【感想・ネタバレ】新 日本古代史のレビュー

あらすじ

歴史を書き換える試み。
古事記・日本書紀に書かれていた史実を読み解く。
古事記や日本書紀の記述を神話だからとして歴史から切り離し、土器や古墳などを文字に書かれたものではないからとして軽視してきた従来の日本古代史は、歴史の実像を描くことができずにいた。
本書は、そうした戦後の唯物史観からは絶対に見えてこない、歴史の実像に迫る試みである。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

⚫︎歴史の見方
同先生の日本国史を読み、興味がわいたので、本書も購入。どちらかと言えば、日本国史を多少まとめている内容。
日本が世界の中心であった可能性や、世界の歴史は連続しているわけではないが、日本は世界で唯一連続していること、卑弥呼・邪馬台国・日高見国等の見解が書かれています。
縄文、弥生時代など、日本の古代は、本当に歴史の教科書のようなものだったのか、かねがね疑問を持っていました。関東、東北が主体だったことに納得。奈良、京都よりも、東北、関東の地に深い歴史を感じる自分がいたのですが、それに答えをもらった感じです。
卑弥呼、邪馬台国に関わる神社や遺跡がいつまでたっても見つからないというのは、あったかどうかも疑問だという解釈があっていいんだなと楽しく読みました。


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2023年11月07日

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