北上れんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
義理の甥×亡くなった叔母の夫。表紙を見て勝手に学生ものだと思い込んでいたのでびっくり。疎遠だった叔母の死をきっかけに、叔母が結婚していたことを知り驚く知明。初めて会った叔母の夫である慈雨はつかみどころのない男で、知明の状況を知るとあっさりと同居を提案してくる。二人で暮らしていくうちに知明は慈雨がゲイであることを知り…というお話。
妹を嫌い、妹に懐いていた知明にヒステリックな態度をとる母親の存在が、一穂作品にしては珍しいなと思いました。(結構ゆるふわ系の母親が多かったような気がするので)
そして、この話でも一穂さんが好きと思われるシチュが…!つくづく一穂さんて不思議な作家さん。どの作品をとっても -
Posted by ブクログ
ネタバレ花魁×特高警察
花魁が攻め!攻めっぽい特高警察が受けとそこの設定に驚き!
大正から昭和初期のお話なのかな?反鎖国主義者捜査のために特高の桐守が遊郭に行き、泥酔したところ花魁の翡翠に助けられ、そこから翡翠の協力を得て真髄に迫っていくが同じ見世に新しく入った藤乃に翻弄される。
後半は特高に捕まった翡翠と助けるために上官に楯突いた桐守の拷問が続いて読むのもちょっと辛かったけど、いろいろな人に助けられ無事外の世界へ。
黒い部分や苦しい部分、猜疑な部分など一筋縄ではいかない話だったし、お互いへの愛情を手に余す2人のもどかしさや気持ちのすれ違いにヤキモキ。
疲れていないときに読んだ方がきっと面白く感 -
Posted by ブクログ
某水泳アニメにハマってるから、ではなく(^ω^)水泳BLというほど水泳してないけど、アスリートBLかなーお相手は鍼灸師。
北上れん先生の描く美しい肉体美は素晴らしかった…。
遊び人の攻めが毛色の変わった獲物に手を出してどっぷりハマっちゃうんだけど、でも身に染みついた浮気性はすぐになおるわけもなく受けを傷つけます。もうこの時点でこのクソ野郎ち◯こもげろと怒り心頭なわけで。
受けがまた健気でまっすぐなイケメンだから余計に入れ込んでしまうのです、おねーさんは!
遊び人は当然のごとくバチが当たるのだけど…私的にはまだまだぬるい!もっと酷い目に遭いやがれ!あれじゃ逆にご褒美だろ!( ゚д゚)
後半出 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作を読んでから随分インターバルがあいてしまったので、うすらぼんやりしてしまった相関図等々思い出し思い出し読みました。
前作で恋愛スペックゼロの遠藤と体の関係を含むステディになんとか持ち込んだ神宮寺。相変わらず恋愛の機微なんてこれっぽっちも理解しないデリカシーの無さを存分に発揮する遠藤。
本当は無神経なわけでも鈍いわけでもない遠藤が、
心のどこか大事な部分を麻痺させることで陰惨な過去を受け止めてきたことを、そうしなければ生きてこられなかったことを、そしてそんな自分を薄情だと思っていることを知って心を痛めながらも、懸命に遠藤の心を拾っていこうとする神宮寺がいじましい。
心の奥まで汲み取って癒せる
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