佐藤さくらのレビュー一覧
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作中の魔導士が恐れられているとかじゃなく、下賤なものとして虐げられているのはなぜなんだろう。
力を振るえば理不尽な差別をしてくる連中を一捻りに出来そうな力を持っているはずなのに魔導士側が卑屈になっている描写に少し疑問。
この先そこに関して深堀がされることを期待してます。 -
無料版購入済み
これは…よさげ
個人的に嫌いな、マイナー雑誌の、分冊版マンガ。
多くが適当に書かれた作品と言うのが嫌いな理由だが、中には秀作も眠っている。
今作は、佐藤さくらの小説「魔導の系譜」のコミカライズ版。
原作もそれほど有名ではないと思えるが、話はしっかりしており、立場の違いや夢破れた者の気持ちなど、現代社会にも通じるものがある。
マンガとしては、まず絵がキレイ。
主人公は浦沢直樹風で、「MONSTER」の主人公テンマに似ている。
女性キャラも美しく、子供もかわいい。
そして、作品自体も丁寧に書かれている事が感じられ、非常に好感が持てる。
ストーリー的に「先が気になって仕方ない」という -
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みんな格好いいです
登場人物が皆格好良くて好きです。主人公の子ども時代が短かったのが残念。成長していく様子をもっと見ていたかったです。
原作も面白そうで気になります。 -
Posted by ブクログ
新人の方。
ファンタジーで差別について描こうというのは好印象。
欲を言えばその描き方。
これだけ魔導が穢れたモノという概念が浸透している世界で、魔導士がみな一様に「これは差別だ」と気付けるかどうか疑問。
むしろ魔脈を持って生まれた自分を罪に感じるほど、自己否定的に洗脳されていそうなものだ。
そんな世界では、「どうして俺たちは差別されなきゃいけないんだ」という疑問にすぐ至るとは思えないし、「差別する連中はくだらない」などという逆転の発想を被差別側が持つに至るのは、相当苦労するはずだ。
ところが主人公たちがさも当然のように上記の如く語ってしまうので、せっかくの重いテーマが軽く浅く感じられる。