小谷野敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・全く「友達がいないということ」について書かれてない本。何故この著者が30過ぎまで童貞だったかについてすら書かれてなくて、ただこんな本を書くならそうでも仕方なかったんだろうなとだけは伝わってくる。
・結局友達がいない誰かがこの本を読んでも何にもならない。評論のつもりなのか、どの小説家、思想家には友達がいなかったようだ、否、沢山いたようだ、とウジウジ言い続けるだけ。
・唯一見所かと思えるホモソーシャルについても、ホモっ気が無いと友達が作れないのかなどの結論に達する事なく不完全燃焼。
・繰り返すけどこんな本書く人間は友達いなくて当然だわ。「この人友達いないんだ…」って思われるリスクを背負ってまで読 -
Posted by ブクログ
ネタバレまずは筆者の経験もまじえて友達がいないというのはどういうことなのかを説明し、次に文学の歴史から友情について語る。昔の日本には友情という概念がなかったとかなんとか。
結局最後まで、どうしたら友達ができるのかについては語られることなく終わる。結論としては、ひとりぼっちになるのはは自分が悪いわけじゃないってことかな。まあ、ぼっちはいけないこと・格好悪いことっていう認識が変われば、そんな悩みもなくなるような気がする。
イジメで自殺するなら、いじめっ子を殺してから死ねばいい。人をいじめる奴は死んでも構わないんだからっていうのが衝撃的だった。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
才能がなくても書ける。
それが私小説。
その魅力を説き、「書きたい人」に勧める、挑発的文学論。
[ 目次 ]
第1章 私小説とは何か(「小説の書き方」は百年前から;さまざまな「自分のことを書いたもの」 ほか)
第2章 私小説作家の精神(私小説家、私小説を語る;「自分で納得しないものは出せない」 ほか)
第3章 私小説批判について―中村光夫、田山花袋に敗れたり(戦後本格化した私小説批判;中村光夫の私小説への両義的姿勢 ほか)
第4章 現代の私小説批判―大塚英志の場合(私小説は迫害されていない?;「小説の書き方」は役に立たない ほか)
第5章 私小説を書く覚悟(文学的才能がなくても -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ものを書く仕事がしたいという人が増えている。
しかし、物書きは儲からない。
本を出したって、売れやしない。
批判されれば胃が痛み、論争をすれば神経がすり減る。
それでも「書いて生きていきたい」と言うのなら、本書を読んで、活字の世界に浮上せよ!
評論とは何か、その読み方、評論を書くにあたっての基本的な事柄を示し、物書きという仕事の苦しみと愉しみを説く。
“有名評論採点”付き。
[ 目次 ]
第1章 評論とは何か―「学問」との違い
第2章 基本的な事柄とよくある過ち
第3章 評論をどう読むか
第4章 『日本近代文学の起源』を読む
第5章 評論家修行
第6章 論争の愉しみと苦しみ
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