早川いくをのレビュー一覧

  • 怖いへんないきものの絵

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    絵画と生き物の知識欲が、ライトに楽しく満たされる。中野京子さんの本はちょこちょこ読んでたけど、早川いくをさんの本も久しぶりに読みたい!と思った。
    実は考えさせられる絵画の「魚に説教する聖アントニウス」、意味がわかると面白い「カニに指を挟まれる少年」、猿なのに怖くて印象に残る「美術鑑定家としての猿たち」が特に好きだった。
    早川さんがちらっと見た目の感想を書いてるだけだけど、不気味だけどなぜか懐かしいような気持ちにもなる「大海蛇の巣穴」も好みだな。

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    2025年08月31日
  • へんないきものもよう

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    ネタバレ

    早川いくをのユーモア好きなんだよな~~
    ぼくらを救うのは愛と寛容
    そう思うとゲロ、ぼくはゲロゲロ
    人間なんてゲロゲロ捨てて森が恋しくゲロゲロゲロゲロ

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    2025年07月14日
  • へんないきもの

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    このシリーズ全部面白い
    軽妙な語り口の中に織り交ぜられる生き物の「へん」であるゆえの悲喜こもごも。
    イラストも好き
    全員読んでください

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    2025年02月02日
  • 怖いへんないきものの絵

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    ネタバレ

    絵画もいきものもどちらも楽しめる、面白い一冊。

    特に、ペルッツィ「ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹」の章は最高でした。
    私は蟹座で、影が薄い星座だなと常々思っていましたが
    ぺちゃりと踏みつぶされることを恐れず友を助けにいった勇気を思うと…
    なんともいじらしいではないですか。
    大笑いしたけど、見直したよ、蟹座!

    パオリーニの「蟹に指を挟まれる少年」の章の突然挟まれるカナヘビの交尾の話も、興味深くて笑ってしまった。オスはメスを見つけると下半身にがっつり噛みつくらしい…怖すぎる…。笑

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    2024年07月13日
  • 天才すぎる生き物図鑑

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    知らんかったー、と、弱肉強食の世界、こわーっ!って、最初思った。
    アザラシとペンギンって、コンビで仲良くしてそう…、なんて思ってたのに、一気に夢を壊された気持ちです。アザラシって、そんなやばいやつやったのか。いや、やばいもくそもない、これがこの世界では普通なのかーっ。
    これ読んで、人間って動物の中でいっちゃん幸せとも言えるんじゃないかって。個人個人がそうでなくとも、一括りで「人間」って言ってしまえば、そうなんじゃないかって、思いました。

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    2024年05月04日
  • 怖いへんないきものの絵

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    いきものに関する絵画を写真付きで分かりやすく解説してくれている本でした。見たことない絵画ばかりで見ていてワクワクしていました。

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    2024年04月28日
  • 怖いへんないきものの絵

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    会話形式なので、語尾にしょっちゅう!が付いてテンション高めな早川さんと冷静な中野さんの差が面白い。
    編集者の友人のゲイの方によるそっち方面の解説も必見。

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    2022年10月13日
  • 怖いへんないきものの絵

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    『へんないきもの』の早川いくをと『怖い絵』の中野京子のコラボ。
    絵画の中の妙に気になるへんないきものについて、
    早川氏が中野氏のレクチャーを受けるという内容。
    『ワトソンと鮫』コプリー
    『魚に説教する聖アントニウス』ベックリン
    『赤ずきんちゃん』ドレ  『ロムルスとレムス』ルーベンス
    見た目で印象派1『死の力』ビアード
    『ペルセウスとアンドロメダ』メングス
    『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ
    『カニに指を挟まれる少年』パオリーニ
    『ヴィーナスとクピド』クラナッハ  『聖母子』クリヴェッリ
    見た目で印象派2『恋に落ちたライオン』ロクプラン
    『コショウソウとピパ』メーリアン  『水』ア

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    2020年12月23日
  • カッコいいほとけ

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    寺社巡りや霊山登山が好きで、仏像にも興味はあるのだが、なんとか明王とか誰それ如来とかがどうも判別できない、といった私にとって、まさに探していた本。

    文体は一見ふざけ気味だが、仏教史に相当な知見がないと書けないことは、逆に仏教に関心があればすぐにわかる。
    小乗から大乗、ヒンドゥーとの混交や日本での神仏習合あたりもカバー。
    大乗仏教が哲学的に細かく分派しすぎていく様子を、「多くの人々を救済するはずだった大乗、『大いなる船』は、いつしか専門家の学術調査船と化していた」と説明するくだりには爆笑した。
    イラストも抜群の直観性で分かった感満載。

    ストレス社会、マインドフルネスと世の中皆が平たく言うと疲

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    2020年07月18日
  • カッコいいほとけ

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    早川いくをさんの本にハマり、購入した一冊
    ヒンドゥー教や仏教、密教などなど、昔から信じられている神仏の伝説的な武勇伝を紹介している。

    それで終わらないのが「早川いくを節」なわけで、爆笑はしないけどニヤニヤしてしまう独特の言い回しや、どこか納得してしまうあるあるトークも織り交ぜながら展開される内容は、もう一話、もう一話・・・と読み進んでしまう面白さ。

    仏教がヒンドゥー教より優れていることをアピールするために創造された神や、言い伝えが飛躍しすぎて原型がなくなってしまった神など、噂の伝言ゲームに昔も今も変わらないことに親近感が湧きました。

    通勤・通学中や仕事の合間や就寝前など、ちょっと心を休ま

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    2019年12月28日
  • 怖いへんないきものの絵

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    めっちゃ面白かったです♪
    所々吹き出しながら読みました。

    ヒット作『怖い絵』と『へんないきもの』がコラボ!
    まず早川いくをさんがご自身のセンサーに「どこかおかしい」と引っかかった絵画をピックアップ。さらに打ち合わせで数点に絞り込み、中野京子さんがその絵をいちおうどんな絵かレクチャーしたそう。
    それを再構成してツッコミとボケと各々の知識が冴え渡る対談形式のようなものにしているのかな。
    絵画も生き物も好きだけど詳しくないって人でもガハハと笑いながら学べるお得な書。

    あと中野さんのエイのおはなしサイコー!!!

    レビューを書かれたフォロワーさんに感謝です。

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    2019年11月19日
  • 怖いへんないきものの絵

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    中野京子先生目当てだったので、美術側から読むと少し物足りないが、新しい生き物に興味が湧いたので、入門書としては最適。

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    2019年10月18日
  • 怖いへんないきものの絵

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    久々に怖い絵シリーズ読んだんだけど、これめっちゃおもしろかったー!!結構声だして笑ったよ!!対談形式楽しいなぁ。あと専門家の話はやっぱりおもしろい!

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    2019年10月16日
  • 怖いへんないきものの絵

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    「怖い絵」の中野京子と「へんないきもの」の早川いくをとの共著とくれば、もうこれは読むしかないでしょう。内容も期待通りのもの、最高に面白い。洋画に出てくるいろいろないきものーサメ、オオカミ、トラ、シノノメサカタザメ、ヒドラ、カニ、ミツバチ、ハエ、ライオン、ピパピパ、ワニ、サル、ヘビなどが取り上げられている。一応何かの意味を担って出てくるのだが、それが変なんだよなあ。なにそれ?って感じ。西洋人って変なの!そして、早川いくを氏と中野京子氏の絶妙のやり取りが、最高に笑える。早川いくをさん、まとめ方上手い!

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    2019年08月17日
  • 怖いへんないきものの絵

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    こういう企画は大好きです。
    中野京子先生の
    西洋美術史への造詣の深さ と
    早川いくを先生の
    あらゆる生き物への愛情深さ とが
    見事にコラボレイトされていて

    いゃあ
    面白いこと この上ない

    噺(!)のリーダーシップを
    早川さんがとっているのも
    この一冊を
    より一層面白くしている要因になっていますね

    ぜひぜひ
    続編をお待ち申し上げております

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    2019年05月23日
  • 怖いへんないきものの絵

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    『魚に説教する聖アントニウス』の二段構えの章立てに遊び心を感じる。いい意味での「素人目線」による「この変な生き物、何?」という素朴な疑問を解きほぐしていくため、初心者向けだし、興味をそそられる。全体写真や「変な生き物を切り出した」部分写真、文章の分量や内容自体もちょうどよい。

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    2019年03月01日
  • へんないきものもよう

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    表紙がいきなり黄色い顔に赤い巨大な目…にみえる蛾の模様。
    ページを開くといきなり白地にイボイボ。これは貝殻(白地部分)の外側を貝の中身が出てきてるんだそうだ。この貝の中身が出す分泌液で貝殻が育つらしいが、普通は弱い貝の中身を強い貝殻で覆うもんじゃないのかい。

    まあそんな感じで、へんな模様の生き物とその理由がユーモラスな紹介文で語られます。

    骨の空洞のようなスッポンタケの仲間、
    派手すぎてどれが模様でどれが本体か分からなくなっているような蛇、
    ひっくり返っると蛇そっくりい擬態する芋虫(これは蛇そっくりの写真が出ているのですが、本体の芋虫姿が想像つかない)、
    オレンジのウルトラマンみたいなやつ

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    2018年11月04日
  • カッコいいほとけ

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    めっちゃカッコいい寺西晃さんのイラストに
    めっちゃわかりやすい早川いくをさんの解説が載ったほとけ本。

    久々に良い仏本に出逢えたって感じ♪
    読みやすくてテンションの上がる1冊でした。

    ほとけはまだまだいるので続編を強く希望します!

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    2016年05月31日
  • うんこがへんないきもの

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    予約時にタイトルを告げる時、
    若干感じた恥じらいを、
    読後は逆に恥じた。

    表と裏。
    双方、平等に把握しなきゃ
    世の中上手く回っている仕組みがわからないまま。

    きたないものに蓋をして、
    きれいなものだけみていたら、
    いつまでたっても
    本当はつかめない。

    早川氏の軽妙な語り口と、
    寺西氏のリアルラブリーなイラストは
    やはり最高のコンビネーションですね♪

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    2015年05月28日
  • うんこがへんないきもの

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    ネタバレ

    「へんないきもの三千里」は挫折したが、これは一気に読めた。人を食ったような文章は文才を感じさせるが、小説になるとなぜかダメ。エコシステムのすばらしさを見事に解説。

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    2015年05月10日