細野不二彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ漫画には疎いので当たり前ですが、アート業界,画商、美術館を扱う漫画があったのか、しかも39巻も刊行済みとは!と本屋で本書を見かけて衝動買い。
アートと人のディープな話。
現代美術が、美術なんか興味も心を揺らされることもない人が投機投資転売目的で値段高騰、などの現象やバンクシーをめぐるもろもろもやもや、など控えめなアート好きとして、気になる作品。
自分の立ち位置、芸術への構え、誰のための芸術かをブレずに臨機応変に考えているフェイクギャラリー贋作画廊の藤田の動き、各回の登場人物の個性や人生,個人史が面白い。
これの本はアンソロジー,傑作選だそうで、アメリカの美術館所蔵の作品から想像力と人間洞察膨ら -
ネタバレ 購入済み
不正な手段で世界チャンピオンの座についたホセは、太郎相手に勝てないと判断したのか、自らが怪我を負っているとして防衛戦を辞退する異常事態。
暫定世界チャンピオンを決する戦いをイワンと組む方向に…。
計算しつくされた攻め手で太郎からダウンを奪うイワン。
片や意地と臨機応変な戦略で、イワンからダウンを奪う世界最初の男となる太郎。
太郎、イワン共に、この試合後に再びリングに上がる事は無理だと感じつつ…。
二人と関わった多くの人物たちの想いを乗せての最終ラウンド、KOではなく、結果は判定に…。
最終頁、解釈がどちらでも出来そうな…。 -
ネタバレ 購入済み
ガルシアとの死闘を制し、日本チャンピオンとなった太郎。
ガルシアが引退し帰国すると聞いて堪らず空港へ、そして太郎の父の犯した罪に縛られていた二人は…。
取り敢えず、ガルシアとサンディの娘を、太郎に会わせられたのは是好。
その後、東洋太平洋チャンピオン奪取、3連続防衛と果たし、世界チャンピオン・イワンへの挑戦を標榜していたが…。
中米某国でのタイトルマッチで策略に嵌められたイワンは、チャンピオンベルトを奪われるだけでなく、ライセンス剥奪の検討と無期限試合停止処分を受けてしまう。
居ても立っても居られず渡米した太郎は…。 -
ネタバレ 購入済み
森崎救出の際、大事な左拳を傷めてしまった太郎。
臨月のサンディを入国管理局により強制的に引き剥がされ、迷走するガルシア。
33年に一度の大流星群の夜に二人は壮絶な死闘に狂じる事に…。
左拳の不調をガルシアに悟られた太郎は試合途中に左拳の骨が折れ、サンディが連行される際に側頭部を地面に打付けていたガルシアは鼓膜が破け…。
乱戦の末にガルシアがマットに崩れ落ちた時、始まった大流星群、そして産声を上げられなかったガルシアとサンディの子は…、父となったガルシアに抱きしめられて欲しい。
そして太郎は、花形青児、白烈鉄ら遺志を継ぎ、次巻では世界チャンピオン・イワンとのマッチメイクが叶うのか? -
ネタバレ 購入済み
韓国・白との死闘を制し東洋太平洋7位となった太郎。
そしてかなり無理な減量の上でもKOで日本チャンピオン防衛を決めたガルシア。
幼き頃からの因縁がある二人の直接対決がいよいよ。
しかし2人のタイトルマッチとは別の処で暗雲が垂れ込め。
森崎が何者かに攫われ、現在は一応は敵対者の筈の太郎を巻込むアポロ高塚。
誘拐犯は柴田だったが、奪還した際に太郎の事を知らせずに森崎を拐かす高塚…。
一方のガルシアもギリギリの精神状態の中で、臨月のサンディが入国管理局に拘束される事態に…。
双方共に実力を発揮できる試合にする事は出来るのか… -
ネタバレ 購入済み
自らの欲求を受容れない太郎に当たり散らし、尚且つ想いを焦してしまった若林あゆ。
その想いは依存、見失った時の喪失感は…。
怪しげな宗教紛いに傾倒していく姿は、救いが無さそうで…。
銀メダルを低く言われ、且つ森崎の件もあり、高塚の選んだ策とは「ガルシアの自ジムへ勧誘」。
これは後を引きそうな…
つく信では、夜逃げした融資先を追い込む事になる太郎。
抵当順位の低いつく信としては、形振り構っていられない渥美課長。しかし、アンフェアに目を瞑れない太郎。
元プロボクサーのノンバンク担当者は、野良試合で勝ったら手を引くと言うが…。