水野敬也のレビュー一覧
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ネタバレ「夢をかなえるゾウ」で有名な水野敬也氏の短編集。
題名の通り、四つの短編で構成されており、本が苦手な人もサラサラと読める一冊。
「生きる」をテーマにし、四つの切り口から描いた作品。
サラサラ読めるが、深く考えさせられるのが水野氏の素晴らしい特徴。
「満足することは、『負け』ではありません。自分の持っているものに目を向け、それらに感謝することに何のやましさもありません。
夢を持ち、欲求を持ち、それに向かって努力すること、人間として成長することは素晴らしいことです。しかし、それと同じくらい、感謝すること、今の自分に満足することも大事なことなのです。」p98
遊びたいと思うことは、いくらでもある -
Posted by ブクログ
水野敬也さんは大好きだが、小説はあまり読んでいない。恋愛系は絶対に面白いはず!しかもスタンダールだし!ということで読んでみた。結晶作用。勉強になります。
「絶望は幸福への伏線である」
「人は不幸な出来事に遭遇して絶望すると、その出来事の裏側に隠された真の意味が分からなくなる。だが、その絶望から立ち上がり、前に進み、幸福を手に入れたときには、はっきりと分かるのだ。絶望的だと感じたあの出来事こそが、自分を幸福へと導く最も重要な伏線だったということに」
「アルべリックという人物が、自分の恋人よりも美しい女に会った。その美しさを数字で表すとすれば、アルべリックの恋人が『2』、そのとき会った女が『 -
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偉人のちょっとしたストーリーをまとめた本がないかなと思っていたら、今お気に入りの水野敬也氏がすでに出版していた。しかも、ストーリーだけでは味気ないので、他の類似した偉人明言を配置するとともに、ワンちゃんの写真をあてはめているあたり、にくいところである。このあたりのセンスに感心。
10 耳に痛い意見にヒントがある
[ハワード・シュルツ]
・経営者に役立つのは、耳ざわりな直言である。[安藤百福]
・「否定と出会う」ことが出発点である。[ジークムント・フロイト]
18 小さなことこそ全力で
[円谷英二]
・偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、
小さなことの積み重ねによって成し遂げられる