井上淳哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3巻なので基本構造は割愛。
最初の大事件が落ち着き、次の事件に向けて動き出した巻。
対怪獣の自衛隊組織が・・・といった話。
怪獣災害は、生物が相手ではあるが、巨大なひとつの自然さ意外なわけで。
命のやりとりがそこここで繰り広げられる展開に、目頭が熱くなるシーンも多い。
怪獣を「見える災害」と置き換えて、災害と闘うものたちの姿を表現した作品と捉えられる。
この作品の主人公は、多分二人用意されていて、前巻までは女性主人公の活躍がメインで、今巻辺りから男性主人公の活躍も展開されていった感じ。
大会十位街の布陣的には、主人公サイドが有利すぎなきもする配置な印象だが、そういう組織 -
Posted by ブクログ
突然現れた怪獣の襲来に人類が立ち向かうアクション巨編第2巻。
山本弘が切り開いてシン・ゴジラが押し広げた対怪獣路線な印象。
観察し、行動を分析して対策を講じていく。
現代社会を舞台に自衛隊が動くわけで、国際関係などの政治的な判断も加わる。
ピンチの連続。
小さな解決を繰り返し、安定を見せたところでまたピンチといった、怪獣もののハラハラ巻も完璧に押さえられていて好感。
襲われた客船、たまたま乗り合わせた新任自衛官が奮闘する。
行儀よすぎる印象もなくもないが、平成&令和の幾多の危機を絆で切り抜けた日本人たちなら、こういう団結もあるかもしれない。
人を導き、政治な駆け引き、情報を利 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店で偶然目にして、面白そうと感じて手にしたコミック。
日本近海に突如現れた巨大怪獣。当然のごとくウルトラマンはおらず、科学特捜隊もない日本でこれに唯一対抗できるのは自衛隊。
ゴジラを始めとする怪獣といえば、ただ街を破壊し尽くすだけというイメージだが、この怪獣は人間を捕食するという最凶最悪の生物である。
こんな生物相手に自衛隊の通常兵器で対処できるのか?歯が立たない気がするが、それ以前にこの緊急事態に対する日本政府の混乱、女性首相と閣僚の間の意思の不一致状況を見ると、これで国民を守れるのかと暗澹たる思いになる第1巻である。
ひとり孤軍奮闘する任官前の女性自衛官の姿とは対照的である。