水野敬也のレビュー一覧
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水野敬也さんは大好きだが、小説はあまり読んでいない。恋愛系は絶対に面白いはず!しかもスタンダールだし!ということで読んでみた。結晶作用。勉強になります。
「絶望は幸福への伏線である」
「人は不幸な出来事に遭遇して絶望すると、その出来事の裏側に隠された真の意味が分からなくなる。だが、その絶望から立ち上がり、前に進み、幸福を手に入れたときには、はっきりと分かるのだ。絶望的だと感じたあの出来事こそが、自分を幸福へと導く最も重要な伏線だったということに」
「アルべリックという人物が、自分の恋人よりも美しい女に会った。その美しさを数字で表すとすれば、アルべリックの恋人が『2』、そのとき会った女が『3』だった(完璧な美は『4』だとする)。
さて、このとき彼が、出会った美女よりも自分の恋人の顔のほうが美しいと思ったとしても驚くにはあたらない。なぜなら恋人の顔は、彼に対して『100』の幸福を約束しているからである。彼女の顔の小さな欠点、たとえば傷痕のようなものでも恋する男をうっとりさせ、そうした欠点を他の女に見つけたりすると深い夢想に陥る。彼はこの傷痕を見て『1000』の感情を味わうからである。しかもその感情はたいてい甘美で、強い興味をそそる。こうして人はついに、美しさよりも醜さを選び、それを愛するようになる。この場合、醜さとはすなわち美しさだからである。」
「日本の諺にも『あばたもえくぼ』という言葉があるように、一度好きになってしまった相手は、その欠点を含めて美しく……いや、その欠点こそが美しくみえてしまうという心理作用が存在する。そして、私はその作用をこう名づけた」
「結晶作用と」
「ザルツブルグの塩抗では、冬、葉を落とした木の枝を廃坑の奥深くに投げ込む。二、三カ月して取り出してみると、輝かしい結晶でおおわれている。一番細い枝ですら、眩く揺れてきらめく無数のダイヤモンドで飾られているように見える。そのとき、もう元の木の枝はどこにも存在しない。」
「恋は甘い花のようなものだ。しかしその花を摘むには、恐ろしい断崖絶壁の縁まで行かねばならない」 -
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偉人のちょっとしたストーリーをまとめた本がないかなと思っていたら、今お気に入りの水野敬也氏がすでに出版していた。しかも、ストーリーだけでは味気ないので、他の類似した偉人明言を配置するとともに、ワンちゃんの写真をあてはめているあたり、にくいところである。このあたりのセンスに感心。
10 耳に痛い意見にヒントがある
[ハワード・シュルツ]
・経営者に役立つのは、耳ざわりな直言である。[安藤百福]
・「否定と出会う」ことが出発点である。[ジークムント・フロイト]
18 小さなことこそ全力で
[円谷英二]
・偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、
小さなことの積み重ねによって成し遂げられるものだ。
[フィンセント・ファン・ゴッホ]
・些細なことに不正直な者は、
大事に際しても同じことをする。
[「新約聖書」ルカによる福音書]
21 責任はとろう
[杉原千畝]
・責任を持って行動するほど、判断力と意識を鋭くするものはない。
[エリザベス・キャディ・スタントン]
43 勝負はスタートする前に決まっている
[チャールズ・リンドバーグ]
・準備10年、成功5分。
[ロアール・アムンセン]
・私は機会の到来に備えて学び、
いつでも仕事にかかれる態勢を整えている。
[エイブラハム・リンカーン]
47 見つけてもらうのを待たない
[カーネル・サンダース]
・運命とは偶然の問題ではなく、選択の問題である。
それは、待つものではなく、自分の手で獲得するものである。
[ウィリアム・ジェニングス・ブライアン]
・機会を待て。だがけっして時を待つな。
[ヴィルヘルム・ミラー]
64 思い出し笑いする人生を
[高杉晋作]
・人間は、行動した後悔より、
行動しなかった後悔の方が深く残る。
[トーマス・ギロビッチ」
65 ひとりじゃ、つくれないもの
[マザー・テレサ]
・人の価値とは、その人が得たものではなく、
その人が与えたもので測られるのです。
[アルベルト・アインシュタイン]
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水野敬也氏の「動物写真×偉人エピソード×偉人明言」シリーズ。ワンちゃんの第2弾。
07 会えるときに、会っておこう。
[淀川長治]
・常にオープンで正直であれ。コミュニケ―ションを怠らずに。
友人に電話し、同僚の助言を聞き、憧れの人には声をかけろ。
[マーク・ザッカ―バーグ」
・人間の生き方を決定づけるのも、あるいは、ビジネスの成果を左右するのも、
誰と会えたかという人間関係に基くことがおどろくほど多いのです。
[平岩外四」
44 かわいく謝ろう
[野口英世]
・トップに立つ人は、泥をかぶる覚悟で仕事に立ち向かえ。
それでだめだったら潔くシャッポ(帽子)を脱いで謝る。
[井深大]
・昔の政治家や財界人は愛嬌があって、それが周囲の協力を
取り付けるもとになっていました。
[堤清二] -
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水野敬也氏の「動物写真×偉人エピソード×偉人明言」シリーズ。
04 危機感がないってピンチだ
[マイケル・ジョーダン]
・安心だ、問題はないと考えること自体が問題である。[安藤百福]
08 ガオーよりエガオー!
[徳川家康]
・怒りは他人にとって有害であるが、
憤怒にかられている当人にはもっと有害である。
11 やるシカない!
[本田宗一郎]
・私は気分が乗るのを待ったりしない。
そんなことをしていては何も達成できないから。
とにかく仕事に取りかかるのだという意識が必要なのだ。
[パール・バック]
30 自分へのご褒美、多くない?
[山中利右衛門]
・自分をごまかして妥協するのは簡単だ。
でも成功したかったら、人より少しだけ厳しくなければ、
少しだけ余分に努力しなければ駄目だ。
[トニー・グウィン]
・人生の一番のご褒美とは、為す価値のある仕事を
一生懸命為す機会が与えられることだ。
[セオドア・ルーズベルト]
・何かをやりたいときは、報酬を目的にしてはいけない。
その行為自体を目的としなさい。
[ベートーヴェン]
50 時々、振り返ること
[ベンジャミン・フランクリン]
・進歩とは反省の厳しさに正比例する。
[本田宗一郎]
・機会を待て。だがけっして時を待つな。
[ヴィルヘルム・ミラー]
64 思い出し笑いする人生を
[高杉晋作]
・人間は、行動した後悔より、
行動しなかった後悔の方が深く残る。
[トーマス・ギロビッチ」
65 ひとりじゃ、つくれないもの
[マザー・テレサ]
・人の価値とは、その人が得たものではなく、
その人が与えたもので測られるのです。
[アルベルト・アインシュタイン] -
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お気に入りの水野敬也氏の著書。
文章が面白いと思っていたので、お手紙の書き方をまとめた著書を読んでみた。自分のお勉強にもなるし。ひとえに、以下の一文に集約される。
「―自分の頭に汗をかいて書く手紙―こそが、相手を感動させる力を持つのです。」
まったく同感。三枝氏のいう「知的体育会系」と通じる部分がある。
また、以下のようにも言っている。
「感謝・感動」の手紙を送るとき大事なのは「具体性」と「本音」です。
これも全く同意見。つまり、小手先の技術では人は感動させられない、という当たり前のことを言っている。やはり人を動かすのに近道はないということである。 -
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仕事依頼、抗議、断り、謝罪、感謝など、さまざまな分野の手紙例が紹介され、その直すべき課題と解説が書かれていた。
相手に響く手紙を書くための技術を習得したいと思い、興味ある分野を中心に読んだ。
全てに共通する考え方は、「相手のことを思いながら書くこと(相手の立場に立つ)」と「本心で書くこと」だった。
こんなこと、先に気づいていたけど、言葉で表現するのは難しい。
「具体的なエピソードを出すことで、より思いが深まり、伝わりやすい」ことは、新たな発見!
最後の著者から読者への手紙が、わたしには最も響くものだった。
自分の文章力を育てたいと実感する一冊だった。