あらすじ
伝説のアートコミック、新装傑作選が登場!
累計1000万部突破!!
傑作の呼び声高く、今なお新シリーズが連載中のアートコミック『ギャラリーフェイク』。
2005年に完結した第1シリーズの単行本・全32巻の中から
「美術品」に焦点を当てて傑作エピソードを選び抜いたセレクションが登場です。
第1集は、アメリカの美術館に収蔵された美術品に迫る「アメリカ編」!!
厳選した全8エピソードを収録しました。
-ART.1「贋作画廊」(単行本第1集所収)
-ART.2「質屋とマティス」(単行本第3集所収)
-ART.3 「山水の星」(単行本第10集所収)
-ART.4 「八点鐘」(単行本第11集所収)
-ART.5「連立不当方程式」(単行本第13集所収)
-ART.6「from the North Hotel」(単行本第20集所収)
-ART.7「SWEET TRAP」(単行本第23集所収)
-ART.8「美しきことは…」(単行本第30集所収)
いざ、闇のアートディーラー・フジタと行く
世界美術周遊の旅へ!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漫画には疎いので当たり前ですが、アート業界,画商、美術館を扱う漫画があったのか、しかも39巻も刊行済みとは!と本屋で本書を見かけて衝動買い。
アートと人のディープな話。
現代美術が、美術なんか興味も心を揺らされることもない人が投機投資転売目的で値段高騰、などの現象やバンクシーをめぐるもろもろもやもや、など控えめなアート好きとして、気になる作品。
自分の立ち位置、芸術への構え、誰のための芸術かをブレずに臨機応変に考えているフェイクギャラリー贋作画廊の藤田の動き、各回の登場人物の個性や人生,個人史が面白い。
これの本はアンソロジー,傑作選だそうで、アメリカの美術館所蔵の作品から想像力と人間洞察膨らませて描かれている人とアートのつながり,愛憎。
贋作真作の話というより人間の心人間の生き方のアートの話でどれも読み切り,面白い。個人的には名画より、知らなかった,アメリカに白人様たちがやってきてまだ英国植民地であったころの可愛らしい家の形のアンティーク貯金箱に心惹かれた。昔ニューイングランド地方の道路沿いのたくさんのアンティークショップ,ファンシーショップで見たかもしれないな,無知であったな、と。
この本で取り上げられている作品
モネの積みわら シカゴ美術館
マチス ダンスのための習作 ニューヨーク近代美術館
相阿弥 四季山水図屏風 メトロポリタン美術館
ウィンズロウ・ホーマー 八点鐘 アディスンギャラリーオブアメリカンアート
ゴッホ 星月夜 ニューヨーク近代美術館
エドワード・ホッパー ナイトウォーカー深夜の人々 シカゴ美術館
アンティークのアメリカ植民地時代の貯金箱
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 女占い師 メトロポリタン美術館
カラバッジョ 若者たちの合奏または奏楽者たち
メトロポリタン美術館
シカゴ美術館
八点鐘