あらすじ
ベストセラー作家、水野敬也が初めて語る「心を動かす手紙の技術」! 手紙は、誰もが日常的に扱えるものです。でも、この力を本当に活用できている方は、ごく少数。本当なら、ふつうなら会えない人に会えたり、身近な人に心から喜んでもらえたり、といった、素晴らしい現実を導くツールなのです。本書は、水野敬也の経験にもとづいた実践的な手紙の力が身につき、さらに読後に静かな感動をおぼえる、新しい名著です。
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Posted by ブクログ
手紙の書き方の本だが、コミニュケーション全般に通ずる大切なことが、歴史上の偉人や文筆家の実際の手紙を題材に学ぶことができる。
依頼、謝罪、クレーム、ラブレター、感謝、遺書といった様々な手紙で受け取り手の立場に立って、どのように思いを伝えるかがわかりやすく解説されている。
文章が非常に読みやすく、それだけで著者の能力の高さがわかる。
・相手の立場に立って相手を喜ばせること
・大切なことは本音と気遣い
・手紙は何度でも書き直すことができる
・ユーモアを効果的に使う、そのために実際のシチュエーションを想像する
学ぶことが本当に多かった、実際に自分も両親への感謝の手紙を書いてみようと思う。
Posted by ブクログ
手紙には具体性と本音が大事で、相手に喜んでもらえることを忘れてはいけない。
この本を読んで自分自身が文章を書くことが好きだと気づけた。
あとがきの水野さんの手紙は感動!
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今まで手紙を書く機会は割とあったが、そこまで相手のことを考えれていなかった感じられた。感謝、謝罪、お祝い、色々と手紙の内容はありうるが、どれであっても相手の立場、気持ちを想像しながら書き、修正を重ねることが大事だと感じた。今まで手紙を人に読んでもらおうという気は出なかったが、読んでもらうことができる機会にはそうしたいと思った。
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著者の夢をかなえるゾウやLOVE理論、ウケる日記などを読んでから本書を読むとかなりギャップを感じるが、真面目に手紙の書き方を教えてくれる。砕けた文も真面目な文も書ける著者の頭の良さを感じた。
メールが主流の時代だからこそ、直筆の手紙の力が生きる。
相手の立場に立ち、相手の喜ぶことを想像しながら書くこと。
ここぞという時こそ、直筆で手紙を出してみようと思わせてくれます。そして、書く前は本書を改めて読み直そうと思いました。
Posted by ブクログ
心に響くフレーズ
① 相手に感謝・感動を伝える時のポイントは2つ。具体的であること。本音であること。
② 手紙の最初と最後が礼儀正しいことが大切。
③ 僕は今も君に夢中だ。スティーブ・ジョブズ
Posted by ブクログ
手紙を書く時、一体何を考えるだろう。
綺麗に文字が書けるか、文章量が偏ってないか、同じ言い回しを使ってないか、そんなことを考えるかもしれない。
けれど、それは書いてるうちに考えることだろう。
手紙を書く前、一体何を考えただろう。
上手く気持ちが伝わるか、気持ちの押し付けにならないか、つまらないと思われないか、そんなことを考えたかもしれない。
きっとメールを打つより考えたのではないだろうか。
文字は生きている。
どんなに下手くそな字でも、その向こう側には人がいる。
メールやLINEとは違い生を感じることができる。
だから心に響くのかもしれない。
手紙を書こう。
たとえ忙しくて実際には書けなかったとしても、誰かを想って相手の気持ちを想像する。
そんな心の中だけの手紙だけでも書けるようになりたい。
そう思った。
Posted by ブクログ
手紙を書くことがいかに著者の人生を変えたかということと、その技術について書かれている。
大切なのは受け手の事を想う気持ちであることが全体を通した大きなテーマであるように感じた。
手紙を書く時にやってしまいがちな「言い訳」や「こちらの頑張り」を書くことをはっきり禁止しているという点が勉強になる。
手紙は通常の会話と違い、何度でも事前に書き直せるので文才が無くてもそこに時間と愛をかければ必ず相手に響く文章が考えられるという。
手紙を書きたい人が2,3人浮かんだので書きたくなった。
Posted by ブクログ
お気に入りの水野敬也氏の著書。
文章が面白いと思っていたので、お手紙の書き方をまとめた著書を読んでみた。自分のお勉強にもなるし。ひとえに、以下の一文に集約される。
「―自分の頭に汗をかいて書く手紙―こそが、相手を感動させる力を持つのです。」
まったく同感。三枝氏のいう「知的体育会系」と通じる部分がある。
また、以下のようにも言っている。
「感謝・感動」の手紙を送るとき大事なのは「具体性」と「本音」です。
これも全く同意見。つまり、小手先の技術では人は感動させられない、という当たり前のことを言っている。やはり人を動かすのに近道はないということである。
Posted by ブクログ
仕事依頼、抗議、断り、謝罪、感謝など、さまざまな分野の手紙例が紹介され、その直すべき課題と解説が書かれていた。
相手に響く手紙を書くための技術を習得したいと思い、興味ある分野を中心に読んだ。
全てに共通する考え方は、「相手のことを思いながら書くこと(相手の立場に立つ)」と「本心で書くこと」だった。
こんなこと、先に気づいていたけど、言葉で表現するのは難しい。
「具体的なエピソードを出すことで、より思いが深まり、伝わりやすい」ことは、新たな発見!
最後の著者から読者への手紙が、わたしには最も響くものだった。
自分の文章力を育てたいと実感する一冊だった。
Posted by ブクログ
連絡はほとんどSNSやメール。今はそんな世の中だけど、だからこそ昔ながらの「手紙」は受け取った人の心に深く残ると思う。杓子定規でどこかで見たことがあるような文章ではなく、自分の心に正直に、相手の立場を思いやり、ユーモアと優しさを入れた手紙は特別なプレゼントだ。
Posted by ブクログ
今までは手紙を書くとき、文章考え、下書きをして書いていたけど、そこに最も必要な“相手を喜ばせる”という考えが丸々抜けていたことに気付かされた。 メールやSNSでイイじゃんって、ずっと思っていたけど、手紙が書きたくなります。