大石英司のレビュー一覧
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購入済み
少し残念
最近の大石さんの作品はどうも中途半端で白黒の決着がはっきりさせていないシ-ンが多すぎる傾向がみれる。初期の頃ははっきりと米軍が負ける、北朝鮮軍が負けるシ-ンが描かれていたが、最近はこの作品もそうだが持ちつ持たれつみたいなスト-リになっており、私の想う戦争は兵器の量、質、兵士の練度、目的意識などと情報の収集量と正確さそれに準じた戦略の立案と実行力のある軍隊が勝つのであって、それも紙一重で勝つのではなく、圧倒的な差で勝利するはずで、読む方とすれば最高の兵器を鍛え抜かれた兵士が冷静に状況判断して相手を圧倒し打てゆくスト-リ-でないと読んで不満が残る。最近は特にそう感じます
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ネタバレ 購入済み
頭で追いかけて
今回もサイレントコアのメンツの漫才が炸裂しているのはいいんです・・・。パラレルワールドボイドサイコップウェーイ!呪文(キーワードとも)と舞台の飛びまくりで頭コンガラガッテ。状況を把握するのに一苦労でした。
本来のサイレントコアシリーズの「外伝」とまでは言いませんがインタルード的なエピソードというか。「首相専用機を追え!」の第2弾というか。
本来のサイレントコアのアクションはいったんお休みですね。この本そのものがパラレルワールドかも。
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Posted by ブクログ
サイレント・コア シリーズ
ソ連崩壊時に、ソ連が培養していた天然痘ウイルスが、密かに北朝鮮に売却された。
しかし、北朝鮮ではそのウイルスを安全に取り扱い切ることができず、汚染事故が起こり、遺伝子操作された天然痘ウイルスが、北朝鮮国内に拡がりはじめる。
その殺人ウイルスを、中国、韓国に蔓延させることなく封じ込めるために周辺各国が立ち上がる。
中心となるのは、医療に優れた日本。
しかし、北朝鮮国内では日本に対する敵愾心が強すぎ、安全に防疫活動、治療ができない。
そこで、我らがサイレント・コアが活躍するという、いつもの展開になっていくのだが、いつもながらに大石英司の書く近未来ものは恐ろしい。
それ -
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Posted by ブクログ
ネタバレそれなりに面白く読ませてもらいました。架空戦記にありがちな構成ですが、作者なりの中国観が出ていて、興味深く読みました。今となっては歴史の後智慧で作品の粗も見えてくるのですが、あくまで創作ですからそれはそれでいいです。政治力学や兵器のスペック上の錯誤は、ある程度は許されると考えています。
ただ、文章の質が低いのが気になります。例えば、作中に2度ほど「頭ごなし」という言葉が出てくるのですが、作者はどうもこの言葉の意味を知らないか誤解しているようです。他にも日本語の怪しいところがちょいちょいでてくるのです。作品の世界から、一気に気持ちが引き戻されてしまって残念です。