雁作専門の画廊、「ギャラリ-フェイク」のオ-ナ-、藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶が、モネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタは贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった。その商談の様子を、S美術館の学芸員である酒井が見ていた。酒井はフジタに、芸術のなんたるかをわかっていない梶には、「つみわら」を売ってほしくはないと懇願する。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ひめまつが美術を専攻するきっかけになったという個人的に思い出深い作品です。
初めて読んだのが小学校5年のとき。フジタに魅せられて「将来フジタになる!」と美術の世界に憧れ続けました。
作品の見所はなんてたってスマートでかっこいいフジタのギャップ。
フジタの無精ひげはなんであんなにもかっこいいんだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月17日
手塚治虫さんの、ブラックジャックの画商版。
と言うと、誤解がありそうでナンですが。
ダブルのスーツに身を包み、世界を渡り歩くアートディーラー。
美人中年で、凄腕の修復家で、ちょっと皮肉屋でかなり照れ屋。そんなおいしい設定の主人公が、たのしいイベントに巻き込まれまくって、色とりどりのステキなオジサマた...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月28日
ただの芸術薀蓄作品じゃなくて、1話1話のストーリーがしっかりしてて、脇役の人たちもベクトルは違えど芸術への造詣が深くて引き込まれてく。
なんていうか床屋とか、町の喫茶店とかにあったら通いたくなるような、
そういう安定感があってすごく好き。
決して一話完結って言う理由だけじゃなくてね!!
美術の世界っ...続きを読む
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