天涯孤独の少年・中島敦が、とある事件をきっかけに異能力者そろう「武装探偵社」に入社し、変人ばかりの仲間たちと共にさまざまな事件を解決していく模様を描いたサスペンス&バトルマンガ。
この漫画の魅力は、なんといっても登場する「文豪たち」。
太宰治や江戸川乱歩、与謝野晶子や宮沢賢治……。誰もが一度は聞いたことのある名だたる「文豪」たちが、異能力バトルで大暴れするんです! 厨二心くすぐられすぎる。
それぞれのキャラクターが固有の異能力を持つのですが、その文豪の著名な作品をモチーフにした能力が多く、例えば与謝野晶子の能力名は「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」という治癒系の能力。な、なるほど……!!
特に、思い入れのある作家が新キャラとして登場した時の「キターーーー!」感は秀逸です。他の漫画では味わえない、「あ〜あの作品だからそういう能力ね〜、なるほど〜〜〜(ニヤニヤ)」という独特の楽しみ方をプレゼントしてくれます(笑)この体験、私は7巻で発狂しそうなほど味わいました。
文学好き・能力バトル好きは必読の一冊です!
感情タグBEST3
新たな戦いの幕開け
匿名 2023年08月09日
数巻前に1コマだけ出てきた謎の男ドストエフスキー。とうとう本格的に出てきた。名前もかっこいいし作品も名前にふさわしい雰囲気なので、実は好み。
それにしても探偵社、実力はあるはずなのになんかのほほんとしてるから心配だよ、、、
元々アニメ勢でしたが、漫画を読んでみると「あのシーンはアニメオリジナルだったのか!」とか、その逆とか、色々な気づきがあって面白い。
組合のときと同様、やはり横浜の異能集団を衝突させる展開に。今回は共闘するわけにもいかないが……。ドストエフスキーという新たな黒幕による新章だが、フィッツジェラルドやホーソーンといった組合の件も踏まえていて、キャラが全員立っている。
Posted by ブクログ 2016年10月02日
泉鏡花の過去と、彼女を気にかけるある人物の思いが胸にしみる「ヘルリス!」、タイトルだけでわかる人にはわかるあの男が再び…「フィッツジェラルド・ライジング」「Fix it, Master Craft.」、そして前巻の最期に圧倒的な不気味さを見せつけたドストエフスキーがいよいよ動き出す「仮面ノ暗殺者」の...続きを読む4編を収録。いずれ劣らぬ安定の面白さでした。
ちなみに「ヘルリス!」だけタイトルの意味がわからなかったのでググってみたら、中島敦の著した短編で、あらすじを読むとピッタリのタイトルでした。
策だけで二大組織の親玉を手玉にとるフョードルさんマジやばいですね。あと、フィッツジェラルド様も復活してボス祭り。組合も組合で内部分裂とか起こってるしどんどん混沌としてきましたね。
Posted by ブクログ 2018年06月23日
敦と鏡花とモンゴメリの三角関係の回とお茶目なフィッツジェラルドの回が好き。すばらし荘とフィッツジェラルドはなんと読んでもクスッとくる。
Posted by ブクログ 2017年05月03日
鏡花ちゃんいよいよ探偵社員としてスタート!モンゴメリと対立してるのは(ニヤニヤ
フィッツジェラルドがお茶目すぎるwwwでもかっこいいというかお前ら結婚しろ。
そして新たな動き。何気に鴎外さんの異能がトップシークレットなのお察ししますわ……。
個人的には太宰さんがぎゃあああああああとなりながらも、人は...続きを読む罪深く愚か、「だからいいんじゃあないか」と言っちゃうあたり、すごい良いなと思った。
12巻出たばかりなので早く読みたい
Posted by ブクログ 2016年10月23日
鏡花ちゃんのお話よかった。
そこでアレと繋げるのかー。
とはいえ今回のメインはやはりフィッツジェラルドか。
まだまだ関わってくるかー。
三つ巴から四つ巴となってさてどうなるやら。
Posted by ブクログ 2020年08月11日
梶井と一緒に紅葉姐さんを褒め称えたい。入社祝いとかかっこいいです。ルーシーのねじれまくった乙女心。対抗してくる鏡花ちゃんがかわいい。
フィッツ復活。オルコットの譲渡でどのくらい強化できたのかは気になるところ。「金の力だよ貧乏人」めっちゃ声に出して言いたいセリフ。小心者仲間のよしみって笑 さて、スタ...続きを読むインベックの動きも気になる。
石田彰もといドストが本格的に仕掛けてきた。本当にドストの異能なんなの…頭がよすぎるのは少なくとも異能じゃないんでしょう?