石井淳蔵のレビュー一覧
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ブランドについて知りたくて読書。
確かに身近にあるものでブランドではないものは存在しない。ノンブランドといっても製造したメーカーが存在するわけであるから。
日本語でブランドというと高級なアクセサリーなどをイメージしそうであるが、ありとあらゆるものがブランド品である。
コカ・コーラやバッファロー、mixiのように商品、サービス名を社名にしてしまうほど消費者に強烈なイメージを与えるものがブランド。生み出した製作者の手を離れて消費者が育ていくものだとの述べている。
アメリカのコカ・コーラを新しく発売したニューヨークは味は向上したにもかからわず消費者から受け入れられずに市場から消えた実例は興味 -
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良く知られている企業のマーケティング戦略を紹介しながら、その内容とポイントについて解説。(アサヒビール、味の素、アート引越しセンター、コカコーラ、P&G、グリコ、カルビー、大塚製薬など)
この本では企業のマーケティング・マネジメントを以下の4つの段階に分けている。
一、「市場指向の戦略づくり」
STP(細分化→ターゲティング→ポジショニング)、生活者志向
二、「ミッションへの組織適合」
ポジショニング方式(同商品のポジショニングをずらす)、ブランド拡張方式(確立したブランドを他商品へ移譲)
三、「市場接点のプロセスマネジメント」
ATL、BTL、ロイヤルティ、店頭品質
四、「組織の情 -
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ネタバレ論文ぽかったり学術ぽい側面があるため一部読みづらいところもあったけど、多くのケースが事例としてあったため理解しやすかった。
既存事業における現状分析→仮説評価→改善では、市場全体の変革には追いつかず、実は取り残されていたということは容易に考えられる。
と。
事業の本質は、必ずしも目に見えているものではなくて、生活者のライフスタイルにおいてどのような位置づけでどのように使用されているか、、など中核にあるものを読み取ることが重要。とのこと。
たとえば、アメリカでミルクシェークが、飲み物ではなく、朝の朝食代わりにのまれていて、飲料市場で戦っていたと考えていたが実は朝食市場の中で戦っている。
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ネタバレ[ 内容 ]
現代社会の富は「膨大な商品の集積」ではなく、「膨大なブランドの集積」として現れる。
高級品から日用品まで、ブランドではない商品は見つけにくい。
単なる商品名にすぎないブランドが、なぜ価値をもつのか。
そして、究極のブランドとは何か。
ブランドの誕生と成長のダイナミズムを解き明かす価値創造のマーケティング論。
[ 目次 ]
序 ブランドを支えるもの―消費者の欲望か制作者の思いか
第1章 ブランドが支える企業の成長
第2章 ブランドだけがブランドの現実を説明できる
第3章 ブランドの創造的適応
第4章 ブランドの価値論
第5章 ブランドの命がけの跳躍
第6章 消費者とブランド価値
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ネタバレ[ 内容 ]
新しいビジネスモデルが生まれるときに働く知を、「ビジネス・インサイト」と著者は呼ぶ。
この創造的な知は何なのか。
M・ポランニーの「知の暗黙の次元」を手がかりに、ビジネス・インサイトが作用した多くの実例を考察して、ケースを学ぶことで習得できる可能性を探る。
マーケティング研究の第一人者による経営学の新展開。
[ 目次 ]
序章 経営者は跳ばなければならない
第1章 実証主義の経営を検証する
第2章 ビジネス・インサイトとは何か
第3章 知の隠れた力tacit knowing
第4章 ビジネス・インサイトをケースで学ぶ
第5章 ケース・リサーチの可能性
第6章 経営における偶有性 -
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ネタバレ・この本を選んだ理由
当団体での活動において、「人に何かを売り込む」ことについて考える機会は多いと思う。そのため、それを考える際に使うフレームワークを増やしたいと思い、選んだ。
・本の内容の簡単なまとめ
「マーケティング」と言うと、消費者のニーズを調べてそれに合った商品やサービスを提供することだと思いがちだ。しかし、実際の現場では、それを行ってもあまり効果が無く、まさしく神話の様な存在になっている。それは、消費者が自分のニーズを正確に把握できていないということが理由として挙げられる。そのためマーケターは、消費者がどのような文化にのっとって生活をしているのかを理解し、それに合うものを提供してい -
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商品をその性能や価格ではなく、文化的価値を有する「記号」として捉える見方は何も新しいものではありません。
本書が優れているのは、そういった記号論的な商品分析・消費行動分析を「企業側」の目線で行なったという点にあります。
そのあたりはさすがに経営学を修められただけあって、文芸出身によって語られる現代思想にはないリアリティがあります。
当時主流であった、科学的に、論理的に消費行動にアプローチしようというに対して、ボードリヤールのような危うい思想家を引用しつつも果敢に「現場」的であろうとした著者には深い感銘を覚えずにはいられません。
「最新の○○○マーケティング」などと書かれた本を10冊読むよ -
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【感想】
最近の「新書」はパラパラよめるものが多い、活字も大きいようにおもう。
この「岩波新書」はなかなか読みごたえがある。
昔からの新書。『理路整然とした中に、哲学あり。』
ケーススタディのところはわかり易いのだが・・。
【ポイント】
2/「強み伝いの経営は破綻する」
自分が持っている技術、販売網、人材を利用して尺取り虫的に伸ばしていく・・
このやり方は、管理者がいれば十分で、経営者不在でもやっていける。
◆組織管理者ではなく、経営者たるものは「跳ばなければならない」
10/経営者が跳ぶ、そこには経営者が将来の事業について持つところのインサイトがある。
11/キー