北上れんのレビュー一覧
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表紙がとてもステキです。
「甘い水」の続編。その後の二人の関係に変化があったのかどうか、気になります。
あけすけな物言いで、Hに対する意識にロマンもへったくれもない遠藤でしたが、相変わらずでしたね。肉親を悲惨な形で失い、大切なものを持たないように生きてきた遠藤の心情が今回丁寧に描かれていて、胸をつかれました。
刹那的な快楽だけを追って、深入りすることを避けていた遠藤でしたが、大型わんこな神宮寺にほだされているのがよくわかります。
もし、生きることも死ぬことも自分で選べない状態になれば、という極限での自分自身を神宮寺に託そうと思う気持ちこそが、彼への愛情と信頼の証だというのが伝わってきます。
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前作で日本から離れてイギリスで暮らす賀門と迅人。二人の蜜月はある日突然見知らぬイギリス人に迅人が拉致されそうになり終わりを告げる。
謎の男達は迅人達と同じ、人狼だった。
迅人を「イブ」と呼びその手中に治めようとする彼らを前に賀門は帰国する意思を固める。
弟の峻王とそのパートナー侑希に再会し、その存在を組や父親達に知られないように暮らす迅人の身体にある変化が起こってしまい。
家族の絆を感じるお話でした。
一族の血を残す、という問題もあったのですが、まさかの展開ですね。
イギリスのゴスフォード一族は迅人を諦めません。
困難な状況で一致団結した事により最後には全て上手くいった気がします。
愛は強し、 -
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「ひとり占めセオリー」スピンオフ。心優しいヘタレ攻の西岡×男前だけど気遣いもできてマメな篠原の大学時代の話。
前作ではおまけかきおろしでとっても仲よさそうだった、二人のなれそめがわかります。
一見、攻が優しげで受がしっかりして男らしいので、逆転してる気もして「え、どっち?」と思わせるのが、また萌える…
恐くて好きだと言えないから親友としてずっと側にいて、気持ちを隠して鈍い西岡の世話を焼いちゃったりする臆病さや健気さが、外見に似合わず乙女なキャラの篠原です。
西岡は篠原のことを好きだと言うけれど、西岡が過去の彼女と長続きしていないことを思い出したり、男同士なんて「やっぱりなんか違う」と言われ -
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和美と笙吾は梨園で生まれ育った幼馴染。花形役者の子として生きる笙吾は、芸を極める道を邁進しつつも肉親からの愛情に飢えています。
芸事で認めてもらうことによって父親である生臣を振り向かせようとする気持ちが健気です。歌舞伎がなければ、自分には何の価値もないと思い込んでいる笙吾を、ずっと傍で見守ってきた和美。
和美、笙吾に甘々です。甘すぎ!
和美は俺からは離れない、とはっきり告げているのに、いつか離れていくんじゃないかと不安になってる笙吾。傷つきたくない気持ちがさらに臆病風をあおっています。
実のところは、かなり周囲に愛されてる感じなんだけどな。かなりの甘えっ子です。なので、甘やかしすぎの和美でちょ -
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<あらすじ>
原因不明の足の痛みを抱えた水泳選手の眞生は、大学の水泳部を休部し、スイミングクラブで講師のバイトをしている。そのバイト先に現れたのは、派手な見かけで優雅な古式泳法をつかう男、桂だった。鍼灸師の桂は、眞生の病に癒しの手を差し伸べてきた。だが桂は私生活では遊び人で、眞生に対して恋愛ゲームをも仕掛けていたのだ。そんな男の手管に、知らずに落ちる真生だったが…?タラシ鍼灸師×純愛スイマーの恋。
【感想】
表紙に惹かれた&作家さん買いの一冊。
眞生の九州弁と、不器用というか、まっすぐな性格が可愛いなぁと。
対して、相手の桂は一言で表すと「最低な男」です。
読みながら、最初はその性格
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