里見蘭のレビュー一覧

  • 人質の法廷

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    冤罪のことを知れば知るほど、冤罪を他人事と思えるのは、これまで自分や身近な人が巻き込まれていないだけで(それ自体は幸せなことかもしれないけれど)、本当は全然他人事なんかじゃないと思い知らされる。
    本書の容疑者も、あっという間に警察によって“犯人”にされてしまう。描写がリアルで辛くて目を背けたくなったところもありつつ、事件の全貌が分かってくるにつれ、後半はノンストップ。最後まで一気に読んでしまった。

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    2025年04月03日
  • 人質の法廷

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    二段組みの600ページ。重く分厚いので持つのに苦労したが、一度もダレずに読むことが出来る。記憶にある法廷ものの本の中でも文句なく面白かった。

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    2025年03月12日
  • 古書カフェすみれ屋と悩める書店員

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    シリーズ第2弾。すみれの作る料理はもちろんのこと紙野君の本のチョイスが秀逸。紙野君が選んだ本を読んでみたくなる。1冊で何冊分かのお得感が感じられる本です。

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    2025年02月20日
  • 人質の法廷

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    力作。
    読みがいのある一冊。
    しかし、あまりに詳細な描写が多く、法律に一定の素養がないと読みこなすのにくたびれる人もいるだろう。読み手を選ぶ一冊。

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    2025年02月17日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    初めて読む作家さんでしたが、自分の好みの本でした。古書カフェが舞台で美味しい料理と謎解き。連作短編集でしたが最終章は前の章の登場人物のその後も描かれていてとてもすっきり、読後感も良いです。続編も読みます。

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    2025年02月05日
  • 人質の法廷

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     オーディブルで聴いたのだが、日本の警察・検察という組織がいかに冤罪を生み出してしまう問題点をリアルに描いている。この著作を8年かけて書いたようであるが、とても素晴らしい本である。
     組織にとって最も大きな価値は組織の防衛であり、一度犯人と決めつけて組織が動いた以上、どんなに不合理な点があろうが真実よりも組織を優先するという実態を描き切っているのがすごい。

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    2025年01月26日
  • 人質の法廷

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    長い…が、ディテール好きであれば、そこまで苦にはならないかなと思う。物語はサスペンス的内容で進む。特段の捻りは無いが、良くある事件とも思える内容が、裁判制度の現状を際立たせているとも思える。

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    2024年11月21日
  • 人質の法廷

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    重い、厚い、中身だけじゃなく本自体も。二段組600ページ、 里見さんの本じゃなかったら手に取らなかったかも。

    でも面白い。一気に読んでしまった。

    女子中学生を暴行して殺した上に漂白剤をかけて証拠隠滅を図った犯行。

    捕まったのは過去に女子中学生の体操服目当てに中学校に忍び込んだ経歴のある中年男性の増山。彼が無実を訴える。

    本人の自白もあり、彼のDNAが付着したタバコの吸い殻が現場から発見されている。絶望的な状況でも彼の無実の訴えを信じ弁護する志鶴。
    自分が同じ立場でこれだけ信じられるだろうか

    冤罪がどのように作られていくのかよく分かったし、自分がこんな状況に立たされたらと思うと怖かった

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    2024年11月19日
  • 古書カフェすみれ屋とランチ部事件

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    ネタバレ

    料理とは一期一会
    冨達さんの言葉はずっしり感じた
    長年通ってくれている浜岡さんに対して小麦アレルギーじゃないか?とネタを使って暗号化し伝える
    最初は風邪か花粉症のせいでネタを変えたのかと思いながら読んでいたがまさかのアレルギーの可能性を他人には判らないように知らせてたなんて
    結局紙野君の答え合わせが無かったらわからなかったがアレルギーじゃなく一安心
    その他も西東さんの双子真相等だんだんと本と絡んでの謎解きが難しくなっている気がする
    でも読んでて楽しい本だ

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    2024年06月16日
  • 古書カフェすみれ屋と悩める書店員

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    すみれ屋は悩み相談所みたい
    勿論本格的なサンドウィッチやカレー、アルコールやおつまみになる料理等魅力いっぱいだし古書もバリエーション豊かに揃ってる
    でもそこにやってくるのは料理目当ての人も居れば悩みを相談として話していく人もいる
    悩みにはやはり紙野君のおすすめされる本できっかけで解決される
    すみれもそれがある意味楽しみになってる
    紙野君のすみれに対する気持ちもちょっと気になるなぁ

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    2024年06月14日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    すみれが作るメニューは美味しそうだ
    実際自分が留学した先の料理や留学先の友人達に教えてもらった料理を日本人にも合う様に工夫したりしていてこんな店があったら自分も通いたいと思う
    また本も好きだから余計だろう
    紙野君が悩める人に勧める本は本当に的確だ
    また洞察力もあるのだろう
    自分も紙野君にお勧めの本を教えてもらいたいなぁ〜

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    2024年06月13日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    こんなカフェあったら私も通っちゃうかもな~!
    料理作るのは不得手な私だけど読んでいてそれは食べたいと思えるものばかりで、ここに出てくる登場人物の方々は美味しく食べられて居そうで羨ましいばかりだった!

    出てくる本も自分が読んだことない、読もうとも思ってなかった本が出てきたり、読んだことある気がする、もあったけど本を読んでて本に出会えるだなんて、、!

    私の本棚に読みたい本が増えてしまった。
    終わらない積読。

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    2024年06月05日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    日常ミステリー好きにはおすすめ。話が本にまつわるミステリーとカフェの話が出てくる。個人的にはカフェの話はもう少し少なくても良かったと感じた。
    ほんわかした内容で、疲れずに読める。読後感もよし。

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    2024年04月20日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    ミステリーだけど日常の謎系。
    こんなカフェが近くにあったらなぁ、、、
    紙野くんに本を薦められたい。

    ご飯も美味しそうでゆったりほっこり読めるお話。

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    2024年03月17日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    古書カフェすみれ屋の古書スペース担当の紙野君は、店に来る客の悩みに応じた1冊を勧めて、悩みを解決したり、人間関係を改善したりしていくストーリー。

    本のソムリエ、紙野君の的確な1冊を見抜く力がスゴい!
    カフェメニューの描写も食欲をそそる。(笑)

    すみれ屋のオーナー、すみれと紙野君の関係性がどう発展するのかも気になる。

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    2023年08月29日
  • 古書カフェすみれ屋とランチ部事件

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    本で解き明かす日常の謎のミステリーですね。
    「古書カフェすみれ」シリーズ三冊目です。
    すみれさんはアラフォーに、紙野頁君は三十六才に、ほまりさんは二十八才になりました。成長物語でもあるのです。
    連作短編の四話の物語。

    今回は本の内容と謎解きに力が入っています。
    すみれさん、紙野君、ほまりさんの三人で謎解きをするシーンもページを割いています。
    そしてもちろん料理の蘊蓄もたっぷり楽しめます。

    里見さんに限らず、作家の多くは読書好き、美味しい物が好きなようですね。謎解きにはそんな作家の一面も語ります!
    人間模様の複雑な心理描写も滑らかな文章で、優しく紐解いていくのはさすがですね。
    「一期一会のサ

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    2023年06月24日
  • 古書カフェすみれ屋と悩める書店員

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    本で謎を解き明かす日常の謎のミステリーですね。
    「古書カフェすみれ」シリーズ二冊目です。

    カフェの店主すみれさん三十七才と、古書の店主紙野君三十三才のお店で起きる人間模様。
    新たに、アルバイト森緒ほまりさん二十五才が加わり、物語は展開していく。

    相変わらず、里見さんの料理の描写には圧倒されてしまう。
    私の好きな、茨木のり子さんも外食で気に入った料理を見つけるとレシピを聞きだして、自宅で再現してしまうプロ顔負けの料理名人だったとの事です。
    里見さんも実際にご自分で、この本に出てくる料理をお作りになるのでしょうね。それくらい臨場感があふれています。
    アメリカのサンドイッチの知識が半端で無いです

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    2023年06月22日
  • 古書カフェすみれ屋とランチ部事件

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    久々の「古書カフェすみれ屋」。第一話と第二話の謎のタネは同じ、一人で二人。シェアハウスの大家さん寛大だなぁ。三話のアレルギー話はグルメリポーターの人にとっては仕事に直結するから気軽に話せないよね。四話のひなたちゃん小さいのによく考えてる。紙野くんの叔父さんも出てきて、すみれさんと紙野くんに目に見える進展は無いけど距離は近づいてるのかな。
    古書カフェすみれ屋、我が家の近くにも欲しい。

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    2023年06月15日
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

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    手のこんだランチに、丁寧に淹れたコーヒー。
    夜はこだわりのワインやクラフトビールに、これまた美味しそうな肴の数々。
    そのうえ、併設された古書店の本は読み放題···

    これが近所にあったら絶対通うよなー
    と思わせてくれるお店が舞台のお話。


    読んでいて食べたくなったのは、

    ・第2話に登場する自家製のコンビーフ
    ・第3話 ピーナッツバターサンデー
    ・第4話 パテ・ド・カンパーニュ
    ・第5話 ロブスター&アボカドロール

    ロブスターは普通の海老で代用するとして···
    自分でも作ってみようかしら。
    舌なめずりしながら読んでました。
    本当に美味しそうで!


    また、本文で紹介されていた書籍、
    歌集『

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    2023年02月11日
  • 古書カフェすみれ屋とランチ部事件

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    素晴らしい観察眼と膨大な古書のヒント
    のお陰で、本作品の主役でもないのに名
    推理がさく裂してます
    主人公すみれさんと結婚する流れになる
    のかなあ(´・ω・`)

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    2023年01月27日