大石英司のレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
23年1月上梓 台湾の東側の制海権と台湾海峡の制空権は日本の自衛隊と台湾空軍で押さえたが、台湾に上陸した解放軍の第二梯団部隊は依然新竹、桃園、台中を拠点に抵抗を続けていた。本書ではウクライナ戦争を引き合いに出すことによりランドパワーの侵略戦争とシーパワーの侵略戦争の相違点を気付かせてくれる。やはり、補給線が海上にあるということは制空権がないことには制海権が保てず、ロジの視点からと継戦が難しいということに尽きるということではないだろうか。台湾海峡はその点で台湾にとっての生命線とも言える。本巻の後半に4足歩行のロボット兵器が登場するが、ボストンロボティクスや多くの民間企業で災害対策用などで実用化さ
-
-
Posted by ブクログ
22年2月の作品。台湾海峡を渡り中国解放軍2万人が桃園のビーチに殺到した。台湾侵攻の始まりである。しかし、これを予期して対策を講じていた台湾軍は榴弾を浴びせてこれを全滅させる。一方、東沙諸島攻防で当確を表した鬼才、雷炎中佐を要する一個旅団は台北の目と鼻の先の陽明山の上陸に成功するが、そこには東沙諸島で雷炎の前から脱出に成功した台湾海兵隊アイアンフォースが布陣していた。台北市の喉元で繰り広げられる攻防戦は守備側が有利に進むが解放軍も反時計回りで淡水方向から台北を窺うところまで進出を果たした。日本は中国の仕掛けたハイブリッド戦争と滑空弾による攻撃により民意を挫こうとする中国となんとしても台湾防衛戦