだいふくも「ふくちゃん」と呼んでいたときもあった故、さらに -
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Posted by ブクログ
絵画に登場する奇妙で怖い生き物。いったい画家は何を考えてこのような絵を描いたのか?
『怖い絵』の著者『中野京子』と『へんないきもの』の著者『早川いくを』との対談を通して、その絵が描かれた時代背景を踏まえながら解説する。
やはり何と言っても印象的なのは、装丁になっている恐れおののいている赤ずきんちゃんの絵でしょうか。初め、捲って現れた狼にビビっているのかと思いきや、添い寝していたんですか。そりゃあんな嫌悪感丸出しの顔にもなるか。
他の絵は怖いというよりヘンテコリンなものが多かったです。そしてお二人のやり取りが面白すぎ。特に『カニに指を挟まれる少年』。なんでそんな絵?少年というかおっさんに見える