田中英道のレビュー一覧

  • 日本人が知らない日本の道徳

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    大陸から離れた四季豊かな島国である自然、風土に育まれ、時間の長さを重んじる長幼の序。著者が「自然道」と呼ぶ道徳観を北斎の「神奈川沖浪裏」、日本語、外国人が見た日本、十七条憲法、皇室、御成敗式目、正法眼蔵、五箇条の御誓文、教育勅語、キリスト教など西洋との比較を通じて、明らかにする。
    著者の主張を展開する論文のため、論拠と結論に飛躍があるように感じられるところも。「自然道」という著者の見解を支える情報をあちこちから集めた感じで、客観的に主張できるかどうかは疑問だ。
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    2016年04月29日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    神話・縄文時代から現代までを14章で概観。お金でも権力でもない、人間のあり方、文化の歴史として。

    改めて、西洋至上のマインドコントロール下にあったことがわかる。

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    2014年05月31日
  • 世界史の中の日本 本当は何がすごいのか

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    縄文や弥生時代を文明とするには、
    私のなかでは、クエスチョン?マークなのだが、世界史と言うのが、西欧諸国から見た世界史、というのには納得した。自分が歴史を習った中で疑問と思っていたことへの答えがあって納得した。
    日本の歴史から世界史をみる、というのはなかなかおもしろかった。

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    2014年01月05日
  • 世界史の中の日本 本当は何がすごいのか

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    従来の世界史は西洋史であり戦争史。日本人の立場と視点で見直すと。神道は多神教の典型。ピラミッドより規模が大きい古墳、文字はないが文化はあった。キリスト教を布石として侵略、銃があり、鎖国で守った。大戦は植民地主義・帝国主義との戦い。

    世界史と日本史を、分けるのでも、併記でもなく、相互の影響とともに記述されるのは、新鮮味がありました。

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    2014年05月03日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    戦後の教育を受けたからか、国粋主義的な言説を胡散臭く思うイデオロギーが染み付いてる感覚がある。でも自分たちの立脚点を見つめるのはだいじ。日本人の感性や価値観に従うとそうはならないだろうなと感じていた、習ってきた歴史の違和感を説明してくれてる感じはする。でも言葉が貧弱というか、もう少し何かが必要な感覚。うーん。美術はよくわからんからか

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    2013年07月05日
  • 日本の文化 本当は何がすごいのか

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    自然に恵まれ外敵から隔絶された島国、争わず、国譲りで統一。自然崇拝、和の精神、神の加護。

    大陸的なものと比べると、改めてその根本的な相違に気づかされる。

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    2014年05月03日
  • 日本の文化 本当は何がすごいのか

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    海外での経験、チームラボ代表の猪子寿之氏の影響により日本の文化に非常に興味がわき、
    なぜこのような文化が生まれたのかを知りたくなったため手に取りました。


    終始一貫して著者が指摘している日本人の自然信仰と御霊信仰を基本とした神道の影響が大きいことを
    指摘している。西洋が物事を客観的に捉え、物事を支配したがる支配・略奪の文化であることから
    自然も掌握しようとしてきたのに対し、日本は古来より争いの少なく、豊かな文化をはぐくんだ理由は
    共同体として自然に逆らわず恐れ多いものとして万人共通でとらえつつ仏教が個人宗教であることで
    救済することで古墳や仏像などからみれる日本独自の文化を「形」としてみれる

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    2013年05月22日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    戦後の日本史授業の内容を頭から疑わない人には目からウロコが落ちるか全否定してしまう戦前ならある程度は常識(作者の美術者としての主観が入るし、戦前でも西洋バンザイな風潮もあるので全部ではない)だった歴史の入門編、なので比較的サクサク読めます

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    2013年01月18日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    この本を読んで歴史を学べば、試験勉強としてでなく、教養として身につくと思います。

    素直に本の内容を受け取ると、日本は世界に負けない文化と伝統を持っている。ただ、海外では幕末以降しか知らない人も多い。ヨーロッパとの発信の差を感じます。


    特に勉強になったのは神仏習合。世界では、紛争の種となる問題を、日本人の特性、神道の寛容性を取り入れて、仏教との融合を果たした聖徳太子。今、日本に必要なリーダーです。

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    2013年01月07日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    学校で使われる日本史の教科書と合わせて読ませると、自分の頭で考える日本史学習ができるかもしれない。同じfactをみても、それをどう解釈するかでこうも違う歴史観が展開されるのだ…というコトを再認識する一冊。
    無批判に他人の書いたもの、言ったコトを受け入れる危うさに気づかせてくれる一冊とも言える。

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    2013年01月03日
  • 日本の歴史 本当は何がすごいのか

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    この本は、明治以降だけの本にしても良かったかもしれない。

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    「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
       平成24(2012)年9月1日(土曜日)弐
            通巻第3741号 
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    (書評特集号)

    日本史の疑問は、すべてこの一冊で氷解する、やさしい入門扁
      目から鱗が落ちる連続、日本の良さが何重にも感得できて自信が湧く本

      ♪
    田中英道『日本の歴史 本当は何が凄いのか』(育鵬社)
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     仁徳天皇陵はピラミッドや秦の始皇帝陵よりも大きい。
     桁違いに大き

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    2012年11月13日
  • 日本史の中の世界一

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    「日本とは・・・」と問われると戸惑う。

    世界の中で”一番”というだけではなく、

    「そういうことがあったのか・・・」というよく知っていることのわけを知ることができる。

    あの国よりも、その国よりも日本が。。。と比較するというよりは

    日本の特徴や独特の文化についての背景を知ることができる。

    また、日本の特徴を見る切り口という視点も持てる一冊。

    私にとって歴史や文化を捉えるときの
    国という大きな世界からの視点をもてるきっかけになった。

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    2010年04月16日