マキヒロチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ストーリーそのものは丁寧に整えられており、台詞のテンポも良く、キャラの動きも自然だった
総合的な評価としては、面白い、と言いきれる質の高さ
しかし、久しぶりに咀嚼しきれなかった漫画
面白い、それ以前に、自分にまだ合わないな、と思ってしまった、久しぶりに
いや、合わないじゃなく、合わせられるだけのモノが私の中に無いのか?
性別でなく、年齢、人生経験の有無に評価が左右されそうな漫画
酸いも甘いも噛み分けて来た、そこまでじゃないにしろ、多少の苦労は自力でどうにかしてきた、と言えるだけ生きた人間なら、恐らくは九割くらいは、この作品に共感を抱けるんじゃないだろうか?
まだまだ、ケツに殻の付いていた私が、 -
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Posted by ブクログ
読むと、リアルに腹の虫が鳴く、ハングリ良いな食漫画
食漫画で大事なのは当然だが、料理そのものが美味しそうに描かれている事。この『いつかティファニーで朝食を』も、その絶対条件を守ってくれている
しかも、この作品は実際にある名店が腕によりをかけて出してくれる一品を、その香りや湯気、纏う雰囲気、などを溢さずに描いてくれているので、「食べたいっっ」と一緒に「行きてーーー」も押し寄せてくる
なので、厳密に言えば、食漫画として括るよりは、食べ歩き漫画と言うべきなのかも
次に大事なのは、食べる人が、楽しく食べてるのが読み手に伝わるって事。実際、どんなに美味い食事でも、しょげた血色の悪い面で食われたら、読み手 -
Posted by ブクログ
「美味しそう」でなく、確実に「美味しい」と解かる、繊細で丁寧な画が魅力だと思う、この漫画は
その理由は、実在の朝食を登場させている、これも間違いなくあるだろうが、作者・マキヒロチ先生の朝食へのラブがあるからじゃないか?
栄養とか、そう言うのは関係なしに、人間がその日を真っ直ぐに生きていく上で、朝食がどれだけ大切で、必要なものか、それを理解しているマキヒロチ先生だからこそ、この画でこの漫画を生み出せるに違いない
基本、女性がメインなのだが、男性陣の心理描写を疎かにしていない辺りにも、好印象を抱ける
恋愛観、仕事への姿勢、子供への躾、家族の死の受け入れ方、色々なテーマを絡めつつも、ブレずに朝食に重