細野不二彦のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
普段は美術館に行かないけど
このギャラリーフェイクのストーリーは美術の知識が無くても十分に楽しめる。それどころか知らない芸術の世界の情報をわかりやすく教えてくれる。難しい芸術の解説書よりとてもわかりやすいのでとてもありがたいのだ。
-
購入済み
古さを感じさせない
何年かぶりにこのマンガを電子書籍で読みました。昔々、この単行本が出版された時に、すかさず買い求めて読んでいたのを思い出します。内容的には何年も経っていても古臭くないネタで楽しめるしテーマに寄ってはとても楽しめる作品だと思いました
-
無料版購入済み
うわっなつかしー‼️
細野不二彦先生の作品というと青年誌で数多く見かけるし評価も高いものの、結局ちゃんと読んだのがさすがの猿飛だけだった。しかしとにかく面白い。アニメや前作を懐かしく思い出しながら読んでも面白いが、普通に初見漫画として読んでも勢いがあって新鮮で楽しい。
単にスカートめくりのエッチな漫画というだけでなく、沢山の個性的なキャラクターやはちゃめちゃで賑やかなストーリー、切ない心理描写なども含めて良作であり、何度も繰り返し読んでいた記憶が甦った。あー、マコちゃん相変わらず可愛いなとか、肉丸くんってそうだスゲーカッコいいんだった、って思い出したけど、今に至ってもこんな魅力的なキャラクター見たことない。
-
ネタバレ 購入済み
新米美人運転手が織り成す人情物
青年誌の細野作品といえば「ギャラリーフェイク」が有名ですが、「ジャッジ」や「S.O.S」等長編でなくとも秀逸なものも多々あります。この「ヒメタク」も間違いなくその一つ。
通称「ゴミ山」と呼ばれる悪名高きタクシー会社に、新人運転手として入社した主人公。掃き溜めに鶴さながらのうら若き彼女は果たして、ゴミ山を変える奇跡の人に、ゴミの山から咲く人の花となれるのか。
冒頭だけ読むとその先に劇的な展開を期待しそうになりますが、「ヒメタク」の主人公は再建請負人のような活躍をする訳ではなく、日々真っ正直に職務に励むだけです。しかしそこにドラマがある。
様々な問題を抱える乗客たちに一介のタクシード -
ネタバレ 購入済み
最後までドキドキハラハラ面白い
この巻で、バディドッグが終わってしまうとはとても残念。ストーリーの最初の疑問もスーパーAIが生まれた経緯も、伏線は全て回収されました。素晴らしいAIロボットと人間の物語りだと思います。そして、最後には、オリジナルのAIを、その端末でしかなかったAIが追い越していくと言うアイデアも素晴らしい内容でした。次回作を期待します。
-
ネタバレ 購入済み
ロボット好きを集めて新会社を!
慰安の為に行った温泉地での出来事をきっかけにこれまで周辺をかぎ回っていた、ロボット王子を味方につけられそうになったり、昔の上司が目指していた社会に役立つことの意味がわかり始めたり、そもそもカノンの意味が分かり始めたりと、いろいろな謎が解き明かされていきました。新会社をつくって前途洋洋な感じだけれど、この先の不安材料も仕込まれていて、、、いよいよ次巻が最終巻らしいけど、今から楽しみですな。
-
購入済み
お帰りなさい!
フジタの次の活躍を見れて嬉しい!
サラとの関係も見ていて小気味良い。
是非、現代版の美術トークをもっともっと聞きたい。若沖の話はじんわりと胸に迫るものがあり、美術のみならず、生命や社会のあり方を1人1人に問いかける作品だと思った。
-
全年齢推奨
主人公フジタとサラのもどかしい関係を楽しむも良し。
美術・骨董・科学・歴史等の知識を得るも良し。
作者の成長してゆく画力を見守るも良しの、五つ星作品です。
いろいろなジャンルへの扉を開けてくれる、デパートな作品です。
全巻リアルで買い揃えました(^ ^)たまにアダルト表現ありますが、ぷぷは当時小学生で読めてたので、大丈夫だと思います。
-
購入済み
良くも悪くもマンガ
ユーモラスでH、でも頼りがいのある主人公。そしてなぜか可愛らしいヒロイン。良くも悪くも昔懐かしいマンガです。でも本来のマンガって単純明快なもののほうが面白いかな、と思い買ってしまいました。
期待は裏切られず、昔々の余韻にひたっております(おやじだなぁ~) -
Posted by ブクログ
ネタバレ細野不二彦先生の大作完結です。
私はこの作品を、天宮詩織が家族への愛憎に身を焦がしながら栄光への階段を登り、そして最後に破滅するサスペンスものだと認識しています。
父理一のようにジャーナリズムの理想を追い、母さおりのように自らの城を手に入れるために戦い、そして最後は自ら果てる。詩織の生き方にはその両親の人生と理想が強く反映されています。
両親の生き方を受け継ぎ、両親の思いや考えを感じ取り、そして最後には自ら命を絶ちます。彼女は、自ら命を絶つことで、今は亡き両親に寄り添い、彼らの感じた悲しみに寄り添い、それを共に分かち合います。そしてその先に、死の間際に父理一が夢見た、家族三人の温かい光景がある -
Posted by ブクログ
『電波の城』が23巻をもって完結しました。素晴らしい幕切れでした。
細野不二彦はミドルティーンの私にとって『さすがの猿飛』『どっきりドクター』『Gu-Guガンモ』など少年誌で素敵なコメディを紡いでくれる作家でした。しかし活動の舞台を青年誌に移した後はあまり食指が伸びず、『愛しのバットマン』(これは主人公の造型が好きでした)を最後に十年ほど彼の作品から遠ざかっていました。『電波の城』1巻発売時に書店で手に取ったのは本当に気まぐれだったと思います。しかし、この十年ぶりに読み始めた細野作品は、とてつもない吸引力を持って私に迫ってきたのです。以来8年間、本当に楽しませてもらいました。
作品の -
Posted by ブクログ
ネタバレ謎のマジシャンが徐々にその人格を露わにし、安全圏から表舞台へ出て来ざるを得なくなっていくところが、マジックのネタばれのようでドキドキした。
さまざまな家族の関係が描かれてきたけれど、主人公の元家族が出てくるとは思わなかった。とくに息子との関係は。
結局、最後に春居の味方になったのが同じ組織の仲間ではなくマジシャン達だったというのも・・・おもしろい。
絶望した春居が手にナイフを刺そうとしたところが、死を選択するよりも辛いことだったのだと分かる。やはりあなどれない小泉じゅん。やったね!
たまたまかもしれないが、二人の重要なシーンはいつも海である。
溺れる小泉じゅんを助ける春居(見開きで海の中)