メアリーノートンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2025/4/11-2025/4/16
アリエッティの原作。小さい時に読んだことがあるようなないような
ミニチュアの世界観が大好きなので、アリエッティの世界もとても楽しめた。表紙に書いてある絵と描写される部屋の様子が一致していたので、ちょくちょく表紙を見ながら楽しんで読んでいました
なくしたものは小人が持っていったんじゃないかっていうのはかなり夢があるし、私も子どもの頃はそう考えることもあったなぁ(もちろんアリエッティと、そしてこびとづかんのおかげ)
妖怪ウォッチとかも同じ原理で流行ったんじゃないかな。
映画も良かったけど、映像のある映画よりも詳細に床下の暮らしが書いてあって、想像が広 -
Posted by ブクログ
前にアリエッティたちを天井裏に閉じ込めたプラターさんが、再び現れて、お金もうけのために使うために、アリエッティたちを追いかけた。その上、アリエッティたちの家をこわしたり、アリエッティたちが住んでいる教会に、夜しのびこんでつかまえようとしたりした。でも、プラターさんたちが逆に教会の人たちに見つかって、つかまった。ワルのプラターさんがつかまったとき、ぼくは、踊り出したいほどハッピーな気持ちになった。ハッピーハッピー‼ プラターさんは、罰金じゃなくて、国外追放がいいなと思う。
このシリーズは、もうおしまいで、とても悲しい。小人たちが、このまま幸せに暮らせたらいいな。
絵は、白黒なんだけど、風景も小物 -
Posted by ブクログ
文庫本のあとがき(訳者のことば)によれば、この最終話「小人たちの新しい家」はその前の「空をとぶ小人たち」から21年という年月を経たのちに再び書かれた物語なのだそうです。 発表されたのが1982年。 その時には既に「大人」と呼ばれる年代に入っていた KiKi は英文学を学んでいたとは言えども、この作品のことは一切知らず、気にも留めないで過ごしていたことになります。 今にして思えば当時の KiKi は花のお江戸で自由を満喫し、将来に対するさしたる不安も感じることなくコンパだなんだと浮かれていた時代です。 そんな時代にノートン女史はある種の危機感をもってこの物語を描いていたんだなぁと思うと、