秋谷りんこのレビュー一覧
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私も看護師。今回のお話で特に印象的だったのはプリセプターとプリセプティの関係性。私もプリセプターになった時、悩んだ。自分の思いが相手に上手く伝わらないもどかしさや悲しさを感じる日もあった。でも、プリセプターになったことで自分が1年目の頃を思い出した。1年目の頃、看護師になればテキパキ働けると思っていたのにそんなことなくて悔しい思いや辛い思いを沢山したこと、自分がここまで来るまでにたくさんの人が支えてくれたことを思い出した。そして、プリセプターになることで後輩の良いところを見つめ直したり、知識や技術を磨きなおしたりして成長できたことを思い出した。看護師であっても、人間であり、自身が患者になったり
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Posted by ブクログ
ネタバレ帯に書かれていた 私に聴かせて、あなたの「死にたい」気持ちという言葉に惹かれて、購入した1冊です。
仕事でうまくいかない時に、「私は役立たずだから、生きている価値はないのではないか。」と感じてしまう時もあります。
でも、そんな時に、「もし役に立たなくたって生きていればそれでいい」という言葉を読んで、気持ちが少し楽になって、救われました。
この話を読んで、「自分の心の「核」には、どのようなものがあるのだろう」と、この機会に1度考えてみたくなった作品でした。
続編があったら、読んでみたいなと思う作品でした。
今度は、ベストセラー小説でもある『ナースの卯月に視えるもの』も読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
今回も何度涙を流したか分からない。
看護師になって5年目。
元気になって退院される方もいるし
最後の瞬間に立ち会うこともある。
元気になって退院されたら勿論嬉しい。
逆に最後の瞬間に立ち会った時は
私はちゃんと看護できてただろうか?
あの時の声かけは正しかったのかなぁ?
爪切りしてあげれば良かったなぁ
とか悩むことばかり。
でも
状態が悪くなっていくのを
受容できなくて取り乱してた家族が
最後は涙を流しながら一瞬笑顔で
患者さんに「ありがとう、お疲れ様」って
声をかけてるのを見ると
家族への声かけは良かったのかなぁ
と少し不安が軽くなる。
看護師だって人間だから
最後に立ち会うのは -
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著書の秋谷りんこさんお得意の特異な能力を持つ看護師の物語。
特異な能力といっても宮部みゆきの『クロスファイア』のように「人間火炎放射器」や筒井康隆の『七瀬シリーズ』のような「テレパス」ではない。
主人公の桃井は訪問看護師、訪問先で怪異が見える特異体質をお持ち。
もしかしたら、幽霊が出てくるかもと手に汗握りながら、恐る恐る読み進めた。
案外この特異能力が看護師の仕事に役立っていて便利で捨てたものではない。
元看護師とあって描写もリアリティーがあり、各章の話も在宅医療や介護と近い将来、自分もお世話になるかもしれない身につまされる話ばかりで他人事ではない!
訪問先にはどの家庭にもありそうな問題が -
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タイトルの『人生最高ごはん』。一体全体どんな美味しい「ごはん」が登場するのだろう?と食いしん坊の私には空腹で抗えない引力に引き寄せられるように手に取った作品。
著者の秋谷りんこさんといえば不思議な力を持った看護師を扱った作品が多く、著者が「ごはん小説」描くとどんな物語になるのか、期待と興味で読む前からアドレナリンが出まくりだ。
物語は想像とは裏腹に高級で贅沢な料理ではなく温かな家庭料理。
大晦日に人生どん底にいた主人公・瞳が乃果に連れられ入ったお店で食べたのは「ごま豆乳鍋、玄米ごはんセット」。
まさに「青菜に塩」のように萎れていた瞳の心に乃果の優しい心と美味しいご飯が心と体の芯まで染み渡っ -
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よかったです。
個人的に、1より2のほうが好きでした。
3の人生は長いから、でじわっと心があたたかくなりました。
怪我や病気はなった人にしか気持ちがわからないし、同じ立場だからこそかけられる言葉があって、同じ立場の人から聞くから、響くものがあるよなと思いました。
最後の、未来へとつながる想いは涙なしにはみられませんでした。
患者さんの年齢と、小さい娘がいるという共通点が他人事とは思えず、心が張り裂けそうなくらい揺さぶられてしまいました。
あと何回子供の温もりを感じられるか、というシーンが、もう辛くて切なくて…。
3作目の命の交差点も、続けて読みます!