細野不二彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の自伝的青春記。ステレオタイプな苦労話ではなく、主人公の才能も経歴も人脈も一見華々しすぎるぐらいに華やかで、得られたチャンスも努力でしっかりモノにしているのに、彼の家庭の事情や、「人の命」に関するとある出来事が心に深く影を落としていて、そのことがこの物語全体に独特のトーンを作り出しています。
1978年当時の「スタジオぬえ」の雰囲気が活写されており、そういった意味でも興味深い作品です。どこかのラブリーエンジェルで見かけたようなお二人も登場します。
ところで自分はこれを読むまで美樹本先生と細野先生の関係性を知らなかったので、あとがきを読んでから再度読み返して「こんな星の巡り合わせがあって良い