【感想・ネタバレ】見守るもののレビュー

あらすじ

兄冬二と喧嘩別れした朱鷺は、体調を崩し気を失って倒れているところを時藤蓮香という女性に助けられた。目を覚ました朱鷺は、蓮香が何かに呪われていることに気づく。時藤家には一族を守る石が伝わっており、石に選ばれた蓮香は、常に得体の知れないものからの視線を感じるせいで、人付き合いもできず、引きこもって暮らしていたのだ。呪物ならば千蔵家の蔵に収めなければ。朱鷺は蓮香に石の所在を尋ねる。一方、朱鷺の元を去った冬二は、獣医に保護されていた――。呪物を求めて旅をする朱鷺と、獣の姿をした兄冬二の運命を描く、三部作完結。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分に似ていると思うと、ついつい寄り添ってしまう。でも、思いがけない蓮香さんの決心には感心してしまった。私にはできないから。
そして 朱鷺も冬二も珍しい体験大変だったね、お疲れ様でした。チョッピリ面白かった。

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

3冊でサッと完結してくれるのがよい。完結したと言っていいかは知らないけど、人生そんなもんよね、って感じではある。固執するのも才能だよ。

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2022年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

散逸した呪物はたくさんあるから、長々としたシリーズになるのかと思っていたので、ちょっと肩すかし。そもそも論に立ち返り、自らの意志で道を決めるというのは近年の王道か。三部作としては完結だが、再開の可能性も残されている終わり方だった。

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2021年06月20日

Posted by ブクログ

結構短い間にシリーズ3作読んでしまった。伝奇小説やホラーのように重苦しいわけでもドキドキさせられる訳でもないが、逆にスーッと読み切れて楽しめた。
作品世界は、全く違うが、梨木香歩さんの「家守奇譚」とか、森見登美彦さん「夜は短し歩けよ乙女」とかのように、ちょっとした異界が現実に紛れ込む作品です。

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2021年04月11日

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