あらすじ
「僕は信じてるんです。たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともあるって」
すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本をきっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは忘れていた想いに気付く――。
オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上ワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。
きっと読み返したくなる名著と美味しい料理を愉しめる古書カフェすみれ屋へようこそ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった〜!!
私も紙野くんに本をおすすめされたーい!
本で人生が変わるってあると思ってるから、そんな一冊に出会えたらいいなって思いながら読んでる
古書店の話かと思ってよんだら結構ご飯のお話も出てきて飯テロくらいながら読めた〜
続きも読みます〜
Posted by ブクログ
この手のカフェものの作品でアメリカンなメニューを出すお店が舞台なのは珍しい気がする。食べ物の描写が毎回美味しそう。
お客さんの悩みを本で解決する紙野くんの観察眼と的確な選書力、フィクションでしか許されないよなーと思いつつも実際いたら私も本を薦めてもらいたいなーって気持ちになっちゃう。
まさにふらっと適当に入ったカフェが大当たりで足繁く通いたくなるお店だったときみたいな、穏やかで幸せな読後感の一冊でした。
Posted by ブクログ
今一番気に入っているシリーズ。料理が美味しそうでたまらないですね。フィクションだから仕方ないけど、閉店後の夜中にこんなに高カロリーなものを飲み食いして太らないなんてやりきれない。あと、古本屋さんなのに同じ本が何冊も置いてあるのも珍しいです。
Posted by ブクログ
これすごく好き!!!
とある古書カフェでは、悩みを抱えたお客さんにぴったりな本を紹介してくれるという!
ぴったりどころか本を紹介された人は必ずその本から答えを見つけ出し、良い方向に人生が変わっていくらしい!!!
しかも、店主が紹介する本は実在する本というのが面白いところ^_^お客さんの悩みはミステリー要素満載で、かつ実在する小説がたくさん出てくるので、読みたい本にたくさん出逢うことが出来ます!
この本に出逢えて良かったーって思える一冊でした!
Posted by ブクログ
初めて読む作家さんでしたが、自分の好みの本でした。古書カフェが舞台で美味しい料理と謎解き。連作短編集でしたが最終章は前の章の登場人物のその後も描かれていてとてもすっきり、読後感も良いです。続編も読みます。
Posted by ブクログ
すみれが作るメニューは美味しそうだ
実際自分が留学した先の料理や留学先の友人達に教えてもらった料理を日本人にも合う様に工夫したりしていてこんな店があったら自分も通いたいと思う
また本も好きだから余計だろう
紙野君が悩める人に勧める本は本当に的確だ
また洞察力もあるのだろう
自分も紙野君にお勧めの本を教えてもらいたいなぁ〜
Posted by ブクログ
こんなカフェあったら私も通っちゃうかもな~!
料理作るのは不得手な私だけど読んでいてそれは食べたいと思えるものばかりで、ここに出てくる登場人物の方々は美味しく食べられて居そうで羨ましいばかりだった!
出てくる本も自分が読んだことない、読もうとも思ってなかった本が出てきたり、読んだことある気がする、もあったけど本を読んでて本に出会えるだなんて、、!
私の本棚に読みたい本が増えてしまった。
終わらない積読。
Posted by ブクログ
日常ミステリー好きにはおすすめ。話が本にまつわるミステリーとカフェの話が出てくる。個人的にはカフェの話はもう少し少なくても良かったと感じた。
ほんわかした内容で、疲れずに読める。読後感もよし。
Posted by ブクログ
ミステリーだけど日常の謎系。
こんなカフェが近くにあったらなぁ、、、
紙野くんに本を薦められたい。
ご飯も美味しそうでゆったりほっこり読めるお話。
Posted by ブクログ
古書カフェすみれ屋の古書スペース担当の紙野君は、店に来る客の悩みに応じた1冊を勧めて、悩みを解決したり、人間関係を改善したりしていくストーリー。
本のソムリエ、紙野君の的確な1冊を見抜く力がスゴい!
カフェメニューの描写も食欲をそそる。(笑)
すみれ屋のオーナー、すみれと紙野君の関係性がどう発展するのかも気になる。
Posted by ブクログ
手のこんだランチに、丁寧に淹れたコーヒー。
夜はこだわりのワインやクラフトビールに、これまた美味しそうな肴の数々。
そのうえ、併設された古書店の本は読み放題···
これが近所にあったら絶対通うよなー
と思わせてくれるお店が舞台のお話。
読んでいて食べたくなったのは、
・第2話に登場する自家製のコンビーフ
・第3話 ピーナッツバターサンデー
・第4話 パテ・ド・カンパーニュ
・第5話 ロブスター&アボカドロール
ロブスターは普通の海老で代用するとして···
自分でも作ってみようかしら。
舌なめずりしながら読んでました。
本当に美味しそうで!
また、本文で紹介されていた書籍、
歌集『パン屋のパンセ』
お料理本『料理歳時記』
はぜひ読んでみたい作品。
随所にあらわれる、パン屋のパンセの歌には、心つかまれる言葉が並び、ハッとさせられました。こんな歌集があったとは。
料理歳時記は、丁寧なお料理が人を幸せにするんだな、としみじみ。
そしてこの物語、
続きが気になる〜!
ってところで終わっていて、
それもまたよし(^^)
Posted by ブクログ
美味しい食べ物と本の紹介。
書かれているライトミステリーも身近な感じで割と好みだった。
本の紹介も興味を惹かれて、今度読んでみようかと思わされる。
主人公の二人の今後も気になるところ。
Posted by ブクログ
菜の花食堂の続きを買おうと思った近くに置かれていた。タイトルに惹かれて購入。
お客様のちょっとした悩みに、ベストマッチな古本を紹介してすっきりする。謎解きも楽しいけど、自分で納得できる過程はいい。健太くんのお話はあわやというところでなんとか回避。見えていないって怖いな。
Posted by ブクログ
出てくるお料理が想像も出来ない様な高級感…。紙野さんが「どうぞ」と差し出す本が人生を変える、というか好転させる、なんだか頼もしい内容で、思わず一気読みしてしまいました。続きも気になる。
Posted by ブクログ
料理にこだわりがあって素敵なカフェだと思った。近所にあったらお気に入りになりそう。
本をおすすめして悩みを解決していく話の展開も面白い。小説の中でオススメされていた料理歳時記が気になって買ってみた。
Posted by ブクログ
読み進めるうちにだんだんとハマっていく。。
なにしろ古書店カフェのオーナーすみれさんが作るランチとビストロ、バルは、凄く凝ってるうえにおしゃれで美味しそうで、近くにあれば通うの間違いないと思わせる。
それだけでなく聞き上手というか、人の心をほどかせる何かをもっている。
それを上回るのは、古書店主の紙野君。
一見、クールに見えてなかなか人の気持ちを汲み取るのが上手い人だとわかる。
悩める人に勧める一冊の本は、まるで魔法か…と思うくらい完全に心を動かす本、その人のベストな一冊なのだから…
5話あるが、お勧めの本はすべて名著である。
「にんじん」と「料理歳時記」をもう一度読みたいと思った。
Posted by ブクログ
悩みを持ったお客さんが来店する
すみれさんが全ての欲を満たす美味しそうな料理を提供し、悩みを解決するためのきっかけとなるであろう本をおすすめするお話
実際に存在する本っていうのが好きなところ
それで毎回悩みや問題がその本で解決される過程が納得するからめっちゃ気持ちいいし、よく作り込まれてるなぁと尊敬している
Posted by ブクログ
古書カフェすみれ屋で出される食事がどれも美味しそう。紙野くんに本を勧められてみたいし、カフェごはんも食べたいし、すみれ屋近所に欲しい。「百万円の本」の香奈子さん、紙野くんが気がついてヒントをくれたから良かったものの、それがなかったどうなったのか?幸せを求めても良いけど、色ボケは別でしょ。
Posted by ブクログ
本好きやカフェ好きの人だったら一度は
絶対に行きたくなる「古書カフェすみれ屋」
すみれが作る絶品の拘りの料理が客を癒し、古書と古書担当の紙野の不思議な力で事件や謎を解いていく。
美味しいご飯に古書と謎解きがセットになったお得なランチセットのような小説。
本書に出てくる料理、スイーツはどれもとても美味しそう。
料理の紹介がとにかくリアルで聞いてもよく分からない料理も出てくる。(私が無知なだけかも)
なかでも「フィリーズチーズステーキサンドイッチ」は美味しそうだ。
読んでいるとかぶりつきたくなってしまう。
とにかくいろいろな料理が出てくるので読んでいるだけでお腹いっぱいになってしまう。
5話の短編のなかで
「自由帳の三日月猫」が一番面白かった。
暗号がなかなか難しくて挑戦したけど全然分からなかった。うーん猫語は難しい!
これをきっかけに二人の距離も
いい感じになってきたし。
あと、『パン屋のパンセ』という古書がでてくるのだけど、その中の「詩」がどれも可愛らしくて読んでみたいなと柄にもなく思ってしまった。
メインディッシュが料理で付け合わせが古書、デザートが謎解きといった具合なので、読み手がどこに重きを置くかで面白さが変わってきそう。
私的には料理の解説でお腹いっぱいになりすぎて、料理に古書や謎解きが食われてしまって少し物足りなさを感じてしまう。
もちろん店主の拘りの料理をアピールする意図があるのだろうけど…
料理好きにはたまらない一冊だろう。
紙野君の選んだ本が、その人の道しるべになったり、人生の岐路のきっかけになったり、人と人の絆を深めたりと本がもたらす魔法のような力、あったらいいなと思った。
私も人生を変えるような1冊の本に出会いたい。
Posted by ブクログ
古書店とカフェの併設って素敵ですね。
こんなお店が身近にあればいいのにと思いました。
手の込んだ料理って自分で作るのは嫌だけど食べたい気持ちはありますし、本も自分の好みに偏りがちなので、誰かに勧めてもらえたら楽しいと思う。
いきなり店員が「これ買ってください」というのは、ちょっと不躾な気もするけど。
でもそのときに必要な一冊で、人生を変えてしまうかもしれないほどのものならば、それもまたひとつの出会いなのかな。
料理と本の力で解決する日常ミステリ。
殺人事件は起きなくても、なかなか重いテーマもありましたが、料理と本で笑顔になる人が増えるのは素敵なことですね。
オーナーと本ソムリエの恋愛模様も気になるんですけど、続きはあるのかな。
Posted by ブクログ
古本屋さんで何度か目にしていて気になってはいたけれど、なんだか手が伸びなくて。
ブッくじのクーポンがあったので買ってみた。
もっと早く読めば良かったなぁ。
ミステリーと本の作品はやっぱりいいね!
今回は、カフェ兼古書店の話。
そこに来るお客さんの謎?をおすすめの本を紹介して解決すると言う話。
なかなかに面白い。
ちなみに、料理に関する解説が結構ある。
そこまで書く?と思いつつ読んでいた。簡単に作れるものならいいけど、結構手間掛かるからなぁと。
料理好きの人も楽しめるかも。
Posted by ブクログ
この著者は、かなり前に大神兄弟〜で
ハマったこと思い出して読んでみた。
グルメと小説とミステリーどれも好きだが、
この小説グルメが良い、お腹空く。
料理も海外のジャンキーなものが多くて
海外旅行行きたくなる。
出てくる古書は軽いタッチ、
ミステリーはほぉ…って感じ。
気軽に読めるのも良い。
Posted by ブクログ
「買ってください」なんて、ファンタジー的な特殊能力があって、確信をもって勧めてるのかなと思ったらそうではなかった。
「百万円の本」
「もう大きくなった」っていったって、息子は小学生だに「受け入れないなら息子として認めない」はない。
紙野君、虐待を疑ってるのに本を勧めるのは悠長過ぎないか?
紙野君の思考は書かれてないので、人<本 なのかなと思ったりも。
Posted by ブクログ
日常のモツレを本のソムリエが解きほぐす
店主すみれと古書店として共同経営をする
紙野が織りなすグルメも楽しめるミステリ
おしゃれな作品ですが食事の素養がなくて
半分ぐらいしか楽しめてないな(*´▽`*)
Posted by ブクログ
読んだことのない作家さんの本を読みたくて、随分前におススメ本に表示されたこの本を読んでみました。
「美味しそうな食べ物×本」という組み合わせで、気軽に読め、暇つぶしにはとても良かった。
主人公2人のキャラがあまり好みではなかったが、食べ物はとても魅力的。続編もいつか読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
同年代の私が言うのもなんだけども、すみれさんが結構いい年してらっしゃるので、頭の中でキレイな女優さんに変換して読んだ。それにしても、「この本、買ってください」はびっくりするなぁ。
Posted by ブクログ
『本を読まなくても、人間は充分幸福に生きていける。でも僕は信じてるんです。たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともあるって。。』
パン屋のパンセ(フランス語で思考・思想を意味する)
珈琲一杯であなた様はカフェに何時間居続けれますか?
Posted by ブクログ
古書カフェに本のソムリエ、いいですね♪本好きの食べ物好きには堪らない作品。すみれ屋のビジネスパートナーである紙野くん、実生活のパートナーにもなりそうで今後の2人の展開も気になるところですが、なかなか読み進めるのに時間がかかったー!すみれ屋が実在してたら是非行きたいお店。こんなお店にいつか出会えるといいな。
Posted by ブクログ
【内容】
カフェめしメニューとカフェ経営と、本にまつわるミステリが合体した感じ。比重はカフェめしに置かれてる気もする。
【感想】
食に対するこだわりのようなものがなかなかしんどそうな店。たぶん、ボクは入らない店。オーナーの単純な思考が怖くもある。
『パン屋のパンセ』は読みたいと思った。
著者は東京出身かな?もちろん珍しくはないけど。東京の方言が使われてるとこがあった。
▼古書カフェすみれ屋に関する簡単なメモ
【紙野頁/かみの・よう】古書カフェすみれ屋の古書部の店長。長身、痩身、猫背、メガネ。最初の時点でたぶん31歳。古書部に客がいないときはカフェ部を手伝っている。相手がより必要とする本を薦めることができる。
【古書カフェすみれ屋】カフェと古書店が合体した店。東京バンドワゴンみたいな感じやね。それぞれは独立採算制で古書部の本をカフェの客は無料で読むことができる。カフェ部の店長は玉川すみれで古書部の店長は紙野くん。
【玉川すみれ】古書カフェすみれ屋のオーナー店主。最初の時点で36歳。