井上淳哉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
過去の因縁から現代に蘇る、眷属と呼ばれる妖怪と、巻き込まれて四聖獣の力を使う人間の戦い。
戦いの緊張感というよりは、嫌悪感の方が強い。
敵を倒してもなかなか爽快とは行かない。
現実舞台ではそのようなものかと思うが、巻き込まれ型の主人公にしては、失うものと得られるものがまるで釣り合わず、そのわりにその事への葛藤があまりないのが気にかかる。
目的は今を守ることとしても、失うものが多く過酷すぎる。
青龍は義務感あるとしても、もうすこし、戦闘に対するモチベーションをわかりやすく書いても良かったのでないだろうか。
神器があれば精神的なフォローもされる、を拡大解釈すると、なんでもできそうな気はするが。