里見蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ引きこもり中の21才の雅隆。そこに父親が突然赤ん坊を連れてきた。
突然混じってきた赤ん坊にイライラしたり怖いと思ったり、彼の平穏が崩される。
そんな中、彼の父親が突然死し、引きこもり状態で赤ん坊を抱えて途方にくれるはめに。
赤ん坊の親が誰なのかもわからず、父が借金の連帯保証人にもなっていたり、大変な事に。
民生委員の緒方さんから引きこもりの主人公に
居心地の良い逃げ場所から抜け出すいいチャンスじゃないと言われたり、大災害のように泣き出す赤ん坊の世話に追われたり大変な目にあいながら徐々に社会復帰していく。
特別養子縁組に結びつけたミステリー。
子供の利益を守るという目的で制定されたこの制度、それまでは普通養子縁組という、相続や立場上不利になりやすい位置付けでしかないものしかなかった。(平成25年に法律が変わって、非嫡子も実子と同じ法定相続配分になったけど)
それと不妊に悩む夫婦にフォーカスを当てた事件だなと思う。 -
Posted by ブクログ
最近、いわゆるライトノベルのジャンルで、ベクトルが少し整頓されすぎているなという印象を受けたことがありました。
そのせいもあってか、ひと昔・ふた昔前ならライトノベルにジャンルわけされていたものが一般レーベルに食い込みつつあるようにも思ってました。
一般レーベルに入ってきた理由づけとして「ライトノベルじゃもったいない!と編集が……」というのも読んだ記憶がありますが、実はこれ、いろんな人を敵に回す一言ですよね。ライトノベル馬鹿にすんな的な人もいれば、一般レーベルに持ち込むなよ的な見方も。
で、ジャンル分けというか、より細かい棲み分けがなされていって、各出版社が次世代文庫的なものを出したようです。
少し前ならラノベ枠で出ていたような、けれど、ファンタジーやSFではない、一般的な現代小説と同じ舞台で通じるようなものを、そこに放り込んだようで。
ライトノベルと一般レーベルのちょうど中間層ですね。
明確に、何かが足りないから、または余分だから一般レーベルに入れないとか、そういう線引きは難しいんですけども。
そしてこちらの作品。
なんとなく懐かしい気がしました。くわえて、確かにこれはラノベと一般レーベルのボーダーにいるなという感じ。
実際これ、最初は普通の新潮文庫で出てるんですね。重版されてからNEXにいったのかな。
個人的には京極夏彦氏の百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズとして認識してる人も)も、ある意味「大人のラノベ」だと思っているので(笑)、次世代向けの文庫が出来ることで出版される作品の幅が広がるのはいいことだと思います。
今回のこちらの作品は、もうちょっとキャラクターへの練りこみと背景描写があれば、読み応えがあったかと。なんかちょっと、ふんわり感に充ち満ちている感じ。外はふわっと、中もふわっと……みたいな。
続刊出てるけど、迷い中。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ引きこもりが誰のかわからない赤ちゃんを育てる話。母の亡くなるシーンから始まり、その辺におきた出来事で自殺未遂、引きこもり開始、父と2人で生活していたが父が突然知り合いから預かった、と子供をつれてくる。数日後父が不慮の事故でなくなってしまい、育てざるをえなくなり……最終的にはお別れ。間間に別の視点、時間軸の話が挟まる。不妊に悩む女性と、シングルマザーとして生き抜く女性と……結局全部が絡んで話は終わるんだけど、絡まる場所が予想と違っておおう……ってなってよかった。でも途中で莫大な借金がーって出てきたところはちょっと意味不明だった。人を簡単に信用するなよっていう教訓をそれっぽく無理矢理お話に突っ込みたかったのかな?って感じ。主人公を成長させるために~といえばその通りかもしれんが、やっぱなくても良かっただろというか無理矢理感。さくさく読めたしこことここが繋がってこうでーとか考えながら楽しめたし面白かった。文の表現というかさくさく読めるフランクな感じかつそのなかに無理くりそれっぽい表現混ぜてくスタイルがじゃっかんラノベっぽいと思ったら作者の経歴で納得した。あとこれだけ入り組んだ内容だったしせっかくだから巻末の解説もうちょっと頑張って欲しかった。