あらすじ
怪獣は現れたが、ヒーローはいない。人類は己の力のみで平和を勝ち取る事ができるか――!? 怪獣の東京出現を受けて、都、警視庁、そして自衛隊特殊災害対策室『TaPs』は駆除作戦に動き出す。しかし、怪獣はなかなか姿を現さず…。“いる”はずなのに見えない脅威に――。
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無料版を拝読。
1巻目からの巨大怪獣の子供の怪獣が東京に上陸して・・・って話ですが。話のノリは「機動警察パトレイバー」の「廃棄物13号」の映画版を彷彿しますな。
この作品、あくまで現行兵器で対応する所が売りで、おかげ様で、「ゴジラ」の様に通常兵器が効かないなんて事が無いのは、面白い所だと思う。これが「廃棄物13号」とか、SF由来の作品なら、残留物から自己再生、自己増殖するパターンだものね~。
Posted by ブクログ
5巻なので基本構造は割愛。
普通の怪獣作品は、さっさと怪獣を出してそこから対峙する姿を描くのが面白いわけだが、この作品はなかなか怪獣が登場しない。
読者視点では、存在することが確定している怪獣が、作中の人物達が認識するまでをじっくり描く。
倒叙スタイルのミステリで、犯人が暴かれるかを見守る緊張感+怪談やホラーで、怪異が出てるのが解っているけどなかなか出てこない怖さに通じる物があり、痺れる。
政治絡みのアレコレも縛られすぎず奔放すぎずの絶妙な加減に拍手。
都内の河川に潜伏した怪獣を探してゆく巻。