田中英道のレビュー一覧
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借りたもの。
ルネサンスの芸術家の横顔、当時の人々の息遣いを今に伝える良著。その中で“万能人”レオナルドと”神のごとき”ミケランジェロについて書かれた部分訳。
本来は100人を超える、ルネサンスに活躍した画家・彫刻家・建築家について言及されている。
レオナルドよりもミケランジェロについての言及が圧倒的にページを割いている……
ヴァザーリがミケランジェロの弟子で、より身近にミケランジェロについて書けたことも相まってか。
後書きによるとヴァザーリはミケランジェロの偉大さに結びつけるために、この『芸術家列伝』を執筆したとか……
他の芸術家に関しては、見聞による想像で描かれていることを指摘されている。(それでも当時の雰囲気を伝える文章のひとつであることに変わりはない)
今でいう学術本とは異なり、小説を読んでいるような感じ。
翻訳は踊るような躍動感にあふれる文章で、原文もおそらくそんなニュアンスなのだろう。 -
Posted by ブクログ
題名のままですが、日本史に出て来る世界一のものを紹介しています。こんなにあるの!ってびっくり!しかし、何年か前「千年やってきました」とかいう老舗会社が日本に多いという本読んだのを思いだし、通じるものを感じました。
ちなみに世界最古の老舗、金剛組ももちろん取り上げられてます。
どんな世界一があるかちょっと紹介。
最古の土器、縄文土器
古代の超高層建築、出雲大社
聖徳太子の17条憲法の「和」の思想
最古の木造建築、法隆寺
太古の国旗、日の丸
最古の博物館
最古最大の和歌集、万葉集
最古の国歌、君が代
世界一の信長の軍事革命
世界一の経済大国、16世紀の日本
世界一長い並木道、日光杉並木
266年間の安寧、江戸時代
平和裏の権力移譲、江戸城無血開城
人種差別撤廃を初めて訴える、パリ講和会議
世界最長の王朝
等50項目
日本人として、知っておきたい内容です♪ -
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古墳に並ぶ埴輪は、長いあいだ無言の番人のように立ってきた。その中に、遠い西方の民の面影を見るという大胆な説がある。美術史家の田中英道は著書『ユダヤ人埴輪があった 日本史を変える30の新発見』で、日本史の常識に問いを投げかける。もし古代日本が、想像以上に広く世界とつながっていたとしたらどうだろう。海を越えた人と文化の往来が、埴輪の表情の奥にひそんでいるのかもしれない。歴史は教科書に閉じた過去ではない。新しい発見や仮説のたびに、私たちの見ている地平そのものを少しずつ広げていく。疑問を抱く眼差しこそが、歴史を次の物語へと導く鍵になるのだろう。
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日本人の宗教感を、他国の宗教の成り立ちや考え方もからめてまとめられている。ユダヤ教はなぜ一神教なのか、なぜ共産主義は失敗したのかなどなど。
この本を読んで、日本の今の宗教観は自然に溢れ海に囲まれ外敵に襲われづらい恵まれた環境による影響が大きく、生活環境が厳しい他国では一神教、大きな権威が生じるのが自然なのだろうと思った。
日本人が持つ素晴らしい宗教観が筆者の強い思いを込めて書かれている一方、他国の宗教に対しては批判的な面があり、その点は完全に合意できないところがあり星マイナス一点です。少しばかり批判も入れてしまったが、日本に生まれて良かったなと改めて思える内容で、特に宗教にあまり関心が薄い人にこそ(私自身もそうでした)読んでほしい。 -
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ネタバレ昭和の部分に少し右傾化、ナショナリズムのようなものを感じたけど、上巻から通して読んで、求めていた日本人観のようなものが整理できたような気がする。特に、自然との共生、神道と仏教の根付き方、そして、神仏習合の考え方がこの本を通して読むことで自然に受け入れられた気がします。もう少し深めたい気がしました。
少し気になったところ。
・本来、仏教は個人宗教として自己の罪を悟り、それを自己陶治によって克服する自力本願が原点でした。ただ、祈れば救われるということになると、仏教徒は増えますが、本来の仏教が持っている部分が失われることになります。
・中国やヨーロッパでは、政権交代がそのまま歴史の断絶を作っています。それは支配する民族が変わるせいでもありますが、日本には文化と伝統を断絶させない一つの思考のパターンの連続性があると思います。それは日本の自然信仰、自然道の力です。
・(元寇の時の)国土防衛の態度は、自然に対する態度とよく似ています。受け入れて防ぎ、侵害しようとしないのです。こうした受け身の態度は日本人の生き方の原則になっています。
・「自由」があってこそ、「文化」が生まれ、階級よりも「役割分担」の社会があったからこそ、長い間「社会」が安定してきたのです。
・政治は必ず精神的な支柱が必要で、その中心的な役割を天皇が負っている。
・天皇の権威があって初めて政治が安定する。
・能には日本的な表現の極北があると思われるのは、音量信仰や自然信仰と仮面劇が上手く折り合って表現されている点です。
・「もののあわれ」や「わび・さび」は、その背後の強烈な人間主義の表出を日本人好みの言葉のあやで表したもので、それは西洋の人間主義とほぼ同じなものです」 -
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古事記にある高天原は東日本の日高見国の事で、天孫降臨は鹿島から鹿児島に船でやってきたという筆者の説。
当然古代の話なので完全な実証も反証も不可能だが、面白い。
日本は大和が徐々に関東、東北を支配していったとの定説があるが、地球が寒冷期になる前の縄文から弥生時代にかけて東北に日本の原型となる国があり、これが高天原、つまり天照大神系の国だという。
神話は単なるフィクションではなく事実を元にしているというのはその通りだと思わせる説得力がある。
ただし日本という国を特殊化し賛美する言説に少し疑問は感じる。
私も素晴らしい伝統をもった国だと誇りは持っているが、優れた民族という理解は危険であり、地政学的に特殊な環境がもたらした産物であると理解している。
ジャレドダイアモンドの銃病原菌鉄を読んだ直後でもあり、特にそこが気になった。 -
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戦後レジュームとの決別。
それを理解するための一助となる本だと思い手にした。
知の旅は終わらない で、立花隆にボロンチョに論破されていた人よりは、もっともっと骨のある人だと思う。
知らない事が多いので、もっと周辺を調べてから再読したいと思う。
武漢の細菌研究所はもうないと言う説がある。
証拠隠蔽で爆破された。実際に衛星から見たら更地になっている。何しろ列車事故で列車を埋める国だからなぁ。
笑い
と言う趣旨のところは、笑えたけど、さもありなん。
怖いなあとも思ってしまう。
中国では、都会籍と田舎籍では同じ漢民族でも全然違う扱いを受けると言う記述がある。
実際、上海で現地ガイドと話していると、地方出身の田舎籍なので、毎年仕事に関して申請をしなければならない
と言う趣旨の話をしてくれた。
そこは納得できる。
安倍元首相の言った
戦後レジュームからの脱却
の趣旨はおおよそ理解しているが、
もう少し知識が欲しい。
一部の偏向新聞や日本偏向協会を見聞きしていると、ミスリードされる。
日本は悪い国なので、北朝鮮のミサイルの開発は当然で、
敵基地攻撃なんてとんでもない。座して死を待つべき。
的な思考になりかねない。
別の視点からの情報も必要なのは当然だ。
とは言え、今年の読書のテーマを決めているので、
そちらを優先して、本書はしばしホルト。