田中英道のレビュー一覧
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累計5。日本人は富士山をはじめとする自然を敬うことを遥か昔から続けてきた。自然への畏敬の念が神道となり,仏教などと融合しながら日本人独特の価値観を築きあげてきた。葛飾北斎が表す富嶽三十六景には,富士が描かれているが,どれも小さい。北斎は富士山を描いたのではなく,富士に守られている人々の生活を描くことで,富士山=自然に対する信仰を描いたのではないか,という。そして,その技法だけではなく,価値観や自然を神とする心がゴッホやアンリ・リヴィエールらに影響を及ぼしたのではないかという主張。庭園や盆栽など,美や観を凝縮するのが日本人,というのも興味深い。また,争いを避ける原点に国譲りの神話がある点なども共
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Posted by ブクログ
高校時代に世界史と日本史を30年程前を勉強しましたが、学習した時期も異なっていたこともあり、お互いの関係を殆ど意識することなく、テスト対策に追われていただけの記憶しかありません。
世界で重要な出来事が起きているときに、日本はどのような時代だったのかを多元的に学ぼうという意識がありませんでした。歴史を勉強ではなく興味で見ることができるようになって初めて、この本の主題である「日本人の視点で世界史を見る」ことができるようになったと思います。大人になってからの歴史は楽しいですね。
世界と日本の歴史を比べることは、どちらが良い悪いというのを語るのではなく、お互いにどのような経緯があって現在に至るのか -
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チームラボ代表の猪子寿之さんに影響を受け再び日本史をさらっとおさらいしつつ日本の歴史が
現在の日本にどのように優位に働いているかを知りたかったため手にとりました。
日本の歴史から生まれる文化の連続性(美術や文学作品、文化など)に関連して歴史を紐解きながら
その政治や経済が文化にもたらした影響から系統的に全体の歴史をまとめている。
たとえば江戸時代に和紙の大量生産が可能になり、社会が平和で豊かだったために文化や学問が大衆に広まり
発達した点などを時代の流れとともにわかりやすい言葉づかいで述べている。
一貫して筆者が日本が神道と仏教という、宗教に育まれた文化の連続性がどれほど
豊かな歴史を作 -
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井沢元彦氏の逆説シリーズを読んでから、一人の著者が、全ての歴史を解説している「通史」を読むのが私の一つの楽しみになっています。この本の著者である田中氏の本は、私は初めて出会いました。
井沢氏同様に、日本の「通史」を書かれていますが、その視点が、彼の研究課題であった「美術品」であることが特徴です。美術品が語ってくる日本の伝統と文化の魅力を通して、日本の何が素晴らしいかについて、各時代毎に解説されています。
以下は気になったポイントです。
・創業200年以上の老舗企業だけを集めた経済団体には、日本の加盟企業の多さが目立つ、創業百年以上という会社が、一万五千社以上もあるのは世界中でも日本のみ( -
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歴史を学ぶ意味とは何か――著者は日本の歴史を神話から連なる天皇の系譜を軸に据え一貫した国のかたちとして描き出す。文献のない時代、縄文からの国が成立していないであろう歴史を追う。
西洋中心の歴史観では見落とされがちな日本独自の精神や文化の根がある。教育の現場では断片的な知識の羅列にとどまり通史としての日本の姿が見えにくくなっている。
本書は国の成り立ちを自分の言葉で語れるよう導いてくれる。とはいえ歴史をどう語るかは受け取る側の姿勢にもかかっている。事実をどう解釈しどう未来に活かすか。それが歴史に学ぶということだ。読み終えて今を生きる自分の足元を見つめ直したくなった。 -
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歴史を学ぶ意味とは何か――著者は日本の歴史を神話から連なる天皇の系譜を軸に据え一貫した国のかたちとして描き出す。文献のない時代、縄文からの国が成立していないであろう歴史を追う。
西洋中心の歴史観では見落とされがちな日本独自の精神や文化の根がある。教育の現場では断片的な知識の羅列にとどまり通史としての日本の姿が見えにくくなっている。
本書は国の成り立ちを自分の言葉で語れるよう導いてくれる。とはいえ歴史をどう語るかは受け取る側の姿勢にもかかっている。事実をどう解釈しどう未来に活かすか。それが歴史に学ぶということだ。読み終えて今を生きる自分の足元を見つめ直したくなった。