創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

2,310円 (税込)

11pt

4.3

「創造」と「狂気」には切っても切れない深い結びつきがある──ビジネスの世界でも知られるこの問題は、実に2500年にも及ぶ壮大な歴史をもっている。プラトン、アリストテレスに始まり、デカルト、カント、ヘーゲルを経て、ラカン、デリダ、ドゥルーズまで。未曾有の思想史を大胆に、そして明快に描いていく本書は、気鋭の著者がついに解き放つ「主著」の名にふさわしい1冊である。まさに待望の書がここに堂々完成!

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創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月16日

    本のタイトルにつられて読んだ。とても壮大なテーマ、かつ難解なのだが、ところどころに比喩もあり読者が脱線しないようにしてくれる。

    プラトン、アリストテレスから始まり近代哲学を経て20世紀のドイツ、フランス思想まで網羅し、概念理解ができたと思ったら次の章で突き崩されるという、知的なゲームとして読むとと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月17日

    否定神学的な思考によって生まれる直接アクセスできないモノに特権的な意味を持たせる考え方ついてドゥルーズがどのような側面から批判しているかがわかり、参考になった。

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    Posted by ブクログ 2021年04月20日

    理性を持つ人間とは、どういう存在か?

    理性があるからこそ、反対の狂気が存在するとカントは言う。狂気を常に内包しているのが人間であると。だからこそ、世の哲人たちは狂気に魅せられ、その解読を試みる。

    狂気とは何か?

    内に住む自分以外の誰かか?
    はたまた神の吹き込みか?
    狂気こそが常人にはない創造を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月08日

    狂気を通して、西洋哲学のこれまでと今とこれからを描く。人間観を確立するにあたって、理性がある種、近代哲学のテーマだったのだから、裏返せば、狂気がそれよりも深い射程を持っているのは当然なのかもしれないが、この切り口は新鮮だった。

    分裂病から自閉症へというパラダイムの移行は分かるが、ある病や障害に特権...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月23日

    創造と狂気の関係がどのように考えられてきたのか、各年代の考察をまとめた本だと言えます。クリエイティブとは常軌を逸した行為の成果なのか、それともそうでないのか、考えたいときに読んでみると参考になると思います。

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    Posted by ブクログ 2019年06月03日

    「創造力が病にもかかわらず現れたのか、それとも病のためにこそ現れたのか」ー ヤスパースはかつて創造と狂気の関係についての問いをこのように立てた。本書は、およそこの問いに対する哲学者たちの解釈と理解を通して、狂気の歴史を辿るものである。それは、いわゆる「病跡学」と呼ばれるものの成果でもある。「病跡学」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月08日

    創造と狂気の関係性を歴史的な観点から説いていく。精神・哲学・病理・芸術を統合した傑作で、じっくり読みたい

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