石井淳蔵のレビュー一覧

  • ゼミナール マーケティング入門 第2版

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    マーケティング検定2級の参考図書になっていたので購入。

    教科書なので、広い範囲ですが網羅されています。それにも関わらず、読みにくさはないので初学者の方で全体的にまずは把握したいという方におすすめです。

    一方でそもそもマーケティングの範囲が広いので、すでにある程度知っている人はここのスキルや知識に特化した書籍を読んだほうがいいとも思いました。

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    2025年11月04日
  • ブランド 価値の創造

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    『ブランド 価値の創造』は、ブランドがどのようにして価値を持ち、それが維持・発展していくのかというメカニズムを深く掘り下げた一冊です。本書では、ブランドを単なる商品の名前ではなく、企業経営において独特の重要性を持つ存在として捉え、その本質に迫ります。

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    ### ブランドとは何か?

    著者は、ブランドに関する二つの主要な意見を提示しています。一つは「市場で消費者に選ばれた商品」という見方、もう一つは「制作者や経営者の思いや夢、世界観やビジョンが内在する」という、いわゆる**ブランド・パワー説**です。本書の核心的な問いは、「ブランドという名前が、どうして価値をもつようになるのか」という

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    2025年06月23日
  • ブランド 価値の創造

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    ブランドについて論考。とりわけブランド拡張に焦点を当てているように読み取れる。それは、ブランド拡張が可能かどうかとブランド価値に密接な関係があるからである。

    ブランド拡張については、親ブランドのイメージとかけ離れたカテゴリーへ拡張すると、ブレンド全体のイメージがぼやけてしまう、いわゆる希薄化するということは過去の研究で言われている。しかし著者は、それは拡張してみた結果であってやってみてはじめて分かることだと指摘している。それだけブランドの理解は難しいということだろう。

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    2024年04月08日
  • ゼミナール マーケティング入門 第2版

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    マーケティングの定番の教科書。マーケティングの教科書はこれかコトラーのマーケティング入門かといった感じかと思いますが、価格が(あちらと比べると)安いのと例が(日本人にとって)分かりやすいので、こちらから入るのが良いのではと思っています。

    ほどほどに厚いですが、薄い書籍だとプロモーションのお話によっていたり実例に欠いていたりするので、腹をくくって厚めの教科書から入るのが却ってわかりやすいのではないかと感じます。

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    2023年01月24日
  • ブランド 価値の創造

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    マルクスは資本論にて、社会の富は「膨大な商品の集積」、個々の商品は富の基本形態と記載。現代なら、ブランドの集積と書いただろうかと始まる。この出発点は、なかなか痺れる。

    ブランドとは買い手の期待を反映するものであると同時に、買い手自身の生活や歴史や人生の意味を形成するものとして存在している。だからこそ他に何も変わりようがないものというのが根源的なブランドの価値である。コカコーラが新たな味に変更した時、その味は高く評価されたが、それ以前の低い評価の味を買い手は求めた。この事例と説明が非常にしっくり来た。

    買い手と売り手には、情報量に差がある。買い手は、それを使ってみるまで、製品の性能を詳しく知

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    2022年12月27日
  • マーケティングを学ぶ

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    タイトルの通り、“マーケティングを学ぶ”ための本だが、教科書的ではなく読み物のようなスタイルで書かれているのでスラスラ読むことができる。

    前半から中盤にかけてはSTP、後半は顧客へのアプローチと顧客管理、マーケティング組織のマネジメントが中心となっている。

    10年以上前に出版されたものであるためケースは古いが、今でも十分通用するものである。

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    2021年12月30日
  • マーケティングを学ぶ

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    様々な事例を交えマーケティングの基本的な考え方を学べます。一方で事例の羅列ではなくなぜそれが大切なのかが抑えられており、新書でさっとマーケティングについて学びたい場合におすすめの一冊です。

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    2023年01月24日
  • ビジネス・インサイト 創造の知とは何か

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    ビジネススクール在学中の方は、ぜひ。
    これから進学を考えている方も。

    ・対象に棲み込む。

    いかにして、ヒラメキが生まれるのか、
    に対する著者からの回答かもしれない。

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    2018年10月12日
  • ブランド 価値の創造

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    神戸大学大学院教授によるブランド論。
    ブランドとは、製品に従属するものではなく、製品がブランドに従属するものである、という主張は日本の電気製品メーカーの製品に対するネーミングを例に挙げられており、説得力がある。たとえば、松下電器はかつて、テレビに「画王」、「横綱」といった名前をつけたが、これは製品の特性をネーミングで説明しており、ブランド名が製品に従属している典型的な例である。こうした例は、電気製品に限らず日本のメーカーに多くあり、製品が入れ替わると自動的にそのブランドは消滅し、次の製品ブランドに入れ替わられる。たとえば、P&G社のIvoryという石鹸は誕生してから100年以上の歴史をもち、今

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    2018年10月08日
  • マーケティングを学ぶ

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    かつての「作れば売れた」という大量生産・大量消費の時代を終え、供給過剰になった現在のビジネスシーンにおけるマーケティングについてまとめた書籍です。
    初歩的なセグメント、ターゲティング、ポジショニングと、ブランド戦略について、各々実際の事例を交えて論じていますので、理解しやすい入門書と言えます。

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    2018年01月21日
  • マーケティングを学ぶ

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    ネタバレ

    マーケティングマネジメントに関する本。
    SMP MMというフレームワーク的な話ではなく、
    顧客を見たもっと本質的な点から話が展開されている良本。

    <メモ>
    ・市場をの関係を自分の意思が反映できるよう、マネジメントできるようどうデザインするか。そのためには戦略上の工夫、組織上の工夫が必要。
    ・市場関係のデザインは 1生活者顧客志向の戦略づくり2戦略に合わせた組織づくり3市場接点のマネジメント4組織の情報リテラシーの確率の4点で構成される。
    ・スプーンとはそもそも何かという根本的な価値から考える。
    ・向き合う消費者を絞り、彼らの欲しい価値を知るところからビジネスは始まる。生活者はドリルを求めてい

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    2017年04月23日
  • ゼミナール マーケティング入門 第2版

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    ⚫️マーケティングミックス4つのP(プロダクト、プレイス、プライス、プロモーション)
    ⚫️市場細分化(セグメント)
    ⚫️戦略グループ(競合分析)



    ・顧客が抱えている問題を解決する
    ・流通チャネル
    ・プロモーションミックス。広告、PR、人的販売、セールス・プロモーション、がある
    ・顧客関係の維持と修復。推知イング障壁
    ・逆ピラミッド型組織、現場に権限を持たせる
    ・取引先との連携、win-winな関係
    ・購買意思決定のキーパーソンは誰か

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    2015年03月11日
  • ブランド 価値の創造

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    「ポッキー」や「コカ・コーラ」、「無印良品」といった例を取り上げながら、ブランドによる価値の創造の謎に迫る試みです。

    著者は、ブランドの価値を単に消費欲望の共時的な布置によって説明するのではなく、ブランドを作り出す側に自分たちのブランドを育てていこうとする持続的なブランド・マネジメントがあることに注目しています。その上で、ブランドのアイデンティティを確立する通時的なプロセスは、そのつど「命がけの跳躍」によってなされていることに、詳しい分析を加えています。

    記号論的な消費文化論の通説を超えて、実在のうちに根拠を持たない価値の創造の通時的な側面に切り込んでいるところに、本書の一番のおもしろさが

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    2015年01月04日
  • マーケティングを学ぶ

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    マーケティングに関する書籍は、アカデミックに特化したものか企業の現場に特化したものの両極にしか出会ったことがなかった。
    これは非常にバランスよく、理論と実践が取り上げられている。
    さすが、流通科学大学学長。
    企業はユーザ視点で健全で真摯な取組が必要という当たり前のことを今更ながら再認識した。

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    2014年10月20日
  • ビジネス・インサイト 創造の知とは何か

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    前半部分は経営学の教科書のような退屈さを感じたが,中盤で興味深いところが多数でてきた.
    著者の名前をどこかで見た(経営学者なら知っていて当然なのかも知れないが,残念ながら私の専門は経営ではないので)と思ったら,流通科学大学の学長だったのか.

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    2014年10月14日
  • マーケティングを学ぶ

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    マーケティングをわかりやすく説明し、新書という形で手軽に楽しめる一冊である。
    具体的な例はもちろん、日本におけるマーケティングの特徴も指摘されている点が大きい。コトラーのマーケティングに限らず、石井氏のマーケティングも勉強することで、色々な見方ができるようになると思う。

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    2014年08月01日
  • 営業が変わる

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    プロセス・マネジメントを導入することによって、これまでの「モノを売るだけの営業」とは違う、「お客さんとの関係を構築・維持する仕事」が誕生します。

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    2014年01月28日
  • マーケティングの神話

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    ネタバレ

    一見、新製品開発プロセスは、消費者ニーズの発見をもとに、それを解決する製品コンセプトが生み出されるという、直線的で論理的な製品コンセプト形成プロセスを沿うように思えるが、実際はニーズもあまり見えておらず、ピボットを繰り返す中でようやく見えてきた「売れる製品」であり、無秩序なものである。
    このように、巷では市場需要プル型の成功事例が喧伝されるが、技術プッシュ型も多そうだ。実際には、その中間的なプロセスを沿っていると言える。ここから、ニーズとシーズは鶏と卵であることがわかる。ゆえに、「ニーズに合わせて製品開発が行われた」は神話だし、「製品能力はひとかたまりで成立し、定義不可能」である。

    以上は、

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    2013年12月07日
  • ビジネス・インサイト 創造の知とは何か

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    本書は、事業の様相を大きく飛躍させるイノベーション的着想をビジネスインサイトと定義し、その着想が生まれるメカニズムについて探求している。一般的には「(先天的な)センス」の一言で片づけられてしまいがちなテーマに対して真理を暴き出そうとしていて、またその探求した内容が非常に納得できる内容で興味深く読み進めることができた。また、その一環として事業戦略における既存のフレームワークや理論の落とし穴についても言及しており、非常に勉強になる。
    惜しむらくはその着想を得る頭を育てるためにケーススタディによる学習等を紹介しているのだが、創造的な着想を得るクリティカルな方法である印象を持てなかったこと。
    おそらく

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    2013年05月17日
  • 営業が変わる

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    属人から組織へ。結果からプロセス管理へ。
    顧客との関係性構築に主眼を置いた営業のあるべき論が展開される。

    自社を常に頭に置いて読んだが、色々感じる点が多かった。
    日本の有名な企業の実例も多く、納得感も高く、理解しやすい良書。

    ソリューション営業は進めていくべきなのは分かるが、
    自社の利益と顧客の利益とのトレードオフをどうバランスを取るのか?
    この解決の方向性があると尚良い内容だったと思う。

    組織営業の中で、場合によっては開発や生産への警告を発するべきとあった。
    この点かなり重要ではないかと思う。
    営業に任せきりのスタイルではもう通用しなくなっている。

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    2012年09月17日