細野不二彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文句なしの★5
ここにはまさに高校の頃の俺たちがいる(作品の舞台は大学だけれど) 漫画研究部の活動場所である理科実験室で毎日夜の9時まで 落書きをし 原稿を描き 音楽を聴き 紅茶を飲み くだらないバカ話にふけり 見よう見まねでアニメーションを作り なによりも素晴らしいかけがえのない友人先輩後輩たちと 夢のような放課後を過ごしていた そんな俺たちが
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舞台は慶応大学 1982年秋 5名のシネ倶楽部
ストーリー ファッション(スタジャン!) すべてが同時代性(5年くらいのズレがあるけれど)を感じさせる なんとなくだがいろんなことを思い出す(湘南高校に比べれば少ないけれど) もともと大学の頃の記憶が薄いのだが それでもこういうトリガーがあると思い出すこともあるんだな でもこういう記憶もやがて薄れていってしまうのだろうか?
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なんといっても絵が圧倒的にうまい あの頃の絵 あの頃の線 とにかく人物描写が素晴らしい 人体のうねり くねり やわらかさ 手の表情などなど 今の「うまい」と違う感覚
あたりまえだが「ペンで描いている」という線 ケント紙を引っかくカリカリという感触が伝わってくるような
今のまんが家ってみんなうまい でも(俺のようなオールドスクールな人間が見て)ホレボレするようなうまさの人ってどれだけいるだろうか? もちろんそれはアナログとデジタルの違いもあるだろ ペンタッチ 線の入りと抜き なめらかさはデジタルが補正してくれるらしい
でもそれとはまったく違う 描線だけでもう惹き込まれて一気に持っていかれてしまうような この頃の細野の絵はそのくらいの圧倒的な才気にあふれている
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少年誌から青年誌へと移った頃の作品らしい このあと「ギャライーフェイク」とかにいくのだろうけれど(読んでないのでわからんが) 大人誌ではない ものすごく「あの頃」な感覚がコマの隅々にまで満ちあふれている(メンチカツ弁当が260円! 時代だなあ) 今の人にこれを理解せよと言ってもむずかしいかもなあ でもそれは仕方ないことだよな 40年くらい前の話しなんだから
時代を「回顧」ではなく「その時の感覚」で切り取ったような作品
そういや細野版「アオイホノオ」みたいな作品あったな(「1978年のまんが虫」) 果たしてどんな視点で描いているのか? 読みたいぞ( → 買っちゃった 読むの楽しみ) -
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国宝Gメンのおじさんが登場する「国宝の守り人」面白かったです。
本作品は美術館に整然と並んでいない美術品の話なので、登場人物がアクティヴに色々な所に出掛け、ドラマが展開されるため、見ていて飽きません
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刑務所のミケランジェロのエピソードがとてもいい。作者がとても力の入れているのを感じる。 安川一平といい、マン・アボットといい、それっぽいアーティストとその作品、エピソードを説得力のある形で創出してるの凄いです
それはそれとしてバブル期の金持ち日本人がいかに美術界で嫌われていたかが背後に見え隠れしますね
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贋作専門の画廊というのは面白い。
確かな鑑定眼・審美眼と修復技術を持ち合わせているのはかっこいいなぁ。助手役兼ヒロインに、主人公に惚れている可愛い外国人ヒロインを持ってくるというのも90年代前半っぽい設定でどこか懐かしい
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Posted by ブクログ
ネタバレ漫画には疎いので当たり前ですが、アート業界,画商、美術館を扱う漫画があったのか、しかも39巻も刊行済みとは!と本屋で本書を見かけて衝動買い。
アートと人のディープな話。
現代美術が、美術なんか興味も心を揺らされることもない人が投機投資転売目的で値段高騰、などの現象やバンクシーをめぐるもろもろもやもや、など控えめなアート好きとして、気になる作品。
自分の立ち位置、芸術への構え、誰のための芸術かをブレずに臨機応変に考えているフェイクギャラリー贋作画廊の藤田の動き、各回の登場人物の個性や人生,個人史が面白い。
これの本はアンソロジー,傑作選だそうで、アメリカの美術館所蔵の作品から想像力と人間洞察膨らませて描かれている人とアートのつながり,愛憎。
贋作真作の話というより人間の心人間の生き方のアートの話でどれも読み切り,面白い。個人的には名画より、知らなかった,アメリカに白人様たちがやってきてまだ英国植民地であったころの可愛らしい家の形のアンティーク貯金箱に心惹かれた。昔ニューイングランド地方の道路沿いのたくさんのアンティークショップ,ファンシーショップで見たかもしれないな,無知であったな、と。
この本で取り上げられている作品
モネの積みわら シカゴ美術館
マチス ダンスのための習作 ニューヨーク近代美術館
相阿弥 四季山水図屏風 メトロポリタン美術館
ウィンズロウ・ホーマー 八点鐘 アディスンギャラリーオブアメリカンアート
ゴッホ 星月夜 ニューヨーク近代美術館
エドワード・ホッパー ナイトウォーカー深夜の人々 シカゴ美術館
アンティークのアメリカ植民地時代の貯金箱
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 女占い師 メトロポリタン美術館
カラバッジョ 若者たちの合奏または奏楽者たち
メトロポリタン美術館
シカゴ美術館
八点鐘