笹原亜美のレビュー一覧
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購入済み
悪役令嬢は悪役ではなくなりましたが、ヒロインは攻略対象からちやほやされず、ヒロインの親友ポジションの王女が悪役令嬢の振る舞いをし、メイン攻略対象であろう王太子は魔力が低いため卑屈になっているという、ちょっとイレギュラーな設定は面白かったです。
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Posted by ブクログ
うまく和可久沙をとある場所に逃した王と后。しかしそこで、偶然にも70年前の天羽家の離反理由を知ることになる。理由が分かったから解決とはならない問題で、正しい国の導きを探るため、自分たちの愛を守るために淡雪と鳴矢は…。鳴矢の実の父親の暗殺と先代王たちの動きはどう関わってくるのか。続く。
離反理由や、后が任期終わってどうなるかというところを、このように解決するとは!すごいー。面白かった。天羽家に出る特殊能力が上手く生かされてました。
あと、祝・コミカライズ。あぁ、でもイチャイチャがアニメ化を難しくするかも。文章だと妄想ですむけどね。
そしてついにリミッター外した淡雪と鳴矢、寝ろ。 -
Posted by ブクログ
表向きは幽閉の続く后・淡雪。しかし接してはいけないはずの王が淡雪を気に入って忍び込んで来るし、淡雪には天眼天耳という、遠くまで自由に飛んで見聞き出来る秘した能力がある(淡雪の里、天羽では能力の種類はバレているが、飛べる範囲が法外なのは隠していた)。そんなわけで意外とイチャイチャ楽しい幽閉生活を送りながらも、八家と呼ばれる貴族の持つ能力が集まってこの国を治めているなかの、天羽の70年前の離反理由が分からないとか、繁家からの王だった三実の企みの影とか、さらに続く。
いやー、実にイチャイチャしてます。睦事の合間に事件が進んでいくのも、淡雪が能力つかいながら、敵を垂らし込むのも楽しい。和可久沙もチョロ -
ネタバレ 購入済み
幸せになってくれてよかった
物心つく前から、周りの人間に蔑まれ、存在を全否定されてしまえば、それを当たり前だと受け入れしまうのも仕方のないことだと思うのですが、そんな姿が不憫でなりませんでした。自分のことを可哀想だとも思っていないのがまた辛かったです。自己肯定感が低いというよりも、ない。そんな主人公でした。
母親を好きになることもできず、自分の命は間違っているものだと疑わず信じていて…。いくら主人公が自分の命を生かしてくれた周りの大人に感謝していてもこれは明らかな虐待でした。
アルファで第一王子のレイも最初の頃は人物像が全く見えなくて、慎重に読んでいたのですが、セレンに心を開き始めてからは境遇や葛藤、思惑、苦悩が見え