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Posted by ブクログ
正月休みが明け、仕事に行くのが憂鬱な日々。
つくづく夏目漱石が描く高等遊民になって働かずに好きな本だけ読んで暮らしたい……。と思ってしまう今日この頃。
そんな不純な動機を抱えつつ、背に腹は変えられないので、こんな時は美味しいご飯と本のお話しでリフレッシュしてエネルギーをチャージ!すみれ屋古書カフェの暖簾をくぐった。
私は料理作るのは苦手だけど食べるのは大好き。
本書の主人公すみれさんの料理は絶品。
なかでもサンドイッチは想像しただけでお預けをくらった犬のようにヨダレが止まらない。
今回は新メニューに挑戦したり、知人のおばあちゃんの想い出の味の謎解きも加わったりと私の腹の虫は「空腹デモ」を起こして大暴れ。
このシリーズは料理のレシピや描写がリアルで、どれも美味しそうで空腹時に読むのは本当に「ヤバイ」。
すみれ屋のカフェの一角にある古書店の神野君も只者ではない。お客や友人の悩みには必ず本で解決。彼が客の悩みに差し出すのは一見「えっ、それ関係あるの?」と首を傾けたくるような予想外の本ばかりで、それ事態が謎解きのようになっている。
紙野君が本を薦める時の魔法の決め台詞、「この本買っていただけませんか?」半信半疑で買って読むと、不思議と絡まった糸がほぐれるように悩みがスッキリ解決してしまう。
もはや本の処方箋だ。
すみれさんと紙野君の仲も徐々に近付きつつあるようで心のなかのニヤニヤが止まらない。
今後の展開が楽しみだ。
私の今の「仕事に行きたくない病」も紙野君ならどんな本を薦めてくれるだろう?
サンドイッチに本の処方箋を堪能させていただいので今年も頑張ろう、「また行きたくない病」を患ったら暖簾をくぐるとしよう。
Posted by ブクログ
本で謎を解き明かす日常の謎のミステリーですね。
「古書カフェすみれ」シリーズ二冊目です。
カフェの店主すみれさん三十七才と、古書の店主紙野君三十三才のお店で起きる人間模様。
新たに、アルバイト森緒ほまりさん二十五才が加わり、物語は展開していく。
相変わらず、里見さんの料理の描写には圧倒されてしまう。
私の好きな、茨木のり子さんも外食で気に入った料理を見つけるとレシピを聞きだして、自宅で再現してしまうプロ顔負けの料理名人だったとの事です。
里見さんも実際にご自分で、この本に出てくる料理をお作りになるのでしょうね。それくらい臨場感があふれています。
アメリカのサンドイッチの知識が半端で無いですね。アメリカでの生活経験もあるのかな?とにかく、熱意が伝わってきます。外国の料理の知識もかなりのものです。
グルメファンには垂涎のレシピですね。
そして、本の謎解き、読んでみたくなる本が次から次に出てきます。読解力もここまで深く読めるものなのかと、私の読書力を赤面いましました。脱帽です。
謎解きはスッキリと爽やかな、温かいハートフルミステリーですね。
読みごたえあり、共感あり、感動あり、そしてほんのり恋心あり、心が踊るシリーズです。
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小説・文芸
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