秋谷りんこのレビュー一覧
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シリーズ第3弾。
大学院へ通っていた咲笑も修了後にガンの専門看護師の資格も取り、ますます看護師として成長していく。
最初の頃に比べて「思い残し」をなんとかしようと動いていたのも状況をよく見て判断しているなと感じた。
孫に会いたい老婦人をなんとかしようと考えたり、結婚寸前で病に倒れ意識のないままの女性の家族や婚約者に寄り添いながらも奮闘する。
そうしながらも今回は、咲笑自身が検診に引っかかり悩んだり、大学院時代に親しくなった人と医師との2人の男性の思いに揺れ動いたりする。
今後どうなるのか、咲笑の成長を楽しみながら私生活も気になるところである。
さて、2025年残すところあと数時 -
Posted by ブクログ
青葉総合病院の長期療養型病棟に勤める看護師・卯月咲笑は、患者のベッドの近くで人の姿を視る。
幽霊でないのは、その誰かは患者の気にかけている人で生きているようである。
患者の心の声「思い残し」が視えるのは、咲笑のとても大切な人(千波)が亡くなって仕事を休職して復帰してからすぐのことだった。
思い残しは、誰のどんなものても視えるわけではなく、入院直前に患者の心に引っかかったことや気にかかったことが視えるのである。
思い残しが気になりミスがあったときには、命を預かる者としてはあってはいけないことだと気を引き締めて、一層よりよい看護を目指そうと奔走する。
看護師の成長物語ではあるが、「思い残し -
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「ナースの卯月に視えるもの」3冊目。
前巻で通っていた大学院での専門看護師になるための勉強も修了し、常勤に戻って勤務する卯月。相変わらず「思い残し」は視えるが、過剰に語られることがないのは前巻に引き続き。
患者との交流、新人の育成、ペイハラへの対応、噂話や恋バナで盛り上がる同僚とのささやかな息抜きなどなど、看護師たちの日常が描かれる。
いちどきに突発的なことが重なる夜勤の描写や、放置されたあげく転院してきた1か月以上も排便がなかった患者、脳を損傷し植物状態で1年以上眠り続ける患者など結構強烈な症例もあったりするが、あまり深刻ならず淡々と描かれることに救われる。
加納さん夫婦の「タイタニック」