秋谷りんこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
精神疾患をかかえた人の心の「核」に潜入し、治療をおこなう潜入心理師。日本で初めて人の心に潜入した潜入師で、主人公の憧れの先輩である本城京と、精神科の看護師経験を持つ、同じく潜入師の先輩・蓮まこととともに、今日も患者の記憶のなかへと潜っていく。主人公がこの仕事を志したのには、実は理由があって──。
「ナースの卯月に視えるもの」シリーズが、とても面白かったので、こちらも購入して読んでみました。心の核に触れること、作品の中でもリスクを考えて研究をし直す(その間は心の核に触れて治療に繋げることを一旦止めざるを得なくなる)ことになるんだけど、いつか現実世界でもこんな治療法が出来るようになったりするのかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ心を読む人の物語はあるけれど、
心の奥深くに入り込むお仕事の物語は初めて読みました。もう100年後ぐらいには実現していそうな潜入心理師。
自分で過去を話す分には、少し変えたり隠せたりするけれど、入り込まれてしまうと何も隠せず心の傷が丸裸にされてしまう。
けれどその傷を潜入心理師がほぐして
患者の希死念慮を薄くしてくれる。
こんなお仕事が実際にあったら、救われる人がいるだろうなと思いました。
自分の心の傷に1人で向き合い続けるというのは酷なこと。向き合うことを助けてくれる仕事は素敵だなと思います。
物語で潜入治療は中止になってしまったけれど、続きが読みたい。何十年後かが舞台でもいいので、続きが気 -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯に書かれていた 私に聴かせて、あなたの「死にたい」気持ちという言葉に惹かれて、購入した1冊です。
仕事でうまくいかない時に、「私は役立たずだから、生きている価値はないのではないか。」と感じてしまう時もあります。
でも、そんな時に、「もし役に立たなくたって生きていればそれでいい」という言葉を読んで、気持ちが少し楽になって、救われました。
この話を読んで、「自分の心の「核」には、どのようなものがあるのだろう」と、この機会に1度考えてみたくなった作品でした。
続編があったら、読んでみたいなと思う作品でした。
今度は、ベストセラー小説でもある『ナースの卯月に視えるもの』も読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
シリーズを通して大切に描かれてきた「命に寄り添う看護」が、これまで以上に深く胸に響く作品でした。
患者さん一人ひとりの人生や家族への想い、叶えられなかった願いが丁寧に描かれるエピソードには、やっぱり自然と涙があふれてしまいます。単に悲しいだけではなく、最期までその人らしく生きようとする姿が温かく描かれているからこそ、切なさの奥にある命の温もりに触れることができました。
また、卯月自身が直面する私生活のドラマと成長ぶりも見ごたえがあります。兄夫婦の事情で姪を預かる多忙な日々や、患者家族とのトラブルを抱える恋人の樹を親身に支える場面、そして現場で新しく加わった仲間とともに悩み、支え合いながらナ -
Posted by ブクログ
秋谷りんこ先生は「人間の見えない心の声」を可視化するのが本当に上手い。そして最新作の『桃井ナースはこころも看ます』では、身体だけでなく心まで看てくれちゃう出血大サービス付きだ。
こんなの、間違いなく即買いでしょ。
そもそも、なんで家の中に怪異が現れるんだ!
考えてみたら当然なんだけど、家の中って「自分の素顔」を一番出せる場所なんだよね。
学校とか会社、人間関係、将来への不安。
そういう外では絶対に吐き出せないドロドロした感情が溜まる場所、それが「家」でしょ。そんな「見えない心のSOS」を、家の中に現れる怪異として可視化しちゃう設定が絶妙で、とにかく凄すぎる。
中でも特に刺さったのが、第二章