松本卓也のレビュー一覧

  • 創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

    Posted by ブクログ

    「創造力が病にもかかわらず現れたのか、それとも病のためにこそ現れたのか」ー ヤスパースはかつて創造と狂気の関係についての問いをこのように立てた。本書は、およそこの問いに対する哲学者たちの解釈と理解を通して、狂気の歴史を辿るものである。それは、いわゆる「病跡学」と呼ばれるものの成果でもある。「病跡学」とは初耳だが、本書の中でも紹介されているヤスパースによる次の定義の通りだ。

    「病跡学とは、精神病理学者に興味のある精神生活の側面を述べ、かような人間の創造の原因に対してこの精神生活の諸現象諸過程がどんな意義をもつかを明らかにする目標を追求する生活記録である」

    病跡学の対象は芸術家や哲学者であり、

    0
    2019年06月03日
  • 斜め論 ――空間の病理学

    Posted by ブクログ



    ・ハイデガー主義を弁証法的に考察することで様々な視座に立つことを試みた一冊だった。他者と横ならびになって、その平均的な価値観に埋没してしまうことを「頽落」とし、「非本来的」であるとするハイデガーの思想は、私にとっては根強いものだった。自分の考えとか、お前らにはなんにも無いでしょ?みたいな。それよりは、死を先駆的に覚悟して「本来的」であろうとすることのほうがかっこいい。自分はそのかっこよさに憧れていたように思う。そうやって「死ぬための思想」に酔っぱらってしまうことの危険性が連合赤軍事件を例に説かれていて、痛ましいがゆえに深く考えさせられた。


    ・「今日から一切、酒を飲まない!」と決め込むよ

    0
    2026年01月30日
  • 創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

    Posted by ブクログ

    「創造と狂気には深い結びつきがあることを、先端で活躍する人たちは、誰もがよく理解している。」
    確かにその通りだが単純な因果の話ではないので、通読するのも大変難しかったが、切り口がとても興味深かった。
    本書の本筋とは違う部分かもしれないが、個人的には草間彌生氏と横尾忠則氏の違いが印象深い。

    0
    2025年12月13日
  • 心の病気ってなんだろう?

    Posted by ブクログ

    「中学生の質問箱」シリーズとのことだが、大人向けの入門書という扱いでちょうど良いのではないか。精神医学の基礎的な内容が、専門家じゃない一般読者にわかりやすく解説されている。

    0
    2025年10月18日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    流し読み。当事者として正しい情報と相互対話を通して自律して生きていくことは大事だよね、という。理想としてはそうだけど。

    0
    2025年07月30日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    不登校の男の子と古着屋の店長の話から、「小さくてバラバラな店が町に無数にあるからこそ、システムからこぼれおちる差異にあふれた人たちの問題に関与しうる」という部分がとてもグッときた。

    0
    2025年04月11日
  • 障害の家と自由な身体

    Posted by ブクログ

    アーティストである著者が2015〜23年に行った障害の家プロジェクトの報告相談会の記録。障害とは、それに対するデザインとは何かを考えている。

    0
    2025年01月12日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    2024.04.20 読み応えがあった。コモンの自治が難しいという現実と、その一方で高い可能性があることを学ぶことができた。自分も実践しなければならない。

    0
    2024年04月20日
  • 創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

    Posted by ブクログ

    創造と狂気の関係性を歴史的な観点から説いていく。精神・哲学・病理・芸術を統合した傑作で、じっくり読みたい

    0
    2020年08月08日
  • 心の病気ってなんだろう?

    Posted by ブクログ

    精神障害について、子ども向けにやさしく書いた本。
    なのだが、インデックス形式なら読みやすかったのではないか。

    0
    2019年08月26日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

    購入済み

    いまいち。

    精神病に関する記述については、実につまらん、と言うしか無い。まだ、読んでる途中だが。つまらなくて読み続ける気が失せる。
    著者は精神病棟の実際を知らないんじゃないのかな。私は中にいたけど、患者として。その経験から言うとこの人は実際を知らない。

    0
    2023年09月09日