朝霧カフカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ名だたる文豪の名を借りた『異能者』たちの超能力バトル(厨二)。
気になってはいたけれど、「太宰治と芥川龍之介、割とメインキャラ。中島敦が主人公で、……」と、友人にとどめを刺され購入。
『中島敦』という異能者と聞いた時点で、「虎に変身するんだろうなぁ……」と薄々予想がついたお約束感も、
個人的には高評価。
トンデモ設定で文豪文壇に喧嘩を売っている割に、お約束な王道を突き進んでいるところに、ある種『戦国BASARA』に通じるものを感じる。
あの手のノリが好きな方はハマると思う。
加えて、作中に出てきた作品に触れる『きっかけ』にはちょうどいい。
『羅生門』『山月記』は教科書で習うだろうから、
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Posted by ブクログ
日本文学史に名を馳せる作家達が、特殊な個性から顕現したと思わしき異能を奮って活躍する、ちょっと変化球的な少年漫画
登場人物のキャラ性がとことん立っているトコも読み応えを感じさせるが、バトルを含めたアクションシーンに厚みと迫力があるので、目と舌の肥えた読み手を落胆させる事はないだろう
また、各々の異能に代表作が用いられている点が、西尾維新先生や上遠野浩平先生、みなぎ得一先生のネーミングセンスに刺激を感じる私にはストライクだった
この3巻には、ヘタレ傾向を払拭するかのように、主役の中島敦が男を見せる、vs芥川が収録されており、前巻よりもハラハラドキドキさせてもらえました
やっぱり、男って奴は、可愛 -
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